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2021年11月情報一覧です。

2021/11/26

『「探偵小説」の考古学』が図書新聞12/4付で紹介されました。

図書新聞12/4付で『「探偵小説」の考古学』が紹介されました。

評者は文化資源学研究者の藤元直樹氏。
「科学的思考を支柱とした探偵行為に着目して描く創作と需要の系譜は、大衆への科学の浸透、
  伝播の流れを可視化する。本書は文学による科学史という野心的な試みとしても読まれるべき
  であろう」
「本書をガイドに古典ミステリや周辺の作品を手に取ろうという読者のための、メサック特集あるい
  はメサック読本のような形でのメサックと古典ミステリを繋ぐ二次的な文献が企画されても良い
  のではないだろうか」


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レジス・メサック/石橋正孝 監訳
定価 9,680円(本体価格8,800円)
古代に始まる膨大な文献を博捜して描かれる「探偵小説」の成り
立ちの歴史。乱歩が熱いまなざしをそそぎ、ベンヤミンが激しい
関心を向けその『パサージュ論』で引用を繰り返した伝説的大著。



2021/11/25

『黄色い笑い/悪意』がミステリマガジン1月号で紹介されました。

ミステリマガジン1月号で『黄色い笑い/悪意』が紹介されました。

評者は幻想文学研究家、翻訳家の風間賢二氏。
「なによりも語り口が抜群に愉快。奇抜な比喩もさえまくっている。ファンタスティック
  な滑稽小説の逸品」(「黄色い笑い」)
「陰鬱な幻想小説」「読者に〈ためらい〉を喚起させる傑作」(「悪意」)


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ピエール・マッコルラン/中村佳子、永田千奈 訳
定価 4,620円(本体価格4,200円)
奇妙な笑い病のパンデミックがこの世を滅亡させる世界終末論的
疫病小説『黄色い笑い』。マッコルランの最高傑作と絶賛したマン
ドラゴラ幻想小説『悪意』。長編2編を収録。ともに本邦初訳。

2021/11/24

〈スタニスワフ・レム・コレクション〉がヨーロッパ文芸フェスティバル内イベントで紹介されました。

ヨーロッパ文芸フェスティバル内オンライントークイベント11/21配信で〈スタニスワフ・レム・コレ
クション〉が紹介されました。

スタニスワフ・レム生誕100周年にあたる今年は、作家の故国ポーランドで〈レム年〉と制定され
ました。9月にクラクフで国際フェスティバルが開催されたほか、世界各国で「レム100歳の誕生
日に100冊のレムの本を」というプロジェクトが進行中で、日本からは国書刊行会と早川書房が
参加しています。この記念すべき年に、これまで日本語に訳されたレム作品をふりかえりつつ、
今後の翻訳が待たれる作品を紹介します。(ヨーロッパ文芸フェスティバル公式HPより)

本シリーズの訳者のひとりである芝田文乃氏が、レムの日本での受容や今後の展開を中心に、
レムの全貌を紹介しています。
現在はヨーロッパ文芸フェスティバルのfeacebookページで録画がご覧いただけます。

イベント詳細ページ

ヨーロッパ文芸フェスティバル 公式facebookページ
「SF&ファンタジー 第1部:S・レム作品を日本語訳で読む」


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スタニスワフ・レム/関口時正 訳/沼野充義 解説
定価 2,420円(本体価格2,200円)
着陸後に消息を絶ったコンドル号捜索のため琴座の惑星レギスⅢに降り
立ったインヴィンシブル号が発見したのは変わりはてた姿のコンドル号で
あった──ファースト・コンタクト三部作の傑作の原典からの新訳。


2021/11/24

来年刊行予定『うさぎの島』著訳者対談イベント&表題作無料公開

現在開催中のヨーロッパ文芸フェスティバルの中で、来年刊行予定スパニッシュ・ホラー短篇集
エルビラ・ナバロ『うさぎの島』(宮﨑真紀訳)の著訳者対談イベントが、オンラインで開催予定です。

ヨーロッパ文芸フェスティバル「短篇の魅力 第2部」

[登壇者]エルビラ・ナバロ/聞き手 宮崎真紀
◆日時:11月25日(木) 19:30~21:00
[参加方法]オンライン配信(Zoomウェビナーでの配信となります)
          下記URLよりお申込みください。

