学会誌「名古屋大学国語国文学」113号で『怪異の表象空間』が紹介されました。
評者は椙山女学園大学准教授の広瀬正浩氏。
「サブカルチャー的なものに対する素朴な興味も共有しつつ、それらを「非科学的」「非現実的」
「妄想的」そして「サブカルチャー的」などと周縁的なものとしてきた人々の認識の枠組みを
「近代」の問題として引き受けるもの」
「怪異が自己認識や他者認識の問題であるならば、科学的な言説の境界にそれが存在している
か否かにかかわらず、あるいはいわゆる「霊感」が強いか否かにかかわらず、あらゆる人々に
とって当事者意識を持ちうる問題となる」
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