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2020年1月情報一覧です。

2020/01/31

『アランの戦争』エマニュエル・ギベール氏がアングレーム国際漫画祭で グランプリを受賞!

フランス、アングレーム市で毎年開されている、フランスで最も古い歴史を持つコミックス見本市
アングレーム国際漫画祭で、バンド・デシネ作家で『アランの戦争』の著者エマニュエル・ギベール
氏がグランプリを受賞いたしました。

アングレーム国際漫画祭公式HP
https://www.bdangouleme.com/


9784336052940.jpg『アランの戦争 アラン・イングラム・コープの回想録』
エマニュエル・ギベール/野田謙介 訳
定価 2,750円(本体価格2,500円)
戦争という普通でない状態のなかに普通の日常を見つめ続ける
アランの回想模様。記憶のフィルムを映像化するように描いた
自叙伝バンドデシネ作品の傑作。

2020/01/31

『「神国」の残影』が週刊読書人1/31付で紹介されました。

週刊読書人1/31付で『「神国」の残影』が紹介されました。

評者は民俗学者、作家の畑中章宏氏。
「「海外神社」は日本の敗戦とともにほとんどが廃絶した。現地人による放火や略奪、なかには
 日本人が破却した場合もあったという」
「解説には神社ごとに絵葉書や資料によって、信仰がまだ生きていた当時の写真も添えられる。
 巻頭のカラー写真とこの解説を往復しながら読むことで、読者の問題意識は高まるに違いない。」
「静謐な跡地写真を〈民俗〉を被写体にした日本写真史上の作品群のなかで位置づけ、あるいは
 ソーシャル・ランドスケープ(批評的風景写真)としてどのように評価すべきかなど、本書の刊行
 はさまざまな課題を背負ってもいる」

週刊読書人ウェブ


9784336063427.jpg『「神国」の残影 海外神社跡地写真記録』
稲宮康人・中島三千男 著
定価 8,580円(本体価格7,800円)
大日本帝国時代に創建された「海外神社」の現在――その姿を学校、
公園、ジャングルの朽ちた鳥居と変え、かすかな痕跡を湛える。台湾、
中国、北朝鮮、東南アジア...足かけ10年写真の成果。また最新論考。

2020/01/30

『映画監督 神代辰巳』が週刊新潮1/30号で紹介されました。

週刊新潮1/30号で『映画監督 神代辰巳』が紹介されました。

評者は書評家の東えりか氏。
「この重量に見合う熱量に終始圧倒された」
「神代に関する書籍は驚くほど少ない。それは死後に出された「映画芸術」1995年夏号〈追悼 神代
  辰巳〉が完璧だったせいだと本書を企画した編集者が編集後記で語っている。ならばと、手に入り
  にくいこの雑誌の内容を丸ごと収録し、さらに新しい資料を加えて本書をは制作された。元の「映画
  芸術」の5倍以上のボリュームになっているという」
「日本映画の歴史を辿る貴重な1冊」


9784336065384.jpg『映画監督 神代辰巳』
神代辰巳
定価 13,200円(本体価格12,000円)
『四畳半襖の裏張り』『青春の蹉跌』など日活ロマンポルノの
傑作と70年代日本映画ベスト作をのこした伝説の映画監督の
全貌!初にして決定版、空前絶後のクマシロ大全!

2020/01/30

『ヴィジョン・イン・モーション』お詫びと訂正

『ヴィジョン・イン・モーション』(2019年12月刊)の内容に下記のように誤りがございました。
関係者ならびに読者の皆様に謹んでお詫び申し上げ、訂正いたします。


【p.376 「ラースロー・モホイ=ナジ略年譜」右段】
  誤:1947年 インスティテュート・オブ・デザインがイリノイ工科大学の一部となる
  正:1949年 インスティテュート・オブ・デザインがイリノイ工科大学の一部となる



ラースロー・モホイ=ナジ/井口壽乃 訳
定価 9,460円(本体価格8,600円)
バウハウスの理論的支柱の一人であったモホイ=ナジが、シカゴのデザ
イン研究所における教育活動を経て、より一般的な芸術と生活の関係に
ついて考察を深化させた、デザイン哲学・教育論の記念碑的名著!