イベント詳細ページ

また、表題作の「うさぎの島」が期間限定で公開されています。
是非、ご覧ください。


登壇者略歴
エルビラ・ナバロ(Elvira Navarro)
哲学を学ぶ。二部作となる『La ciudad en invierno(冬の街)』(Caballo de Troya, 2007)と『La ciudad 
feliz(幸福な街)』 (Literatura Random House, 2009)、小説『La trabajadora(女性労働者)』(Literatura
Random House, 2014)と中編小説『Los últimos días de Adelaida García Morales 』(アデライダ・
ガルシア・モラレスの最後の日々)(Literatura Random House, 2016)を出版。ハエン小説賞、トル
メンタ賞最優秀新人作家賞を受賞。最新作は『La isla de los conejos(うさぎの島)』(Literatura
RandomHouse, 2019)。2010年、権威ある雑誌「グランタ」により、35歳以下のスペイン語作家ベ
スト22のひとりに選ばれる。2014年、雑誌エル・クルトゥラルで『La trabajadora(女性労働者)』が
その年の小説ベスト10に選ばれる。2019年、バベリア(エル・パイス紙別冊版)で『La isla de los
conejos(うさぎの島)』がその年のベスト・ブック10に選ばれる。2020年、『La isla de los conejos
(うさぎの島)』でアンダルシア批評家賞を受賞し2021年には全米図書賞のロング・リストに載る。
2015年、インプリント『Caballo de Troya』にて編集者として携わる。彼女の作品は英語、フランス語、
スウェーデン語、イタリア語、トルコ語に翻訳されている。

宮崎真紀(Maki Miyazaki)
英米文学・スペイン語文学翻訳家。東京外国語大学外国語学部スペイン語学科卒業。最近の訳書
に、ジョルジャ・リープ『プロジェクト・ファザーフッド:アメリカで最も凶悪な町で「父」になること』(晶
文社)、『花嫁殺し』(ハーパーコリンズ・ジャパン)、スザンナ・キャハラン『なりすまし:正気と狂気を
揺るがす、精神病院潜入実験』(亜紀書房)、ガブリ・ローデナス『おばあちゃん、青い自転車で世界
に出逢う』(小学館)、ビクトル・デル・アルボル『終焉の日』(東京創元社)など。

2021/11/22

【期間限定・WEB公開】図書新聞11/20付掲載〈スタニスワフ・レム・コレクション 第Ⅱ期〉刊行開始記念対談

図書新聞11/20付で掲載されました〈スタニスワフ・レム・コレクション 第Ⅱ期〉刊行開始記念対談が
期間限定で公開されました。

慶応義塾大学名誉教授の巽孝之氏と、本シリーズの翻訳者のひとり芝田文乃氏が、レムとその作
品世界、本シリーズの意義について語っています。
是非、ご覧ください。

図書新聞HP
※1月31日(月)まで期間限定公開


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スタニスワフ・レム/関口時正 訳/沼野充義 解説
定価 2,420円(本体価格2,200円)
着陸後に消息を絶ったコンドル号捜索のため琴座の惑星レギスⅢに降り立った
インヴィンシブル号が発見したのは変わりはてた姿のコンドル号であった──
ファースト・コンタクト三部作の傑作の原典からの新訳。

2021/11/22

『アフター・クロード』がフィガロジャパン1月号で紹介されました。

フィガロジャパン1月号で『アフター・クロード』が紹介されました。

評者は翻訳家、エッセイストの村井理子氏。
「奇想天外、目の覚めるようなアクロバットの連続で、同時に訳者の超絶技巧に唸りっぱなしの1冊」
「迷う間もなくとんでもないスピードで文字が脳内を流れていき、ページが次々とめくられていく」
「読む側の感情を乱暴に揺さぶる究極に削ぎ落された文章、圧倒的なリズム。これが1973年に書か
  れた作品だとは信じられないほど、新鮮で、刺激的な1冊だった」


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アイリス・オーウェンス/渡辺佐智江 訳
定価 2,640円(本体価格2,400円)
あらゆるものに牙を剥き、すべての人間を敵に回す......わきまえない
女ハリエットの地獄めぐりがいま始まる。伝説の作家アイリス・オー
ウェンスの最高傑作にして40年の時を超えて現代を撃つ問題作!


2021/11/22

『真理のことばの物語集 全4巻』が仏教活動家佐藤哲朗氏のYouTubeで紹介されました。

仏教活動家佐藤哲朗氏のYouTubeで『真理のことばの物語集 全4巻』が紹介されました。
「この仏教書がすごい!」のコーナーで、約1時間にわたり詳細に解説してくださっています。

松村淳子『真理のことばの物語集』国書刊行会 全4巻の読みどころ解説|この仏教書がすごい!


