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『山の人魚と虚ろの王』が各紙で紹介されました。

更新日:2021/04/14

・山陽新聞4/13付
 著者山尾悠子氏のインタビューを中心に紹介されています。
 「秘密めいた箱入りの装丁が、その独特の世界観を象徴する」
 「着想のきっかけにもなったフランスの画家オディロン・ルドンの版画「夢のなかで 幻視」。
      巨大な眼球の下を男女が走る神秘的な作品で、「新婚旅行の末にこの場面にたどり着くような
      お話を書いてみようと思った」と山尾さん」
 「濃密でな言葉でつむがれる数奇な場面が絡まり合い、過去と現在、夢とうつつはあいまいに」


・北海道新聞4/11付
 評者は文芸評論家の石堂藍氏。
 「独特の幻想世界を切り拓く著者の作品は、語りの技巧において、それほど単純ではない」
 「本書の読み方は、一意には定まらない。現実とは微妙に異なる世界を舞台にした超自然的な
      冒険の物語、それとも夢の記述」
 「ただ味わえと投げ出された幻想的な世界だと見てもよいし、読み解かれるべき象徴に満ちた
      物語だと受け取ってもよい。さまざまな読みを可能にする奥行きの深い作品世界」

 どうしん電子版


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山尾悠子
定価 2,640円(本体価格2,400円)
風変わりな若い妻を迎えた男。 秋の新婚の旅は〈夜の宮殿〉
その他の街を経て、機械の山へ。 圧倒的なイメジャリーに満ち
た驚異と蠱惑の旅のものがたり。
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