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テラトブッキョウノダイカイカク

寺と仏教の大改革

発売日 2009/09/24

判型 四六判   ISBN 978-4-336-05150-9

ページ数 182 頁   Cコード 0015

定価 1,980円 (本体価格1,800円)

内容紹介

まず日本仏教がその本質を失った歴史を明かす。そして真の宗教性を取り戻し蘇るためには大改革が必要だが、葬儀法要への住職心がけ、養生医療など伝統的な寺院仏教の機能回復が急務と力説。

著者紹介

影山教俊 (カゲヤマキョウシュン)

1951年、東京生まれ。
立正大学仏教学部卒、同大学院文学部修士課程修了、南カリフォルニア大学大学院日本校博士課程人間行動学科修了。
「『天台小止観』の心理学的、生理学的研究」で米国カリフォルニア州公認カリフォルニア大学「人間行動科学博士(Ph.D.)」。
遠壽院大荒行堂第五行成満、同副伝師となる。
日蓮宗釈迦寺住職。
著書『仏教の身体技法――止観と心理療法、仏教医学』『寺と仏教の大改革』ほか。

目次

1 現代日本の仏教文化の実態
 ■宗教ごとについて
  日本人の宗教ごとに寄せる気分
  現代の葬儀法要の実態
  新興教団の好感度は低い
  宗教という言葉の意味するもの
  日本人は無宗教か
  宗教教育のあり方
  WHOの健康の意義の改訂
  「宗教的にも健やか」とは
 ■なぜ現代仏教の再生なのか
  現代仏教は宗教ではないのか
  納骨されていない遺骨
  宗教学者の仏教応援歌
  現代仏教の病状
 ■かいま見る現代仏教のいたたまらない世界
  「在家出家」は差別語
  「なにか変だぞ!」
  戒名問題が沸騰
  世界的な経済危機で問題再燃
  葬儀法要の商品化の理由
 ■変節した宗教への感じ方
  お伺いを立てて法衣着用する僧侶
  宗教が蔑まれている
  オウム真理教事件による変化
  困ったときの神頼み
  キリスト教の日本布教の要因
  日本人が日本人でなくなる
 ■現代仏教の変節と日本社会のキリスト教化
  「おくりびと」は仏教崩壊の象徴
  お別れの儀はキリスト教のもの
  法の下の平等は神の下の平等
  葬儀法要の儀式はパフォーマンス
  現代仏教の学問化
  仏教は感性の文化

2 日本人の宗教に寄せる気分の変節
 ■廃仏毀釈に始まる仏教文化の断絶
  僧院仏教から在家仏教へ
  明治維新の神仏分離
  日本仏教は国家挙げての宗教
  神祇官再興による仏教弾圧
 ■寺院社会の経済的危機と葬式仏教
  社寺領の国有地化で大打撃
  葬儀の大規模化
  「家」を中心とする祭祀相続の檀家制度へ
  葬儀法要の商品化とニーズの多様化
 ■仏教の宗教的な崩壊の始まり
  肉食妻帯勝手たるべし
  出家の否定、職業としての僧侶へ
  「肉食妻帯」日蓮宗の対応
  「肉食妻帯」曹洞宗の対応
  「肉食妻帯」浄土真宗の対応
 ■寺院社会の解体が始まる
  神仏合併大教院の設立
  寺院社会の急激な解体
 ■仏教の学問的な再編成と仏教文化の致命的な状況
  寺院仏教から学問仏教へ
  各宗派独自の大教院制度へ
 ■伝統教団における伝統性
  仏教文化は断絶している
  戦時下の宗教弾圧
  本末関係の解消
  戦後の寺院はまさに会社運営
 ■明治時代以前の僧侶や寺院の役割
  葬儀法要に込められた庶民の切なる思い
  日蓮宗の祈修法の歴史
  僧侶や寺院が担ってきた癒しの実際
 ■寺社の養生医療を禁じた弊害
  信仰と医療が支えあいながら機能
  寺社の養生医療の実状
  医療と信仰の分離
  ご利益信心への変節
 ■仏教文化の断絶が明らかになってわかること

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