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ヒミツノハナゾノノムコウヘ

秘密の花園の向こうへ

フランシス・ホジソン・バーネットの生涯  

発売日 2024/01/24

判型 A5判   ISBN 978-4-336-07463-8

ページ数 432 頁   Cコード 0023

定価 4,180円 (本体価格3,800円)

内容紹介

今も人気があり、評価高い4冊の児童書、『小公子』『小公女』『秘密の花園』『消えた王子』の作者、フランシス・ホジソン・バーネット(1849-1924)の伝記。
バーネット作品の主人公たちと同様に、バーネット自身も貧困のどん底から名声と称賛と富を手にするまで、運命の大きな転換を経験した。この伝記は、当時まだ数少なかった女性作家の栄光と失意に満ちた波乱の生涯を辿り、成功のもたらす苦悩と、幸せが手からすりぬけていく人生の皮肉を、ドラマティックに共感をこめて描き出す。

著者紹介

アン・スウェイト

英国の著名な伝記作家。ロンドンに生まれ、オックスフォード大学セント・ヒルダズ・コレッジに学ぶ。児童文学の創作と書評、雑誌編集などからスタートし、伝記作家の道を歩みはじめる。5冊の大部な伝記を次々と著わし、いずれも高い評価を受け、数々の文学賞を得る。フランシス・ホジソン・バーネットの伝記はその第一作。『A・A・ミルン その生涯』は1990年度のウィットブレッド伝記文学賞の栄誉に輝いた。この大部な伝記をコンパクトにして、クマのプーさんの二冊の本と二冊の子どもの詩集の成功が、息子との関係にもたらした変化に焦点をあてた『グッバイ・クリストファー・ロビン』(国書刊行会)もある。夫で詩人のアントニー・スウェイト氏とともに1955年に初来日して以来、日本とは長くて深い縁がある。オックスフォード大学文学博士、王立文学協会会員、ロウハンプトン大学(国立児童文学研究センター)名誉会員、イースト・アングリア大学名誉博士。

山内玲子 (ヤマノウチレイコ)

津田塾大学卒業後、アメリカに留学。イギリスに9 年間在住中、ケンブリッジ大学で日本語専任講師。帰国後、英語非常勤講師を経て翻訳家。主訳書に、ブリッグズ『妖精ディックのたたかい』、イェイツ/フィリップ編『妖精にさらわれた男の子――アイルランドの昔話』、ジョーンズ『わたしのねこカモフラージュ』、キングマン『とびきりすてきなクリスマス』、バーネット『秘密の花園』、ラヴェラ『ダーウィン家の人々――ケンブリッジの思い出』(以上、岩波書店)、ウォトキンズ『英国人――田舎に生きる人々』(共訳、秀文インターナショナル)、ブリッグズ『イギリスの妖精――伝承と文学』(共訳、筑摩書房)、スウェイト『グッバイ・クリストファー・ロビン』(共訳、国書刊行会)、『アントニー・スウェイト対訳詩選集』(共訳、松柏社)、共著書に小池 滋ほか『イギリス』(新潮社)。

目次

はしがき・謝辞

1 パーティーの準備 1849~1865年 
2 目的は報酬です 1865~1873年 
3 もっと高い枝の栗の実を求めて 1874~1881年 
4 誰からも愛される人気者 1882~1886年 
5 イギリスの作家たちから感謝される 1887~1889年 
6 死と医者 1889~1892年 
7 社交の世界 1892~1895年 
8 演劇に関する情況 1896~1899年 
9 驚くべき結婚 1990~1907年
10最後の歳月 1908~1924年 

著者 アン・スウェイトAnn Thwaite について 
訳者あとがき 
参考文献 

同じ著者・訳者の作品

グッバイ・クリストファー・ロビン

プーやその仲間の無邪気な世界とあまりに対照的な影と真実。それを知ることで、プーや…


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