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「週刊読書人」と「西日本新聞」に『ゴーストランド』書評掲載

更新日:2022/02/15

「週刊読書人」2月4日号に『ゴーストランド』の書評掲載。評者は平野幸彦さん(新潟大学准教授)です。

「本書の読みどころは、主張それ自体もさることながら、個々の対象の詳細を具体的に記録し、そこに隠された歴史を見出し、説得力をもって提示する手際の見事さにあると言えるだろう」

さらに「西日本新聞」2月12日付け読書欄には河野聡子さん(詩人)の書評も掲載されました。

「本書を読んでいると、では日本の幽霊物語にはどんな深層が隠れているのだろうかという問いがむくむくと湧き上がる。私たちは幽霊の物語に何を託し、何を隠しているのだろうか」

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『ゴーストランド 幽霊のいるアメリカ史』(コリン・ディッキー著/熊井ひろ美訳)
アメリカ各地に残る幽霊話は、この国が忘れようとしてきた過去、見捨てられた存在を闇の中から呼び起こす。先住民、魔女裁判、奴隷制、南北戦争、売春宿、精神病院、刑務所、廃工場――幽霊たちがかきたてる恐怖の背後には、アメリカという国が抱える根源的な不安がひそんでいる。全米の有名な幽霊スポットを興味深いエピソードをまじえて紹介しながら、「幽霊の国アメリカ」の深層を描いて話題を呼んだノンフィクション。
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