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初期仏教最古の詩篇のひとつとされ、古来広く伝承されてきた
『ダンマパダ(真理のことば)』。 そのパーリ語註釈書に説かれ
る、これらの詩句にまつわる物語を原典から全訳。 珠玉の筆致
で語られる、時にウィットに富み時に心が洗われる物語の数々
を、ご堪能あれ!

2021/11/19

【明日開催】武蔵野美術大学×国書刊行会『膠を旅する』公開講座〈11/20(土)〉

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「日本画の伝統素材『膠』に関する調査研究」は、武蔵野美術大学共同研究として2017年に
始まりました。その研究成果は2021年、国書刊行会から出版された書籍『膠を旅する』、およ
び本学美術館にて同名を冠して開催された展覧会に結実しました。本研究では動物資源と表
現における問題にまで踏み込むことで、「膠」を単なる日本画の画材としてだけではなく、表現
の源流にある社会的あるいは身体的問題へと接近するものとして再思考しました。そして展覧
会では来館者の眼前に、ダイナミックにその世界をご覧いただきました。

本公開講座「膠を旅する――これからの表現と社会へ」では、内田あぐり氏や、研究の中心メ
ンバーであった後藤秀聖氏から、書籍や展覧会の目論み、そしてあまり表立って語られてこな
かった企画者の考えや思いを語っていただきます。さらに特別ゲストとして国立西洋美術館館
長の田中正之氏と永青文庫副館長の橋本麻里氏をお招きします。
美術と社会構造を媒介するものとしての「膠」を起点として、私たちが日ごろ目にすることのない
表現の原質を探ることで、これからの表現への考え方、あるいは向き合い方を探ると同時に、
そこから新たに開かれる表現の可能性について議論を深めていきます。
なお本公開講座は、国書刊行会からの『膠を旅する』の出版および武蔵野美術大学市ヶ谷キャ
ンパス講義室のリニューアル記念として開催します(武蔵野美術大学HPより)


※本講座はハイブリッド形式(来場とオンライン配信)での開催となります。

〈武蔵野美術大学×国書刊行会
 公開講座「膠を旅する――これからの表現と社会へ」〉
[登壇者]田中正之(国立西洋美術館館長)
      橋本麻里(ライター、エディター。公益財団法人永青文庫副館長)  
      後藤秀聖(原爆の図丸木美術館学芸員、美学校超・日本画ゼミ講師)
      内田あぐり(画家、武蔵野美術大学名誉教授)

◆日時:11月20日(土) 17時~18時半
◆受講料:無料
◆参加方法:ハイブリット形式(来場+オンライン配信)
        ※来場、オンラインともに要予約
         ◎来場予約 ※満席となりました。
                  会場:武蔵野美術大学 市ヶ谷キャンパス 5階 講義室
                      187-8505東京都新宿区市谷田町1-4                
         ◎オンライン予約 https://peatix.com/event/3033020/view ←受付中

※会場開催につきましては、新型コロナウイルスウイルス感染症対策を講じた上で、開催いたします。
  感染状況によって、オンライン配信のみになる場合がありますこと、ご了承ください。


イベント詳細ページ


[登壇者プロフィール]
田中正之(たなか まさゆき)
1963年東京都生まれ。国立西洋美術館館長。1990年東京大学大学院人文科学研究科修士課程美術
史学専攻修了後、ニューヨーク大学大学院美術史研究所で学ぶ。1996年より研究員として国立西洋美
術館に勤務、「マティス展」(2004年)や「ムンク展」(2007年)などを企画。2007年より武蔵野美術大学
にて教鞭をとり、2011年より4年間、同大学美術館・図書館館長、造形研究センター長を務める。2021
年4月より現職。主な編著に『近代の都市と芸術7 ニューヨーク 錯乱する都市の夢と現実』(竹林舎、
2017年)、『現代アート10講』(武蔵野美術大学出版局、2017年)、主な共著に『西洋美術の歴史8 20
世紀 越境する現代美術』(中央公論新社、2017年)など。

