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『フルベッキ伝』『ずっとのおうちを探して』など書評

更新日:2022/12/27

・月刊「本のひろば」(キリスト教文書センター)にて『フルベッキ伝』の書評を鈴木範久さん(立教大学名誉教授)にいただきました。

「病気と闘いながら、最後まで宣教師として日本で世を去ったフルベッキの人生と姿とに、改めて思いを深くさせられる一書である」


・「週刊読書人」12月9日号には『ずっとのおうちを探して』の書評。書き手は箕輪さくらさん(宮崎大学講師)。

「単に犬猫の保護施設の話を超えて、VUCAと言われる時代を生きていく現代人にとって、多くの学びに満ちている」


・「母の友」2月号(福音館書店)では編集部だよりに『師任堂の真紅の絹の包み』を取り上げていただきました。


『フルベッキ伝』(井上篤夫 著)
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坂本龍馬や西郷隆盛、高杉晋作をはじめ、明治維新の志士たちが一堂に会して写っているともいわれる「フルベッキ写真」で名高いギドー・フルベッキ。しかしながらフルベッキ本人が果たしてどのような人物であったのか、その詳しい生涯はいまだ謎に包まれたままである。オランダに生まれ、アメリカに渡ったのち、1859年(安政6年)に来日、激動の幕末から明治期に、歴史上に名を残す多くの人物たちと交流を重ね、維新後は岩倉使節団の立案にも携わり、日本の近代化に大きな役割を果たしたその知られざる生涯を、生地であるオランダも含めた、フルベッキゆかりの地での綿密な取材と、新発見・未公開の資料を縦横に駆使して描き出した画期的評伝。



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1860年、ロンドン。犬たちを飢えや虐待から救おうと立ち上がったひとりの女性がいた。世間の偏見と戦いながら設立した動物保護施設――のちの〈バタシー〉は現在も活動を続け、たくさんの犬猫を救っている。
〈バタシー〉と動物保護活動の波乱の歴史を、貴重な写真とともにたどりながら、保護され無事に譲渡された犬や猫たちのエピソードを数多く紹介。〈バタシー〉の物語を通して、動物福祉について改めて考える一冊。




『師任堂の真紅の絹の包み』(クォン・ジエ 著/キム・ミョンスン 訳)
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女性たちの才能は「呪い」であった。朝鮮王朝時代の女流画家師任堂が残した絹の包みに隠された過去とは。「良妻賢母」という儒教社会の束縛から主人公の魂を解き放ち、女性たちの内面の葛藤を描いて話題となった力作を初邦訳。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                       
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