2020/01/29

『どこか、安心できる場所で』が各誌で紹介されました。

・本の雑誌2月号
 評者は書評家の林さかな氏。
 「2000年以降に発表された作品という条件のもと、バラエティに富んだ15の短篇が紹介」
 「日本でまだ知られていない作品を質の高い翻訳で紹介する、作り手たちの熱い気持ちも
    伝わってくる」
 「読み手は、文学から海外の文化や歴史等の扉を開く鍵を渡される。知らない世界に分け
    入っていく楽しみがそこにはある」

・MORE3月号
 「カバーを飾る水彩画が、文学という世界の果てしない広がりを予感させる」
 「優しいタイトルに心が安らぐ」


9784336065391.jpg『どこか、安心できる場所で 新しいイタリアの文学』
関口英子、橋本勝雄、アンドレア・ラオス 編
定価 2,640円(本体価格2,400円)
エーコ、タブッキ、カルヴィーノだけじゃない、もっと新しい
イタリアの文学がここにある。本邦初の21世紀イタリア短
篇アンソロジー登場! 13人の作家による15の物語。

2020/01/29

『黄金期イスラームの徒然草』が世界日報1/26付で紹介されました。

世界日報1/26付で『黄金期イスラームの徒然草』が紹介されました。
評者は宗教新聞編集長の多田則明氏。

「著者は12世紀、バグダッドの富裕な商人の家に生まれ、学問を修め、数百冊の著作を残した
  博学の法学者にして熱心な活動家」
「「妻は夫に近すぎて、飽きられることがないようにし、逆に遠すぎて、忘れられないようにしなけ
  ればならない」などのアドバイスは現代にも通じている」
「「最大の敵であり、最大の被害をもたらすのは友人なのである」というのは実体験からであろうか」


9784336065520.jpg『黄金期イスラームの徒然草』
イブン・アルジャウズィー 原著/水谷周 編訳
定価 2,750円(本体価格2,500円)
黄金期イスラームの輝きを伝える珠玉の随筆集。現代日本人に
とっての意味合いを解説。随筆集として肩の凝らない筆致で説
かれ、信仰とは絶対主への愛に尽きるという結論へ。  

2020/01/28

『世界魔法使い画譜』が東京新聞1/26付で紹介されました。

東京新聞1/26付で『世界魔法使い画譜』が紹介されました。

「古今東西の「魔法使い」48例を、幻想挿絵絵画家の著者が厳選し、魅惑的なイラストに仕上げた」
「装丁も凝った箱入り愛蔵版」


三村晴子 著
定価 5,280円(本体価格4,800円)
古より世界に伝わる神話や伝説、神秘のベールに包まれた「魔法使い」
たち。幻想挿絵画家の三村晴子が48名の「魔法使い」を厳選し、美しく
色鮮やかなイラストで現代に蘇らせる。豪華箱入り。



2020/01/27

『いやいやながらルパンを生み出した作家』が週刊読書人1/24付で紹介されました。

週刊読書人1/24付で『いやいやながらルパンを生み出した作家』が紹介されました。

評者は文芸評論家の川本直氏。
「ルブランの決定版伝記は1冊しか存在しない。その本邦初訳が本書である」
「ルパン・シリーズを思わせるスピーディーな簡潔な文体でルブランの人生が描き出されており、
  四百ページを超える大著にもかかわらず、一気に読み通せるほど面白い」
「作品は読まれ、作家はその影に隠れる。これこそが真の作家の有り様だ」



ジャック・ドゥルワール/小林佐江子 訳
定価 3,960円(本体価格3,600円)
世界中で絶大な人気を誇りつづける《怪盗紳士アルセーヌ・ルパン》
の生みの親、モーリス・ルブランの初の伝記。ルパン研究の第一人
者がついに成し遂げた、ミステリ・ファン待望の決定版。

2020/01/24

『イヴのことを少し』が日本経済新聞1/23付で紹介されました。

日本経済新聞1/23付夕刊で『イヴのことを少し』が紹介されました。

評者はファンタジー評論家の小谷真理氏。
「名のみ知られていた20世紀初頭の〈マニュエル伝〉が陸続と刊行」
「古典の魅力が光る」

日本経済新聞電子版


9784336065414.jpg『イヴのことを少し』 〈マニュエル伝〉
J.B.キャベル/垂野創一郎 訳
定価 3,520円(本体価格3,200円)
悪霊に自分の体を貸し、銀の馬に跨り約束の地をめざす赤毛
の若者ジェラルドは、魔術師や美女や英雄たちと出会いなが
ら遍歴の旅を続けていく。人生への深い洞察とユーモアに満
ちた大人のためのファンタジイ。