橋本麻里(はしもと まり)
1972年神奈川県生まれ。日本美術を主な領域とするライター、エディター。公益財団法人永青文庫副
館長。主な著書に『日本の国宝100』(幻冬舎、2011年)、『変り兜 戦国のCOOL DESIGN』(新潮社、
2013年)、『京都で日本美術をみる[京都国立博物館]』(集英社クリエイティブ、2014年)、『橋本麻里の
美術でたどる日本の歴史』全3巻(汐文社、2016年)、主な共著に『SHUNGART』(小学館、2015年)、
『北斎原寸美術館 100%Hokusai!』(小学館、2016年)など多数。

後藤秀聖(ごとう しゅうせい)
1985年福島県生まれ。原爆の図丸木美術館学芸員、美学校超・日本画ゼミ講師。2014年文星芸術大
学大学院博士後期課程修了。絵画制作、絵画組成研究として、日本固有の伝統的な絵画材料・素材の
文化史に着目し、特に膠の調査研究に従事。

内田あぐり(うちだ あぐり)
1949年東京都生まれ。画家、武蔵野美術大学名誉教授。1993年第12回山種美術館賞展大賞、2002
年第一回東山魁夷記念日経日本画大賞、2019年神奈川文化賞、2021年第二回JAPA天心賞大賞など
受賞多数。今日まで一貫して「身体」をテーマに、絵画において人間の存在を示すものとは何かという根
源的な問題に向き合う。古典的技法だけにとらわれず先鋭的な表現方法を用いた作品は、現代絵画とし
て新たな日本画の可能性を切り拓き続けている。近年の展覧会に、個展「内田あぐり――化身、あるいは
残丘」(武蔵野美術大学 美術館・図書館、2019年)、「生命のリアリズム:珠玉の日本画」において「特集
展示 内田あぐり」(神奈川県立近代美術館 葉山、2020年)、個展「内田あぐり VOICES いくつもの聲」
(原爆の図丸木美術館、2020年)など。



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内田あぐり 監修
青木茂・上田邦介・金子朋樹・北澤智豊・北澤憲昭・
小金沢智・後藤秀聖・朴亨國・山本直彰 著
定価 4,180円(本体価格3,800円)
古くから絵画をはじめ建造物や工芸品、楽器などの接着剤として世界
中で使用されてきた伝統素材「膠(にかわ)」。 これまで顧みられる
ことの少なかった膠の知られざる歴史を照射する類例のない試み。

2021/11/19

『探偵小説と〈狂気〉』が「日本文学」2021年11月号で紹介されました。

「日本文学」2021年11月号で『探偵小説と〈狂気〉』が紹介されました。

評者は日本文学研究者の小松史生子氏。
「本書は宗教、法律、医学、精神分析、メディアといった領域を、文学テクストの言説の背後に
  在る〈近代〉概念を形成する言説場としてみなし、この領域にまたがる一次資料を広く研究し、
  そこから改めて文学テクストを探偵小説として読み直していくという立場を取っている」
「何が何でも当該テクストを探偵小説として読むという姿勢が明確で面白い」
「本書の魅力は、平明な文章による読みやすさにも求められる」

日本文学協会HP


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鈴木優作
定価 3,850円(本体価格3,500円)
近代は何を狂わせたか――江戸川乱歩・小栗虫太郎・夢野久作ほか、
探偵小説がいかに〈狂気〉を描いたかを読み解き、時代に潜む文化と
制度の裡面、そして文学によってなされた企みを明らかにする文学論。


2021/11/18

『フィリア──今道子』展〈11/23(火・祝)~2022年1月30日(日)〉

写真家・今 道子(こん みちこ 1955- )は、創形美術学校で版画を学び、写真を用いたリトグラ
フなどで非現実的なイメージを追求するなかで、1980年前後から本格的に写真の制作を始め
ました。市場に並ぶ魚や野菜などの食材や、靴や帽子といった日常的なモノを素材にそれらを
組み合わせたオブジェを創り、自然光で撮影して印画紙に焼き付ける独自の手法を用います。
その精緻な構成と詩的喚起力に富んだモノクロームの世界は、最初の写真集『EAT』(1987年)
以来一貫しており、第16回木村伊兵衛写真賞受賞(1991年)をはじめ、国内外で高い評価を得
てきました。
不可思議な関係で結ばれたモノたちが生み出す幻想的なイメージによって、しばしば「異色の
作家」として語られる今道子ですが、作家の眼差しにはひとたび断たれた生命に、束の間、魂
を吹き込もうとする被写体への愛――フィリアが窺えます。
日本の美術館では初めての個展となる本展では、鎌倉を拠点に40年にわたり制作してきた作家
の軌跡を、初期の代表作からメキシコ国立写真美術館での個展(2017年)以降の近作を含む約
100点からたどります。(神奈川県立近代美術館HPより)

