クロワッサン2/10号で『ウィトゲンシュタインの愛人』が紹介されました。
評者は書評家の瀧井朝世氏。
「たった一人になって他者との間に生じる自意識から解放され、未来を計画する必要も
なくなった時、こんな風に思索は広がるのだろうか」
「考え続け、書き留め続けずにはいられない人間の本能的な欲求というものについて、
思いをはせることとなった」
デイヴィッド・マークソン/木原善彦 訳
定価 2,640円(本体価格2,400円)
地上最後の一人の女性が、海辺の家で暮らしながら、終末世界の
「非日常的な日常」をタイプライターで書き綴る......息をのむほど
美しい〈アメリカ実験小説の最高到達点〉。推薦=柴田元幸・若島正。