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『大島渚全映画秘蔵資料集成』記念上映〈~4/23(金)〉

更新日:2021/04/06

1959年『愛と希望の街』で長編映画監督デビュー。社会性に溢れ権力に対峙する作品が注目を集め、
松竹ヌーヴェルヴァーグの旗手と呼ばれたが、1961年松竹を退社。小山明子、石堂淑朗、田村孟、
渡辺文雄らと独立プロ・創造社を設立し、『絞死刑』『儀式』など多くの傑作を送り出した。1973年、創
造社を解散し国際的な映画製作に乗り出した。その第一弾が『愛のコリーダ』である。その後も『戦場
のメリークリスマス』など国際的大作で高い評価を得るが、病気のため長い間製作中断を余儀なくされ
た。その後、不死鳥のように蘇り『御法度』を完成させたが、無念にもそれが遺作となった。享年80歳。
海外での評価は高く、ベルナルド・ベルトルッチ、アレクサンドル・ソクーロフ、テオ・アンゲロプロス、マー
ティン・スコセッシなど、大島を敬愛する映画監督は多い。ゴダールは『映画史』において大島を取り上
げ、本当のヌーヴェルヴァーグの最初の作品は『青春残酷物語』だと記している。昨年から、PFFでは
長年にわたり応募作品を審査し次世代を応援し続けた功績を称えるため、また世界に挑戦する若い監
督を応援するため「大島渚賞」を設立した。(シネマヴェーラHPより)

『大島渚全映画秘蔵資料集成』記念上映〈オーシマ、モン・アムール〉
◆期間:2021年4月3日(土)~4月23日(金)
    〒150-0044 東京都渋谷区円山町1‐5 KINOHAUS 4F
    TEL.03-3461-7703     
◆上映作品:『太陽の墓場(85分/35mm)』
      『悦楽(91分/35mm)』
      『帰って来たヨッパライ(80分/35mm)』
      『少年(97分/35mm)』
      『新宿泥棒日記(96分/35mm)』
      『夏の妹(96分/35mm)』
      『飼育(105分/35mm)』
      『絞死刑(117分/35mm)』
      『儀式(123分/35mm)』
      『KYOTO, MY MOTHER'S PLACE+私のベレット(50分+27分)』
      『愛の亡霊(106分/35mm)』
      『愛と希望の街+明日の太陽(62分+6分/35mm)』
      『青春残酷物語(96分/35mm)』
      『日本春歌考(103分/35mm)』
      『東京戦争戦後秘話(94分/35mm)』
      『御法度(100分/35mm)』
      『マックス、モン・アムール(97分/35mm)』
      『小さな冒険旅行(57分/35mm)』
      『20世紀アワー 大東亜戦争(98分/デジタル)』
      『生きている人間旅行(計50分/デジタル)』
      『レベル5(110分/デジタル)』

〈オーシマ、モン・アムール〉上映スケジュール


また、大島監督の代表作「戦場のメリークリスマス」(1983)、「愛のコリーダ」(76)がデジタル修復、
公開されます。
今回の上映は、大島の監督作品が2023年に国立機関に収蔵される予定であるため、最後の大規模
ロードショーとして企画されたものです。
こちらは順次全国公開予定です。


映画『戦場のメリークリスマス 4K修復版』&『愛のコリーダ 修復版』公式サイト


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大島プロダクション 監修/樋口尚文 編著
予価 9,680円(本体価格8,800円)
各所に秘蔵されていた製作時の未公開・新発見資料や写真類など
を集大成し、本人の回想と詳細な解説で贈る大島映画の根本資料。
戦後日本映画史研究に必備の書。

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