〈フィリア──今道子〉展
     〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-8-1
     TEL.0467-22-5000
◆会期:2021年11月23日(火・祝)~2022年1月30日(日)
◆休館日:月曜(1月10日を除く)、12月29日(水曜)~2022年1月3日(月)
◆開館時間:午前9時30分~ 午後5時(入館は午後4時30分まで)
◆観覧料:一般700円/20歳未満と学生550円/65歳以上350円/高校生100円
      ※中学生以下と障害者手帳等をお持ちの方(および介助者原則1名)は無料です。
      ※ファミリー・コミュニケーションの日(毎月第1日曜日:12月5日)は、18歳未満
        のお子様連れのご家族は、割引料金(65歳以上の方を除く)でご覧いただけます。

展覧会公式ページ


◎展覧会公式図録
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今道子 写真/高橋睦郎・中森康文・水沢勉 執筆/朝木由香 編
定価 4,180円(本体価格3,800円)
魚や果物、靴や帽子などを組み合わせた自作のオブジェを自然光で撮影して
幻想的な作品世界を創造する写真家・今道子。木村伊兵衛写真賞を受賞する
など、国内外で高い評価を得てきた作家の決定版写真集。

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今道子 写真/高橋睦郎・中森康文・水沢勉 執筆/朝木由香 編
定価 7,700円(本体価格7,000円)
限定500部。内容は「通常版」と同様です。異なる点は下記の通りです。
・造本(銀紙に箔押し)
・作家の「言葉」を掲載した栞4種入り
・サイン付き

※「特装版」は、弊社オンラインショップ、神奈川県立近代美術館(鎌倉別館、葉山)、PGI、
  蔦屋銀座、その他写真集専門店、Amazonなどでの限定販売になります。


2021/11/17

ポーランド映画際2021で『ソラリスの著者』上映決定!

ポーランド映画際2021でスタニスワフ・レム生誕100年記念上映として『ソラリスの著者』が上映
されます。ユダヤ知識人の家に生まれながらホロコーストを生き延び、SFの世界に新たな地平
を切り拓いたレムの生涯と作品に隠された秘密を探るドキュメンタリー。レムの遺した8ミリ映像、
フィリップ・K・ディックの未公開書簡、レム自身の朗読肉声も披露。

会場となる東京都写真美術館のショップNADiffでは国書刊行会のレム関連書籍&グッズも販売
いたします。
是非、お立ち寄りください!


〈ポーランド映画際2021〉
◆日時:2021年11月20日(土)、11月21日(日)、11月23日(火・祝)、11月27日(土)、11月28日(日)
       10:30~
       ☆『ソラリスの著者』は11月21日(日)14:30~、11月27日(土)16:50~上映となります。
◆会場:東京都写真美術館 ホール
       〒153-0062 東京都目黒区三田1-13-3
       恵比寿ガーデンプレイス内  
◆料金:当日券のみ(座席指定券)
        全席指定/各回定員入替制/立ち見不可/事前予約不可
        一般 1,500円/シニア(60歳以上) 1,100円
        学生、高校生以下、障害者手帳をお持ちの方(介護者2名まで)1,000円
        ※3歳未満のお子様で座席が必要な場合は料金をいただきます。(保護者の膝の上での鑑賞の場合は無料)
        ※各種割引については東京都写真美術館にお問い合わせください。
        ※ご鑑賞当日午前10:00より、その日の全ての上映回について受付を開始いたします。
        ※満席の場合、ご入場をお断りいたしますので、予めご了承ください。
        ※開場は各上映開始時間の10分前を予定しています。

映画際公式ページ(タイムスケジュールなど)


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関口時正 訳/沼野充義 解説
定価 2,420円(本体価格2,200円)
着陸後に消息を絶ったコンドル号捜索のため琴座の惑星レギスⅢに降り立った
インヴィンシブル号が発見したのは変わりはてた姿のコンドル号であった。
ファースト・コンタクト三部作の傑作の原典からの新訳。


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沼野充義 訳
定価 2,640円(本体価格2,400円)
ほぼ全域を海に覆われた惑星ソラリス。その謎を解明すべくステーションに
乗り込んだ心理学者ケルビンのもとに今は亡き恋人ハリーが現れる......。
「生きている海」をめぐって人間存在の極限を描く傑作。


