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2022年6月情報一覧です。

2022/06/17

大濱普美子さん(『陽だまりの果て』近刊)絵画展がドイツ・フランクフルトで開催

弊社から『たけこのぞう』『十四番線上のハレルヤ』刊行、6月には『陽だまりの果て』が刊行される大濱普美子さんの絵画展がドイツ・フランクフルトで開催されます。大濱さんは現在、ドイツ在住。小説執筆だけでなく絵画やイラストなど、幅広く創作活動をされています。
今回の展示テーマは「水」。大濱さんのウェブサイトでは多彩な創作の一端がうかがえます。


会場:Textor 74(フランクフルト市内)
会期:2022年6月18日~から23日
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『陽だまりの果て』(大濱普美子著)
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〈ないことないこと〉が書き連ねられた物語、この世の裏側に窪んだどこにもない場所。魅惑に溢れた異世界へ――
時空や他己の隔たりを超えて紡がれる、懐古と眩惑に彩られた幻想譚6篇を収録。

〈傾聴ボランティア〉の派遣先で出会った老婦人の作り話とも真実ともつかない昔語りと、主人公の過去現在が絡み合う交感の物語。(「ツメタガイの記憶」)
行きつ戻りつ繰り返される、老人の記憶の窓に映る追想。(「陽だまりの果て」)
老いを意識し始めた主人公が姉御肌の老女と出会い、かけがえのないものを託される。(「骨の行方」)

● 皆川博子さん 推薦!
「表現は静謐でかろやかでさえあるのに、内在するのは深く重い生と衰と死と哀と慈である。
個が認識するものが細やかに巧緻に描かれるとき、一見ありふれた日常が、貌を変える。
現象のうわべに馴染んだ目には異様と映る、それこそが、真実の相であろう。
満ち足りた思いで読了した。」

2022/06/10

「幻想と怪奇」10号にオリヴァー・オニオンズ作品掲載

「幻想と怪奇」10号・特集:イギリス怪奇紳士録 英国怪談の二十世紀(2022年6月刊・新紀元社刊行)にオリヴァー・オニオンズの中編「壁の中の蜂蜜」が掲載されています。


弊社本年刊行『手招く美女 怪奇小説集』で注目が集まっているオニオンズですが、その心理主義的怪談ともいうべき作品の特徴がよく現れている本作にも触れていただければ幸いです。

新紀元社さんのウェブサイト、「幻想と怪奇」10号のページはこちら

『手招く美女 怪奇小説集』 (オリヴァー・オニオンズ著/南條竹則、高沢治、館野浩美訳/中島晶也解説)
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邪悪なものの憑依と精神崩壊の過程を鬼気迫る筆致で描き、ブラックウッド、平井呈一らが絶賛した心理的幽霊譚の名作「手招く美女」。超時間的な幻想譚「幻の船」。エキゾティックな舞台に古代幻想が交錯する中篇「彩られた顔」――など全8篇と、作者がその怪奇小説観を披露したエッセーを収録。英国怪奇小説の黄金時代に精緻な心理主義と怪異描写、斬新なアイデアで新しい地平を拓いたオリヴァー・オニオンズの怪奇小説傑作選。

2022/06/10

「週刊読書人」6月10日号に上野昻志(『黄昏映画館 わが日本映画誌』刊行)✕高澤秀次対談掲載

「週刊読書人」2022年6月10日号(3443号)にこのたび『黄昏映画館 わが日本映画誌』を刊行される上野昻志さんと高澤秀次さん(文芸評論家)の対談が掲載されております。


「週刊読書人」今号pdf版の購入はこちらから。

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50年にわたる日本映画論を集成。練達の案内人(チチェローネ)が誘う異貌の映画史! 
映画評論家上野昻志による50年分の日本映画論を集成。鈴木清順、大島渚、吉田喜重、加藤泰、黒木和雄、川島雄三、山田洋次、北野武、阪本順治などの作品評論を監督別に収録、異貌の映画史を形作る。
蓮實重彦、山根貞男、山田宏一各氏推薦!

2022/06/10

「キネマ旬報」6月下旬号に『ジョン・ウォーターズの地獄のアメリカ横断ヒッチハイク』書評掲載

「キネマ旬報」6月下旬号に『ジョン・ウォーターズの地獄のアメリカ横断ヒッチハイク』(ジョン・ウォーターズ著/柳下毅一郎訳)の滝本誠さん(映画評論家)による書評が掲載されています。


「引用してド変態な魅力を伝えたいが、無難な箇所がない!」
「本文引用はやはりやめておこう。とにかく、フィクション篇、ドライバーのキャラがすごくて、最高と最悪の区別がまるでつかない」

『ジョン・ウォーターズの地獄のアメリカ横断ヒッチハイク』(ジョン・ウォーターズ著/柳下毅一郎訳)
『ジョン・ウォーターズの地獄のアメリカ横断ヒッチハイク』表紙.jpg
ここでなければ、どこへでも――
『ピンク・フラミンゴ』『ヘアスプレー』で知られる伝説のカルト映画監督ジョン・ウォーターズは、66歳にして突如アメリカ横断ヒッチハイクを計画した。
「刺激がほしいんだ!」
2つのフィクション「最高の旅」「最悪の旅」、そしてノンフィクション「現実の旅」で構成された新しいエンターテインメントの誕生。

2022/06/07

日本スラヴ学研究会にてシンポジウム「スタニスワフ・レムとその周辺」開催

日本スラヴ学研究会主催のシンポジウム、「スタニスワフ・レムとその周辺」が開催されます。日本スラヴ学研究会の総会に伴って開催されるもので、参加無料。オンライン (Zoom) からの参加可能です。ぜひ御参加ください。

詳細はこちらから。

*開催日時:2022年6月11日(土)

《タイムスケジュール》

・13:50-13:55 開会挨拶:長與進(日本スラヴ学研究会会長・早稲田大学名誉教授)

・13:55-16:55 シンポジウム:「スラヴ世界のSF Part2 ――スタニスワフ・レムとその周辺」
   司会:貞包和寛(日本学術振興会)  討論者:菅原祥(京都産業大学)
    
     13:55-14:25 芝田文乃(ポーランド語翻訳者)
               「スタニスワフ・レム日本語翻訳史概説」

     14:25-14:55 関口時正(東京外国語大学名誉教授)
               「『インヴィンシブル』の余白に――題、民族、女性、銀河系中心主義、法華経」

     15:05-15:35 富重聡子(一橋大学大学院博士後期課程)
               「映画『イカリエXB1』における「コンタクト」――映像と音の観点から」

     15:35-16:05 若島正(京都大学名誉教授)
               「レムとSF」

     16:15-16:55 討論とリプライ、質疑応答

2022/06/07

『感情の向こうがわ』刊行記念・光岡英稔氏✕名越康文氏トーク&イベント開催

『感情の向こうがわ』刊行記念、光岡英稔氏(武術・武学研究家)と名越康文氏(精神科医・歌手)のトークイベントが開催されます。

*日時:2022年7月14日(木) 18時30分~
*場所:大阪市北区北堀江 

スペシャルゲストに甲野善紀氏と尹雄大氏を迎えて、ワークショップ+Q&Aの時間も。関西方面の方はぜひ御参加ください。

詳細はこちらから。

『感情の向こうがわ』(光岡英稔/名越康文)
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未曽有の社会的混乱のなかでこれからの私たちが生きる道とは――。稀代の武術家と精神科医の対話から見えてくる、一回性の「いま」を生きるために、自分の身体を通してものを考えるための実践的なことばの数々。特別寄稿:甲野善紀氏。

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