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「細江英公写真展  〈第5期 知人たちの肖像〉」開催(2012年4月11日~4月22日)

更新日:2012/04/09

細江英公は1933年生まれ。独自の芸術観を確立。大学卒業後はフリーの写真家として活動し、「リアリズム写真運動」が主流な時代に、より私的で芸術的な表現活動を展開し日本の写真界を牽引。三島由紀夫を被写体として耽美的な世界を表現した《薔薇刑》や、秋田の農村を舞台に舞踊家の土方巽をモデルに撮影した《鎌鼬》など、数々の名作を残す。また作家活動のかたわら、写真学校で教鞭をとり、海外でワークショップを開催するなど写真文化の普及・発展にも寄与し、70年芸術選奨文部大臣賞受賞、98年紫綬褒章授受、07年旭日小授章受章、08年毎日芸術賞受賞など、数々の賞を受賞する。
戦後日本の写真界を牽引し、新たなる挑戦を常に繰り広げてきた細江英公。時代を切り開いていった数々の名作を、是非この機会にご覧下さい。



第5期では〈知人たちの肖像〉と題し、細江の知人や友人などを撮影したポートレイト・シリーズ。作家・批評家でありフランス文学者である澁澤龍彦をはじめ、小説家の稲垣足穂、画家の靉嘔、詩人の高橋睦郎など、時代の先端を行く人々との交流から生まれた作品は、細江が敬愛する作家や芸術家たちの持つ世界観を細江なりに捉えようと試みたシリーズです。思想的背景を重ねガウディのサクラダファミリアを投影し撮影した澁澤龍彦や、作家のアトリエにて撮影した靉嘔や合田佐和子、執筆中の稲垣足穂など、被写体とそれを取り巻く環境(世界)を写し出そうとする試みは、エンバイロメンタル・ポートレイトとも言えるでしょう。

 

 Eikoh Hosoe Photo Exhibition 細江英公写真展 
第5期 〈知人たちの肖像〉



◆会期: 2012年4月11日(水)~4月22日(日)

◆会場:BLD GALLERY (ビー・エル・ディー ギャラリー)
    104-0061
    京都中央区銀座2丁目4番9号 SPP銀座ビル8F

◆交通:・JR山手線/京浜東北線  有楽町駅 徒歩2分
    ・東京メトロ銀座線/日比谷線/丸の内線 銀座駅 徒歩2分
    ・東京メトロ有楽町線  銀座一丁目駅 徒歩2分

◆開館時間: 午前11時~午後7時
      *会期中無休




★国書刊行会より展覧会にあわせて写真集『創世記 若き日の芸術家たち』発売!!
    展覧会場にて先行発売いたします。
    限定生産1500部につき、お早めのご予約・ご購入をおすすめいたします。



細江英公(ほそえ えいこう) Eikoh HOSOE
写真家、清里フォトアートミュージアム館長、東京工芸大学名誉教授。日本写真家協会会員、日本写真協会会員、日本写真芸術協会会員。1933年山形県米沢市生まれ。60年「おとこと女」、63年「薔薇刑」で評価を確立し、69年「鎌鼬」で芸術選奨文部大臣賞を受賞。主な写真集に『おとこと女』、『薔薇刑』、『鎌鼬』、『抱擁』、『ガウディの宇宙』、『死の灰』、『胡蝶の夢 舞踏家・大野一雄』などがある。 98年、一連の作品により紫綬褒章を受章。2003年世界を代表する写真家7人のひとりとして英王立写真協会創立150周年特別記念メダル受章。06年、写真界の世界的業績を顕彰するルーシー賞(米)の「先見的業績部門」を日本人として初受賞。07年旭日小授章を受章。08年毎日芸術賞受賞。09年『鎌鼬 新装普及版』を出版。同年、ルッカ・デジタル・フォトフェスティバル(イタリア)の09年度マスター・フォトグラファーに選ばれ、代表作を写真絵巻・屏風・掛け軸で展示。10年、ニューヨークにてナショナル・アーツクラブ(米)より日本人として初めて第18回写真部門生涯業績金賞を受賞。同年秋、文化功労者に選出される。
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