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真夜中の伝統/夜霧の河岸

ピエール・マッコルラン 著
昼間賢／渋谷豊 訳

マッコルラン・コレクション ３

定価 6,380円（本体価格5,800円）

ISBN 978-4-336-07257-3 / Cコード 0097

名画「霧の波止場」の原作として名高いニヒルな長編「夜霧の河岸」。久生十蘭が「金狼」の藍本としたパリの夜をめぐる暗黒小説「真夜中の伝統」。娼家を舞台にした珠玉の推理短編「赤線地区」の３編収録。

五つの箱の死

カーター・ディクスン 著
山口雅也 製作総指揮
白須清美 訳

奇想天外の本棚 9

定価 2,860円（本体価格2,600円）

ISBN 978-4-336-07408-9 / Cコード 0397

深夜一時、女性に請われるまま、部屋に足を踏み入れたサンダース医師が目にしたのは、食卓を囲んで座る物いわぬ四人の人間であった。不可能犯罪の巨匠の手練れの技が冴える、本格ミステリ黄金時代の傑作。

暗い庭

聖人と亡霊、魔物（ドゥエンデ）と盗賊の物語

ラモン・デル・バリェ＝インクラン 著
花方寿行 訳

定価 3,080円（本体価格2,800円）

ISBN 978-4-336-07515-4 / Cコード 0097

マリオ・プラーツが『肉体と死と悪魔』において言及した数少ないスペイン作家バリェ＝インクラン。Ｗ・Ｂ・イェイツやガルシア=ロルカを想起させる作品など、この世ならぬ場所へと誘う、17の短篇小説。

そして私たちの物語は世界の物語の一部となる

インド北東部女性作家アンソロジー

ウルワシ・ブタリア 編
中村唯 監修

定価 2,640円（本体価格2,400円）

ISBN 978-4-336-07441-6 / Cコード 0097

一九四四年四月、日本軍がやってきた…村の女性と日本軍士官との短いロマンスを描いた「四月の桜」……インド、ヒマラヤ山脈の辺境から届いた現代の寓話。本邦初のインド北東部女性作家アンソロジー。

フランケンシュタインの工場

エドワード・Ｄ・ホック 著
山口雅也 製作総指揮
宮澤洋司 訳

奇想天外の本棚 8

定価 2,860円（本体価格2,600円）

ISBN 978-4-336-07409-6 / Cコード 0397

『フランケンシュタイン』＋『そして誰もいなくなった』!?　現代ミステリの旗手ホックが特異な舞台設定で描くSFミステリ〈コンピュータ検察局シリーズ〉の最終作。本邦初訳。

寝煙草の危険

マリアーナ・エンリケス 著
宮﨑真紀 訳

定価 4,180円（本体価格3,800円）

ISBN 978-4-336-07465-2 / Cコード 0097

カズオ・イシグロ絶賛「今年のベスト・ブック」！　〈文学界のロック・スター〉〈ホラー・プリンセス〉による、12篇のゴシカルな恐怖の祭典がついに開幕!!!【2021年度国際ブッカー賞最終候補作】

ヴィヨン全詩集

宮下志朗 訳
フランソワ・ヴィヨン 著

定価 10,780円（本体価格9,800円）

ISBN 978-4-336-07502-4 / Cコード 0098

中世ヨーロッパ最高の詩人、フランソワ・ヴィヨンの全詩集。『形見分け』『遺言書』『雑詩篇』──全編が待望の新訳なる。みずみずしい訳詩と詳細な註解解説とを合わせた画期的な一巻本。

吸血鬼ヴァーニー 或いは血の饗宴 第一巻

ジェームズ・マルコム・ライマー／トマス・ペケット・プレスト 著
山口雅也 製作総指揮
三浦玲子／森沢くみ子 訳

奇想天外の本棚 7

定価 2,750円（本体価格2,500円）

ISBN 978-4-336-07407-2 / Cコード 0397

ヴィクトリア朝時代のイギリスにおける《ペニー・ドレッドフル》の代表的な作品であり、以後のあらゆる吸血鬼作品や吸血鬼造型の原点ともなったゴシック・ホラー小説の伝説的作品、ついに刊行開始！

ディンマスの子供たち

ウィリアム・トレヴァー 著
宮脇孝雄 訳

ウィリアム・トレヴァー・コレクション

定価 3,080円（本体価格2,800円）

ISBN 978-4-336-05918-5 / Cコード 0397

港町ディンマス、人々は複雑な事情がありながらも平和な生活を営んでいる。しかし一人の少年によって人々の意識に潜む欲望・願望・夢が暴き出されていく。読む者を戦慄させるトレヴァー初期の衝撃作。

火星からの来訪者

知られざるレム初期作品集

スタニスワフ・レム 著
沼野充義／芝田文乃／木原槙子 訳

スタニスワフ・レム・コレクション 7

定価 2,970円（本体価格2,700円）

ISBN 978-4-336-07131-6 / Cコード 0397

『金星応答なし』に５年ほど先立つ、レムの本当のデビュー作とも言うべき本格的SF中篇『火星からの来訪者』ほか、レムがまだ20歳代だった時期に書かれた、いずれも本邦初訳となる初期作品集。