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「週刊読書人」に『コスタリカ伝説集』書評掲載

更新日:2022/08/12

「週刊読書人」8月12日(第3452)号に『コスタリカ伝説集』の書評が掲載されました。
評者は山本伸先生(東海学園大学教授)です。

「自然淘汰の荒波をかいくぐり誰彼ともなく継承されてきた迷信や伝説には、必ず何らかの示唆や教訓、摂理が含まれているはずであり、それらは必然的に人類普遍の本質を抱える。コスタリカの伝説に沖縄文化との類似性まで発見できたことの歓びはじつに刺激的である。本書の出版に感謝したい」

『コスタリカ伝説集』(エリアス・セレドン編/山中和樹訳)
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姫を助けるために灼熱の火山で歌い美しい声を失った小鳥、海から箱に入って流れ着いた不思議なマリア像、ドゥエンデ(小人)やジョローナ(泣き女)、チンゴ・ネグロ(悪魔の黒牛)など個性あふれる妖怪たち――。豊かな自然とスペイン人支配の歴史のなかで生まれ、長く語り継がれてきた中米コスタリカの伝説を、「土地の伝承」「宗教伝説」「怪異譚」の三部構成で紹介。本国で版を重ねる名著の本邦初訳。
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