2020/01/23

『映画監督 神代辰巳』がビッグコミックオリジナル2月号で紹介されました。

ビッグコミックオリジナル2月号で『映画監督 神代辰巳』が紹介されました。

評者は作家、アイドル評論家の中森昭夫氏。
「1970年代は神代辰巳の時代だった」
「神代監督は、女にも男にも異様にモテたそうだ。身なりも気にせず、髪はボサボサ、歯も抜けて、
  決して美男子ではない......でも、色っぽい」
「萩原健一も神代辰巳も傑出した才能だったが、70年代半ばの彼らは、いや、それ以上の存在
  だった」

神代辰巳
定価 13,200円(本体価格12,000円)
『四畳半襖の裏張り』『青春の蹉跌』など日活ロマンポルノの
傑作と70年代日本映画ベスト作をのこした伝説の映画監督の
全貌!初にして決定版、空前絶後のクマシロ大全!

2020/01/22

『終わりなき探求』が各紙で紹介されました。

・西日本新聞1/18付
  評者はアメリカ文学者の千石英世氏。
  「遍歴は実在の地を巡り、歴史的背景もリアルな世界史であるが、物語そのものはファンタジー小説
  のカラーに彩られている。(中略)ラブロマンスには生々しい肉感があり、社交界におけるやりとりに
  はメディア社会への痛烈な皮肉がある」
  「作中、物書きには二種類あるという一節。技巧や描写をこらして、それを使いこなす上手な書き手。
  一方、上手とはいえないが、書かずにはおれない書き手、つまり書く動機が自分自身にある書き手。
  本作はそんな後者の書き手の遺作たる風格がある」

・SUMISEI BESTBOOK 2020.3月号
「著者自身の経験に基づく、地への好奇心や飽くなき探求心、他の文化への理解といった人生のテーマ
 が織り交ぜられている」
「多様化する現代社会においても通用する一つの生き方が見えてくる」


9784336063687.jpg『終わりなき探求』
パール・バック/戸田章子 訳
定価 2,970円(本体価格2,700円)
ノーベル賞作家パール・バック未発表の遺作。作品は1973年に死去す
る直前に書かれ、長らく行方不明。40年後に発見された奇跡の傑作。
天才少年ランドルフが人生の真実と意味を追い求めて旅する成長物語。 

2020/01/21

『「神国」の残影』が各紙で紹介されました。

・毎日新聞夕刊1/16付
「大日本帝国の時代に広くアジア地域に創建された神社に注目し、現在の姿を伝える労作」


・しんぶん赤旗1/19付
「国家神道を精神的支柱としていた、かつての日本がアジア地域を中心に創建した「海外神社」。
  写真と論考で、その歴史をたどります」

定価 8,580円(本体価格7,800円)
大日本帝国時代に創建された「海外神社」の現在――その姿
を学校、公園、ジャングルの朽ちた鳥居と変え、かすかな痕跡を
湛える。アジアを中心とした足かけ10年写真の成果と最新論考。

2020/01/20

『「神国」の残影』『カメラとにっぽん』がCAPA2月号で紹介されました。

CAPA2月号で「神国」の残影』『カメラとにっぽん』が紹介されました。

『「神国」の残影』は著者の稲宮康人氏のインタビューが掲載。
「大日本帝国が侵略し、神社を建立した国には大方行くことができました。(中略)台湾は植民地時
 代をも自分たちの歴史としてとらえるという意味で保存されている跡地もあります。日本時代をど
 うとらえるかで跡地の扱い方が違っています」

『カメラとにっぽん』は注目の一書として紹介されました。
「カメラ史を辿りながら、その一台を愛用した写真家とその活動、作品を紹介」
「名機が歴史に刻まれたのは単に技術的に優れていただけではなく、それらに魅了された写真家が
 いたからだ。本書を読むとそう確信する」