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沼野充義・関口時正・久山宏一・芝田文乃 訳
定価 2,640円(本体価格2,400円)
ポーランドで刊行されたベスト短篇集をもとに『ロボット物語』や泰平ヨン
ものから「マスク」他10篇を集成した新訳アンソロジー。



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沼野充義・深見弾・吉上昭三 訳
定価 3,080円(本体価格2,800円)
偶然受信された宇宙からのメッセージは何を意味するのか。学者たちの論議
をたどりながら認識の不可能性を問う『天の声』と、ナポリで起きた連続怪
死事件をめぐる確率論的ミステリー『枯草熱』。


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久山宏一 訳
定価 3,080円(本体価格2,800円)
任務に失敗し自らをガラス固化した飛行士パルヴィスは、22世紀に蘇生して
太陽系外惑星との遭遇任務に再び志願する。不可避の大失敗を予感しつつ新
たな出発をする「人間」を神話的に捉えた最後の長篇。


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定価 3,630円(本体価格3,300円)
スタニスワフ・レム生誕100周年、〈スタニスワフ・レム・コレクション 第Ⅱ期〉
の刊行開始を記念した特製トートバッグ! 限定生産品。


2021/11/16

〈スタニスワフ・レム・コレクション 第Ⅱ期〉が図書新聞11/20付で紹介されました。

図書新聞11/20付で〈スタニスワフ・レム・コレクション 第Ⅱ期〉が紹介されました。

慶応義塾大学名誉教授の巽孝之氏と、本シリーズの翻訳者のひとり芝田文乃氏との対談形式で、
レムとその作品世界、本シリーズの意義について紹介されています。

また、同紙面で文筆家、ゲーム作家の山本貴光氏による〈スタニスワフ・レム・コレクション 
第Ⅱ期〉『インヴィンシブル』の書評が掲載されています。
「この小説の醍醐味は、なにより異星の旅に同行し、次々と降りかかるトラブルや危機をどう
  乗り越えるのかを見届けるという冒険ものの面白さにある」
「レムが描き出しているのは、サイエンスの原義である「知ること」あるいは「学問」という営み
  そのものだ」
「レムの小説が面白いのは、そうした知識、あるいは学問の限界が示されるところだ」

図書新聞HP
※11月22日より期間限定で特集対談公開予定


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スタニスワフ・レム/関口時正 訳/沼野充義 解説
定価 2,420円(本体価格2,200円)
着陸後に消息を絶ったコンドル号捜索のため琴座の惑星レギスⅢに降り立った
インヴィンシブル号が発見したのは変わりはてた姿のコンドル号であった──
ファースト・コンタクト三部作の傑作の原典からの新訳。

2021/11/16

〈ドーキー・アーカイヴ〉が図書新聞11/20付で紹介されました。

図書新聞11/20付「全集・シリーズ特集」に担当編集者による〈ドーキー・アーカイヴ〉の
紹介が掲載されました。
「「なぜこれほど凄いものが眠っていたのか」と驚く作品がずらりと並んだ鮮烈なラインナップと
  なりました」
「ジャンルを逸脱・超越した作品、何やら得体の知れないものとして今まで見過ごされた作品が
  ようやく純粋に楽しめるようになるのです」



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【最新刊】
アイリス・オーウェンス/渡辺佐智江 訳
定価 2,640円(本体価格2,400円)
あらゆるものに牙を剥き、すべての人間を敵に回す......わきまえない
女ハリエットの地獄めぐりがいま始まる。伝説の作家アイリス・オー
ウェンスの最高傑作にして40年の時を超えて現代を撃つ問題作!

【好評既刊】
知られざる傑作、埋もれた異色作を、幻想・奇想・怪奇・ホラー・SF・ミステリ・自伝・エンターテインメント等
ジャンル問わず、年代問わず本邦初訳作品を中心に紹介する、新海外文学シリーズがついに刊行開始!
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2021/11/15

『死、欲望、人形 評伝ハンス・ベルメール』が朝日新聞11/13付で紹介されました。

朝日新聞11/13付で『死、欲望、人形 評伝ハンス・ベルメール』が紹介されました。

評者は立教大学アメリカ研究所所員の生井英考氏。
「裸形の少女人形のカラー口絵や挿図を多数掲載した本書は、その図版類だけでも、かつての「ブーム」
 と呼ぶべきベルメール人気を覚えている世代を改めて圧倒する。いわんや現代の若者世代をや」
「シュルレアリスム論はとかく自己陶酔におぼれがちだが、訳文は節度よく見通しもよい」

