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「ハヤカワミステリマガジン」にて『「探偵小説」の考古学』紹介

更新日:2022/01/28

「ハヤカワミステリマガジン」3月号「ミステリ・サイドウェイ」にて『「探偵小説」の考古学』が紹介されております。書き手は嵩平何さん。惜しくも急逝されたミステリ研究家・松坂健さんの思い出と絡め、本書の価値を語っておられます。

「この本だけは松坂さんの手で語って欲しかった。ミステリ史を語る上でレジス・メサック『「探偵小説」の考古学 セレンディップの三人の王子たちからシャーロック・ホームズまで』ほど待望の訳業は他にないだろう。乱歩が世界探偵小説史を書く際の指針としたほどの重要な大著で、F・フォスカやA・E・マーチらによる探偵小説史の元ネタとなり、至るところで言及される本でもある」

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レジス・メサック /石橋正孝 監訳
池田潤/佐々木匠/白鳥光/槙野佳奈子/山本佳生 訳

近代性そのものとも言うべき「探偵小説」は、どこに起源を持ち、どのような紆余曲折を経て、ジャンルとしての結晶を見るに至ったのか? 古代に始まる膨大な文献を博捜し、通常の推理小説論では見られないような人名をも援用しつつ描かれる、その成り立ちの歴史。江戸川乱歩が熱いまなざしをそそぎ、ヴァルター・ベンヤミンが激しい関心を向けその『パサージュ論』で引用を繰り返した伝説的大著。
 
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