稲宮康人・中島三千男 著
定価 8,580円(本体価格7,800円)
大日本帝国時代に創建された「海外神社」の現在――その姿
を学校、公園、ジャングルの朽ちた鳥居と変え、かすかな痕跡を
湛える。アジアを中心とした足かけ10年写真の成果と最新論考。


9784336063816.jpg『カメラとにっぽん 写真家と機材の180年史』
日本カメラ博物館 編著
定価 2,970円(本体価格2,700円)
日本の写真家とカメラの関係を興味深いエピソードから辿る画期的
ビジュアル・ブック。写真家愛用の機材とその表現、技術の発展から
見た新たなる芸術と産業の歴史。

2020/01/17

『龍蜂集』が各紙で紹介されました。

『澁澤龍彦 泉鏡花セレクション 1 龍蜂集』が各紙で紹介されました。
・日本海新聞1/14付
・河北新報1/15付

「約半世紀ぶりに澁澤の「鑑識眼」に光を当てる今回の企画」
「山尾さんは解説で、澁澤のリストが「数多くの魅力的な謎を孕んでいる」と指摘。鏡花と澁澤の
 「相対する二者の魅惑は互いに響きあい、興趣は尽きない」としている」
「編集を担当した礒崎さんは「澁澤ならではの清新なセレクションを、紙の本ならではの美しい装丁
 と一緒にお楽しみください」」


9784336065452.jpg『龍蜂集』
泉鏡花/澁澤龍彦 編/山尾悠子 解説/小村雪岱 装丁
定価 9,680円(本体価格8,800円)
幻の選集が、半世紀の歳月を経てついに刊行。我が国最高の
幻想作家・鏡花の膨大な作品から、澁澤ならではの鑑識眼が
選び抜いた約50篇を4巻で構成。


2020/01/16

『どこか、安心できる場所で』が各紙で紹介されました。

・信濃毎日新聞1/12付
評者は作家の藤野可織氏。
「これらの短篇の多くが、ときに皮肉に満ちたユーモアを、ときにやるせなさを、ときに激しい怒りを
  持って、この世界が「安心できる場所」ではないことを告発する」
「小説は安心するために読むものではない。むしろこれまで安心だと思っていた場所が安心でない
  ことを暴くのが小説」
「現代のイタリアでその作業が着々と進行していることを知らせてくれる、心強い作品集」

・聖教新聞1/11付
「背後には移民差別や経済格差、性暴力の問題がある。ほかに、排他主義を風刺した作品、LGBT
  (性的少数者)、薬物依存をテーマにした作品も」
「どの物語にも地上に自分の居場所を見いだせない、つらい感情のひとかけらが埋まっていて、私
  たちが生きる「いま」がどんな世界であるかを考えさせる」
「どのように生きても「安心できる場所」があるように。願いを湛えた作品たちだ」


9784336065391.jpg『どこか、安心できる場所で 新しいイタリアの文学』
関口英子、橋本勝雄、アンドレア・ラオス 編
定価 2,640円(本体価格2,400円)
エーコ、タブッキ、カルヴィーノだけじゃない、もっと新しい
イタリアの文学がここにある。本邦初の21世紀イタリア短
篇アンソロジー登場! 13人の作家による15の物語。

2020/01/15

『死者の饗宴』『不気味な物語』が小説推理2月号で紹介されました。

『死者の饗宴』『不気味な物語』が小説推理2月号で紹介されました。


評者はアンソロジストの東雅夫氏。

「鬼気迫る一連の怪奇小説」

「待ち望まれた短編集」(『死者の饗宴』)


「ポーランド幻想文学の巨星」
「翻訳者の芝田文乃とデザイナーのコバヤシタケシと版元による
 息の合った連携プレー」



9784336060655.jpg『死者の饗宴』
ジョン・メトカーフ/横山茂雄・北川依子 訳
定価 2,860円(本体価格2,600円)
20世紀英国怪奇文学における幻の鬼才、知られざる異能の物語作家、

メトカーフ。不安と恐怖と眩暈と狂気に彩られた怪異談・幽霊物語・超自

然小説の傑作を集成する本邦初の短篇集がついに登場!