朝日新聞DIGITAL


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ピーター・ウェブ、ロバート・ショート/相馬俊樹 訳
定価 4,950円(本体価格4,500円)
フェティッシュな少女人形――痙攣的な美!ブルトンとバタイユを魅了し、
澁澤龍彥と四谷シモンをとりこにした、イマージュの極北。快楽の彼方へ!
禁断のエロスとタナトスに捧げた一生涯、本邦初評伝。

2021/11/12

『探偵小説と〈狂気〉』が日本近代文学105集で紹介されました。

日本近代文学105集2021年11月号で『探偵小説と〈狂気〉』が紹介されました。

評者は北海道大学大学院文学研究院教授の押野武志氏。
「読者が無自覚に共有していた〈狂気〉をめぐる同時代言説との結託・共犯関係を可視化しつつ、
  深層においてそうした読者を裏切ることで、同時代言説への批評性を獲得するという、文学一般
  には回収されない探偵小説固有のジャンルの優位性が立証されている」
「鈴木氏の一連の論考から触発されるところは多い。戦後という断絶を挟むことなく、戦前期から
  現代の日本ミステリーへと連なる本格探偵小説の系譜が見えてくる」


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鈴木優作
定価 3,850円(本体価格3,500円)
近代は何を狂わせたか――江戸川乱歩・小栗虫太郎・夢野久作ほか、
探偵小説がいかに〈狂気〉を描いたかを読み解き、時代に潜む文化と
制度の裡面、そして文学によってなされた企みを明らかにする文学論。



2021/11/11

『ミュージアムグッズのチカラ』がしんぶん赤旗11/7付で紹介されました。

しんぶん赤旗11/7付で『ミュージアムグッズのチカラ』が紹介されました。
「"博物館におけるミュージアムショップとグッズの役割は?"と質問すると、"余韻を持ち
  帰る""博物館の顔、名刺代わり""「研究者そのもの」のような代弁者"などの熱い回答が」
「博物館と来場者をつなぐ役目も果たすミュージアムグッズは、それ自体が博物館をま
  るごと堪能するための必須アイテムのようです」


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大澤夏美
定価 1,980円(本体価格1,800円)
ミュージアムグッズを、かわいいを楽しみたい、感動を持ち帰りたい、
マニアックを堪能したい、もっと深く学びたいの4つのテーマごとに
紹介した、ミュージアムグッズ愛



2021/11/09

『ピーター・シスの闇と夢』がダ・ヴィンチ12月号で紹介されました。

ダ・ヴィンチ12月号で『ピーター・シスの闇と夢』が紹介されました。
「共産党統治下のチェコスロヴァキアに生まれ、自由を求めてアメリカに亡命した絵本作家」
「絵本原画をはじめとして、国際的な評価を得たアニメーションの原画、公共の場のための
  アートプロジェクトなど、闇と夢が織りなす作品世界を幅広く紹介」


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ピーター・シス 画/柴田元幸 執筆・訳
定価 2,750円(本体価格2,500円)
共産党統治下のチェコスロヴァキアに生まれ、自由を求めてアメリカに
亡命した絵本作家、ピーター・シス。彼が人生をかけてつむいだ、繊細
で詩的な表現にあふれる作品の数々を紹介する日本初の画集。

2021/11/09

『死、欲望、人形 評伝ハンス・ベルメール』が毎日新聞11/3付で紹介されました。

毎日新聞11/3付で『死、欲望、人形 評伝ハンス・ベルメール』が紹介されました。

「人形やデッサンで性への本能的な感覚を表現した作品を年代ごとにふんだんに紹介」
「創作に大きな影響を与えた家族や芸術家との交流、日常、人生観を細やかに描く」
「晩年、より高い評価を得たベルメールの芸術を、著者は「20世紀芸術の中で独特な
 統一性と一貫性を示している」と表す」

毎日新聞HP


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ピーター・ウェブ、ロバート・ショート/相馬俊樹 訳
定価 4,950円(本体価格4,500円)
フェティッシュな少女人形――痙攣的な美!ブルトンとバタイユを魅了し、
澁澤龍彥と四谷シモンをとりこにした、イマージュの極北。快楽の彼方へ!
禁断のエロスとタナトスに捧げた一生涯、本邦初評伝。