9784336063328.jpg『不気味な物語』
ステファン・グラビンスキ/芝田文乃 訳
定価 2,970円(本体価格2,700円)
ポーランド文学史上随一の恐怖小説作家グラビンスキ、死と官能が

纏繞する悪夢の狂宴12篇。装画レオナルド・ダ・ヴィンチ《受胎告知

の天使のための左手と腕の研究》/装幀コバヤシタケシ

2020/01/14

『ジャーゲン』がSFマガジン2月号で紹介されました。

SFマガジン2月号で『ジャーゲン』が紹介されました。

評者は書評家、ゲームコラムニストの卯月鮎氏。
「猥褻文書として一度発禁処分を受けたのをきっかけにベストセラーとなったファンタジイ」
「神話が混淆したロマンスであり、ほろ苦い大人のゆきてかえりし物語であり、早すぎた異世界
 ファンタジイのパロディでもある」


J.B.キャベル/中野善夫 訳
定価 3,960円(本体価格3,600円)
行き掛かりに哀れな悪魔を助けた質屋ジャーゲン。返礼にと消された
うるさい妻を仕方なく取り戻す旅に出る。奇想天外な異世界を一流の
口八丁と権謀術数を武器に快進する、愛と冒険の喜劇的ロマンス。



2020/01/14

『忘れられた天才 井上毅』が熊本日日新聞1/12付で紹介されました。

熊本日日新聞1/12付で『忘れられた天才 井上毅』が紹介されました。

評者は前くまもと文学・歴史館長の井上智重氏。
「明治政府にあって井上毅ほど意見具申した男はいない」
「肥後藩の意外な自由闊達な空気が天才井上を誕生させたと思えばうれしくなる」
「毅は西南戦争後の殖産や五高を誘致するなど郷土を思う体温も帯びていた」


井上俊輔 著
定価 3,300円(本体価格3,000円)
幕末の動乱、大久保、伊藤、岩倉の下で憲法・皇室典範・
教育勅語、かつ、政府重要文書多数を起草したその生涯を
示し、天才・井上毅の全貌が明らかに! 

2020/01/10

『龍蜂集』がサンデー毎日1/19号で紹介されました。

サンデー毎日1/19号で『龍蜂集』が紹介されました。

評者は作家の村松友視氏。

「ラインアップからも、今回の編集にたずさわった編集者のしたたかな目論みが伝わってくる」
「このセレクションは"鏡花"のエキスに迫るべしと読者の気分をそそのかす、きわめて戦略的

  な編集になっている」
「"鏡花"という豊饒な札には、まだまだ裏返す余地が残っているのだという、新しい"復権"の

  提唱をもはらんだ刊行」


9784336065452.jpg『龍蜂集』
泉鏡花/澁澤龍彦 編/山尾悠子 解説/小村雪岱 装丁
定価 9,680円(本体価格8,800円)
幻の選集が、半世紀の歳月を経てついに刊行。我が国最高の
幻想作家・鏡花の膨大な作品から、澁澤ならではの鑑識眼が
選び抜いた約50篇を4巻で構成。

2020/01/10

『ジャーゲン』が図書新聞1/18付で紹介されました。

図書新聞1/18付で『ジャーゲン』が紹介されました。

評者は同志社大学文学部教授の下楠昌哉氏。
「『ユリシーズ』が発禁になったころ、ラヴクラフトがプロに成りたてのころ。時経ること百年。その時代
  の空気を味わってみたければ、この本を読むべきだ」
「キリスト教を始めとする伝統ある絶対的権威は茶化され相対化され、性にまつわる妄想を執拗に
  描くことを止めない。これらはまさしく、モダニズムと呼ばれた二十世紀初頭の文学運動が行ってき
  たこと」
「三一頁におよぶ注釈は、間違いなくこの訳書の読みどころの一つ」


9784336065407.jpg『ジャーゲン』〈マニュエル伝〉
J.B.キャベル/中野善夫 訳
定価 3,960円(本体価格3,600円)
行き掛かりに哀れな悪魔を助けた質屋ジャーゲン。返礼にと消された
うるさい妻を仕方なく取り戻す旅に出る。奇想天外な異世界を一流の
口八丁と権謀術数を武器に快進する、愛と冒険の喜劇的ロマンス。