2021/11/08

『高原英理恐怖譚集成』が図書新聞11/13付で紹介されました。

図書新聞11/13付で『高原英理恐怖譚集成』が紹介されました。

評者は歌人の石川美南氏。
「諧謔も含羞も交えることなく、ひたすら読者の心身を抉るように残虐の限りを尽くす筆致には、
  ストイックさすら感じる」
「この目を覆いたくなるほど怖い物語に、読者が不思議と郷愁や慰めを感じるのはどうしてだろう」
「理屈や因縁で説明するのではなく、怪異を発現させるための空間を丁寧に作り込むことで、読者
  を自然と奥深くまで迷い込ませる仕掛け」

図書新聞HP



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高原英理
定価 3,960円(本体価格3,600円)
鬼才、高原英理の怪奇恐怖小説を集大成。都市幻想を描く「町の底」
など、伝説的なホラー小説集『抒情的恐怖群』の全7編に、「 闇の司」
「かごめ魍魎」など5編を増補。京極夏彦氏推薦!


2021/11/05

『記憶の図書館』が週刊読書人11/5付で紹介されました。

週刊読書人11/5付で『記憶の図書館』が紹介されました。
本書訳者の垂野創一郎氏と作家、翻訳家の西崎憲氏の対談形式で、「〈人間〉ボルヘスの声を聴く」
として、本書の内容とボルヘスの作品世界について語っています。

読書人WEB


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ホルヘ・ルイス・ボルヘス、オスバルド・フェラーリ
垂野創一郎 訳
定価 7,480円(本体価格6,800円)
ボルヘス、世界文学の迷宮を語る。ポー、カフカ、フロベール、ダンテ、
幻想文学、推理小説----偏愛してやまない作家と作品をめぐる118の
対話集。多彩なテーマは日本、仏教、映画等々までにおよぶ。

2021/11/04

『膠を旅する』が「墨」11・12月号で紹介されました。

「墨」11・12月号で『膠を旅する』が紹介されました。
「大阪、兵庫の皮なめし技術や、軍需で発展した関東の皮革産業地など日本各地を取材」
「失われた膠とその世界をさまざまな表層から多角的に紹介し、未だ知られざるその文化
  の源流に迫る」


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内田あぐり 監修
青木茂・上田邦介・金子朋樹・北澤智豊・北澤憲昭・
小金沢智・後藤秀聖・朴亨國・山本直彰 著
定価 4,180円(本体価格3,800円)
古くから絵画をはじめ建造物や工芸品、楽器などの接着剤として世界
中で使用されてきた伝統素材「膠(にかわ)」。 これまで顧みられる
ことの少なかった膠の知られざる歴史を照射する類例のない試み。

2021/11/01

【本日11/1(月)開催】『ミュージアムグッズのチカラ』大澤夏美氏刊行記念トークイベント

『ミュージアムグッズのチカラ』刊行を記念して、著者大澤夏美氏によるトークイベントがオンラ
インで開催されます。

国内のありとあらゆるミュージアムグッズ、そこから見えてくる様々なジャンルのミュージアムの
魅力を網羅した『ミュージアムグッズのチカラ』。その著者大澤夏美さんが「ミュージアムグッズ
愛好家流のミュージアムの楽しみ方」や制作裏話をお話しします。
皆でミュージアムグッズトークで盛り上がりましょう!


◆日時:2021年11月1日(月) 20:00~
    ※アーカイブ視聴期間 2021年11月15日(月)23:59まで
◆チケット料金:¥1,000
[参加方法]要予約 下記URLよりお申込みください。

イベント詳細


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大澤夏美
定価 1,980円(本体価格1,800円)
ミュージアムグッズを、かわいいを楽しみたい、感動を持ち帰りたい、
マニアックを堪能したい、もっと深く学びたいの4つのテーマごとに
紹介した、ミュージアムグッズ愛溢れる一冊! 藤岡みなみさん推薦。

2021/11/01

『ミュージアムグッズのチカラ』がWEBマガジンhaconiwaで紹介されました。

WEBマガジンhaconiwaで『ミュージアムグッズのチカラ』が紹介されました。

WEBマガジンhaconiwa「週末読みたい本」


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大澤夏美
定価 1,980円(本体価格1,800円)
ミュージアムグッズを、かわいいを楽しみたい、感動を持ち帰りたい、
マニアックを堪能したい、もっと深く学びたいの4つのテーマごとに
紹介した、ミュージアムグッズ愛溢れる一冊! 藤岡みなみさん推薦。

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