2020/01/09

『映画監督 神代辰巳』が各紙で紹介されました。

・徳島新聞12/24付、長崎新聞12/30付
「スタッフや出演者に愛された"クマさん"の融通無碍な映画術と人柄を濃密に伝える」
「ショーケンは「たった一人の師匠」と仰いだ神代と深く影響し合う存在だった。(中略)ショー
 ケンと前後して逝った内田裕也も、ポルノ作品の主演俳優として神代と過激に共鳴した一人。
 その辺の事情も同書は照らし出し興味深い」
「異彩を放った神代の懐深さを浮き彫りにする1冊」

・佐賀新聞12/31付
「「クマシロ」映画の精神性に真正面から迫る大全」
「女優の宮下順子や脚本家の荒井晴彦ら"神代組"に関わったスタッフによる思い出話も披露」
「佐賀市のミニシアター「CIEMA」の支配人・重松恵梨子さんは「目次には、そうそうたる監督
 や俳優、脚本家の名前が連なっている。そこだけ読んでも、神代辰巳が佐賀が生んだ偉大な
 映画監督かが分かる」と解説」


神代辰巳
定価 13,200円(本体価格12,000円)
『四畳半襖の裏張り』『青春の蹉跌』など日活ロマンポルノの
傑作と70年代日本映画ベスト作をのこした伝説の映画監督の
全貌!初にして決定版、空前絶後のクマシロ大全!

2020/01/09

『世界魔法使い画譜』原画展〈1/13(月)~1/18(土)〉

『世界魔法使い画譜』の著者三村晴子による原画展が開催されます。
世界中の神話や伝説、物語の中で紡がれてきた魅惑の「魔法使い」たち。

小さな頃から、ファンタジーをものづくりの原動力としてきた三村晴子が蘇ら
せた詩的で美麗なその姿が一堂に会します。
是非、お運びください。

◆会期:2020年1月13日(月)~1月18日(土)
◆会場:art space kimura ASK?
       〒104-0031東京都中央区京橋3-6-5木邑ビル2F  
◆開場時間:11時30分~19時(最終日17時まで)
※入場料無料



三村晴子
定価 5,280円(本体価格4,800円)
古より世界に伝わる神話や伝説、神秘のベールに包まれた「魔法使い」。
幻想挿絵画家の三村晴子が48名の「魔法使い」を厳選し、美しく色
鮮やかなイラストで現代に蘇らせる。豪華箱入り。


2020/01/09

『どこか、安心できる場所で』が毎日新聞1/8付で紹介されました。

毎日新聞1/8付で『どこか、安心できる場所で』が紹介されました。
「イタリアの「いま」を映す現代作家13人の小説を編んだアンソロジー」
「テーマも文体も異なる本書の15編が伝えるのは、イタリアの現在地」
「遠く海を隔てた国で生きる人たちと文学で切り結べる幸せを、たっぷりと味わわせてくれる」



9784336065391.jpg
『どこか、安心できる場所で 新しいイタリアの文学』
関口英子、橋本勝雄、アンドレア・ラオス 編
定価 2,640円(本体価格2,400円)
エーコ、タブッキ、カルヴィーノだけじゃない、もっと新しい
イタリアの文学がここにある。本邦初の21世紀イタリア短篇
アンソロジーがついに登場! 



2020/01/08

『映画監督 神代辰巳』がフリースタイル№44で紹介されました。

フリースタイル№44で『映画監督 神代辰巳』が紹介されました。

評者は学習院大学教授の中条省平氏、映画監督の筒井武文氏。


「私にとっての今年のベスト」
「神代に捧げられた本はこれが初めて。でも、待った甲斐があった」
「これまで出た神代に関する読むべき文書をすべて収めたばかりか、未発表シナリオ(『みいら採り猟奇
  譚』!)、そして貴重な写真を無数に見ることができる」(中条省平氏)

「日活ロマンポルノで最もしなやかに最も自由に映画を撮り、限りない解放感を観る者にもたらし、70年
  代日本映画をリードした神代辰巳」
「残された35本の映画を中心に、神代組の証言、批評が立体的に組み合わされ、まるで『市民ケーン』
  のように神代作品の秘密を徹底解明していく」
「この構成だから、神代が撮ったであろう画まで透けて見える。一度は順に読むべし」(筒井武文氏)


9784336065384.jpg『映画監督 神代辰巳』
神代辰巳
定価 13,200円(本体価格12,000円)
『四畳半襖の裏張り』『青春の蹉跌』など日活ロマンポルノの
傑作と70年代日本映画ベスト作をのこした伝説の映画監督の
全貌!初にして決定版、空前絶後のクマシロ大全!

2020/01/08

『近現代日本の民間精神療法』が怪と幽vol.3で紹介されました。

怪と幽vol.3で『近現代日本の民間精神療法』が紹介されました。

評者は文筆家、書評家の門賀未央子氏。

「迷信は科学で解決されてめでたしめでたし、にはならず、精神療法は主に民間レベルで瞬く間に
  オカルトに取り込まれていく」
「日々真偽曖昧な情報に不意打ちされる社会に生きる私たちは、「教養」としてこれらの知識を身に
  つけておいて損はないはず。


9784336063809.jpg『近現代日本の民間精神療法
 不可視な(オカルト)エネルギーの諸相』

栗田英彦・塚田穂高・吉永進一 編
定価 4,400円(本体価格4,000円)
霊術・精神療法は、明治以降に流入したエネルギー概念や心身技法と
伝統的宗教技法が融合して生み出された〈近代化された呪術〉。その
技法と思想の系譜をグローバルな視点からひも解くオカルトヒストリー。



2020/01/07

『僕は偽薬を売ることにした』が文藝春秋1月号で紹介されました。

文藝春秋1月号で『僕は偽薬を売ることにした』著者水口直樹氏のインタビューを
中心に紹介されています。

文春オンライン
https://bunshun.jp/articles/-/20785


9784336063755.jpg『僕は偽薬を売ることにした』
水口直樹 著
定価 1,980円(本体価格1,800円)
製薬会社の研究員だった著者は、今、偽薬を売っている。偽薬が効くからだ。
そのことを突き詰めて考えた時、科学に依拠する現代医療の限界に気づく。
科学の申し子が科学の向こう側を透視した超問題作。



2020/01/07

『世界魔法使い画譜』が産経新聞12/28付で紹介されました。

産経新聞12/28付「装丁入魂」のコーナーで『世界魔法使い画譜』が
本書の装丁をてがけたブックデザイナー川名潤氏のインタビューを交えて紹介されています。
「革のような模様を施し、細かな凹凸がある手触りのよい表紙に金箔加工されたタイトルが、
 不思議な世界へと導く」
「「自分もファンタジーのようなものは好きなので、企画の最初に(本となる)最終段階は
 見えていた。提案したのはこの形だけ。」という自信作」

THE SANKEI NEWS
https://www.sankei.com/life/news/191228/lif1912280011-n1.html


9784336065353.jpg『世界魔法使い画譜』
三村晴子
定価 5,280円(本体価格4,800円)
古より世界に伝わる神話や伝説、神秘のベールに包まれた「魔法使い」。
幻想挿絵画家の三村晴子が48名の「魔法使い」を厳選し、美しく色
鮮やかなイラストで現代に蘇らせる。豪華箱入り。

2020/01/06

『終わりなき探求』が週刊東洋経済新春合併特大号で紹介されました。

週刊東洋経済新春合併特大号で『終わりなき探求』が
翻訳者戸田章子氏へのインタビューを中心に紹介されています。

「老いてなお人生の驚異、人生の意味を求めてやまなかった著者の渇望を見る」
「作家と作家自信を投影した作品、その両方へのリスペクトという位置づけだと思います」
「こうして自分は生きた、たくさんの知見を得てきた、でも知識ではわからないことも最後には残った。
 人生の終章の後にきっと真理がある、と自身の集大成として書いているように私には読める」

東洋経済ONLINE




9784336063687.jpg『終わりなき探求』
パール・バック/戸田章子 訳
定価 2,970円(本体価格2,700円)
ノーベル賞作家パール・バック未発表の遺作。作品は1973年に死去す
る直前に書かれ、長らく行方不明。40年後に発見された奇跡の傑作。
天才少年ランドルフが人生の真実と意味を追い求めて旅する成長物語。



2020/01/06

『高橋 秀+藤田 桜――素敵なふたり』展開催〈~2/24(月・振休)〉

ちょっと心がくすぐられる、生命感あふれる有機的なフォルムの作風で知られる高橋秀は広島県
福山市で生まれ、1961年に安井賞を受賞しました。 藤田桜は東京に生まれ、現在の大妻女子
大学を卒業後、少女雑誌『ひまわり』の編集者として若き日を過ごしました。やがて、ふたりは出
会い、1958年に結婚します。新居を世田谷・弦巻に定め新生活をスタートさせましたが、1960年
代のはじめには日本を離れ、ふたりはイタリアにわたり2004年までの41年間、ローマを暮らしと
制作の拠点としました。 高橋は現代美術作家としてヨーロッパ各地、そして日本でも作品を発表
し、藤田は布貼り絵という独特な表現で、子どもむけ図書の表紙絵や絵本の制作を重ねました。
現在、ふたりは岡山県倉敷市にアトリエを構え、互いに90歳前後となってもなお、 それぞれに作
品の制作を続けています。本展では、この素敵なふたりの歩みと、その創作の軌跡を最近作も
交えてご紹介いたします。 (北九州市立美術館HP)

◆会場:北九州市立美術館
      〒804-0024 福岡県北九州市戸畑区西鞘ヶ谷町21-1
      TEL.093-882-7777  
◆会期:2020年1月4日(土)~2月24日(月・振休)
◆開館時間:9:30~17:30(入場は17:00まで)
◆休館日:毎週月曜日(祝・休日の場合は開館、翌火曜日休館)
◆観覧料:一般 1000円/大高生 600円/小中生 400円

展覧会公式ページ
http://kmma.jp/honkan/exhibition/2019_lovely-couple.html


◎展覧会公式図録◎
9784336063618.jpg『高橋 秀+藤田 桜――素敵なふたり』
高橋秀・藤田桜 画
定価 2,640円(本体価格2,400円)
生命感溢れるフォルムの作風で知られる高橋秀と、布貼り絵
という独特な表現で、子供向け図書の表紙絵や、絵本の制作
を重ねる藤田桜。ふたりが生み出した豊かな作品たちを、そ
の歩みとともに紹介する。


2020/01/04

「ミュシャと日本、日本とオルリク」展開催〈~2/11(火・祝)〉

2020年、日本とチェコの交流100周年を迎えるにあたり、チェコ出身のアルフォンス・ミュシャ
(Alfons Mucha, 1860-1939)とエミール・オルリク(Emil Orlik, 1870-1932)の作品を通して、
芸術分野における東西交流の軌跡を辿ります。
ミュシャは、ジャポニスムに湧く世紀末のパリで、甘美な女性像のポスターを制作し人々を魅
了しました。その評判はすぐさま日本の作家たちに伝わり、絶大な影響をもたらしました。そし
て、版画家のオルリクは、ジャポニスムの潮流にふれて日本への憧れを募らせ、1900年から
翌年にかけて来日しました。浮世絵版画や日本画の技法を習うにとどまらず、日本の美術界
と交流を持ったことが注目されます。
本展では、背景としてのチェコのジャポニスムを紹介するほか、明治・大正期のグラフィック作
品などをあわせて展示します。互いに魅せられ、響きあった作家たちの共演をお楽しみください。
(岡山県立美術館HP)


◆会期:2020年1月4日(土曜日)~2月11日(火曜日・祝日)まで
    ※会期中、展示替を行います
      ・前期:2020年1月4日(土曜日)から1月19日(日曜日)
      ・後期:2020年1月21日(火曜日)から2月11日(火曜日・祝日)
◆会場:岡山県立美術館
       〒700-0814 岡山市北区天神町8-48
       TEL. 086-225-4800   
◆開館時間:9時~17時(1月31日は19時まで開館)
          ・いずれも入館は閉館30分前まで
           ・月曜日休館(祝日の場合は翌火曜日)
◆観覧料:一般1200円/65歳以上1000円/高・大生800円/中学生以下無料

展覧会詳細ページ
https://okayama-kenbi.info/exh-20200104-mucha/


☆展覧会公式図録☆
9784336063175.jpg『ミュシャと日本、日本とオルリク』
千葉市美術館・和歌山県立近代美術館・岡山県立美術館・静岡市美術館 編
定価 2,750円(本体価格2,500円)
アール・ヌーヴォーの旗手アルフォンス・ミュシャと、浮世絵の技法を
学ぶために来日したエミール・オルリク。チェコ出身のふたりのアーティ
ストを軸に、寄せては返す"ジャポニスム″のうねりをたどる。



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