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〈スタニスワフ・レム・コレクション〉第Ⅱ期刊行開始!

更新日:2021/08/25

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第Ⅰ期完結から4年。
スタニスワフ・レム生誕100年を迎え、〈スタニスワフ・レム・コレクション〉第Ⅱ期を刊行いたします。

人間と地球外存在との遭遇をテーマに世界のSFの新たな地平を切り拓いたポーランドの作家スタニスワフ・レム。サイバネティックス、量子力学から、進化論や言語学などの最先端の理論をふまえて構想され、SFのみならず、現代文学のあり方を模索しながら数々の傑作を世に問うてきた作家の代表作を集成し、全貌に迫る作品集、待望の第Ⅱ期。


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Stanisław Lem in 1966, courtesy of his secretary, Wojciech Zemek.

スタニスワフ・レム
Stanisław  Lem
1921 年、旧ポーランド領ルヴフ(現在ウクライナ領リヴィウ)に生まれる。クラクフのヤギェロン大学で医学を学び、在学中から雑誌に詩や小説を発表し始める。地球外生命体とのコンタクトを描いた三大長篇『エデン』『ソラリス』『インヴィンシブル』のほか、『金星応答なし』『泰平ヨンの航星日記』『宇宙創世記ロボットの旅』など、多くのSF 作品を発表し、SF 作家として高い評価を得る。同時に、サイバネティックスをテーマとした『対話』や、人類の科学技術の未来を論じた『技術大全』、自然科学の理論を適用した経験論的文学論『偶然の哲学』といった理論的大著を発表し、70 年には現代SF の全2 冊の研究書『SF と未来学』を完成。70 年代以降は『完全な真空』『虚数』『挑発』といったメタフィクショナルな作品や文学評論のほか、『泰平ヨンの未来学会議』『泰平ヨンの現場検証』『大失敗』などを発表。小説から離れた最晩年も、独自の視点から科学・文明を分析する批評で健筆をふるい、中欧の小都市からめったに外に出ることなく人類と宇宙の未来を考察し続ける「クラクフの賢人」として知られた。2006 年に死去。



〈スタニスワフ・レム・コレクション〉第Ⅱ期
 Dzieła wybrane Stanisława Lema

全6巻+別巻1
四六判変型/上製カバー/平均400頁
装幀:水戸部功


【第1回配本】
Niezwyciężony 

2021年9月下旬刊行予定
2420円(10%税込)
関口時正=訳

着陸後に消息を絶ったコンドル号捜索のため琴座の惑星レギスⅢに降り立ったインヴィンシブル号が発見したのは、廃墟と化した《都市》と、砂漠にめり込んでそそり立つ変わりはてた姿のコンドル号であった。『エデン』『ソラリス』からつらなるファースト・コンタクト三部作の傑作の原典からの新訳。旧邦題『砂漠の惑星』。【新訳】



【以降続刊】

『火星からの来訪者──知られざるレム初期作品集』
Człowiek z Marsa

[収録作品]
 火星からの来訪者 Człowiek z Marsa  芝田文乃=訳
 ラインハルト作戦 Operation Reinhardt  木原槙子=訳
 異質 Obcy 木原槙子=訳
 ヒロシマの男 Człowiek z Hiroshimy  沼野充義=訳
ドクトル・チシニェツキの当直 Dyżur doktora Trzynieckiego  木原槙子=訳
 青春詩篇 Wiersze młodzieńcze  沼野充義=訳

幻のSF処女作「火星からの来訪者」を始めとして、「ヒロシマの男」ほか、第二次世界大戦前後の国内外を舞台とした非SF現代小説、そして若き日に書いた抒情詩など、作家としてのデビュー作とされる『金星応答なし』以前の1940年代後半に発表された、知られざる初期レムの姿を示す作品集。日本オリジナル編集。【本邦初訳】


『マゼラン雲』
Obłok Magellana

後藤正子=訳
32世紀の地球。高度な科学技術的発展を成し遂げ、繁栄する人類は、ついに史上初の太陽系外有人探査計画に着手、宇宙航海を夢見る青年医師は、巨大探査船ゲア号の一員となり、遥かなる未知の空間へと踏み出して行く──旧共産圏以外では初めての翻訳となる、若きレムが描く壮大な冒険の物語。映画『イカリエ-XB1』原作。【本邦初訳】



『捜査/浴槽で発見された手記』
Śledztwo/Pamiętnik znaleziony w wannie

[収録作品]
 捜査 Śledztwo  久山宏一=訳
 浴槽で発見された手記 Pamiętnik znaleziony w wannie  大野典宏=訳

冬のロンドンで続発する死体消失事件。スコットランド・ヤードが捜査を開始するが、事件は次第に奇怪さと不穏さを増してゆき...(『捜査』)。地球上のあらゆる紙がウイルスによって分解され、文明の記録が消え去ってしまってから200年後、遺跡の浴槽で一冊の手記が発見される(『浴槽で発見された手記』)。ミステリの体裁をとった不条理小説ともいうべき2つの異色作。【新訳】



『電脳の歌』
Cyberiada

沼野充義=訳

[収録作品]
 七つの旅 Siedem wypraw Trurla i Klapaucjusza ♦
 世界はいかに無傷で残ったか Jak ocalał świat ♦
 トルルルの機械 Maszyna Trurla ♦
 大いなる殴打 Wielkie lanie ♦
 ゲニアロン王の3つの物語る機械のおとぎ話 Bajka o trzech maszynach opowiadających króla Genialon  
 ツィフラーニョの教育 Edukacja Cyfrania  

諧謔と風刺、パロディ、言語遊び、文明論的批評などに満ちた愉快な作品集『宇宙創世記ロボットの旅』。邦訳版刊行後に書き継がれた作品を精選増補した本巻によって、連作の全体像を初めて示す。全能のロボット宇宙建造師トルルルとクラパウツィウスは、中世の騎士のごとく宇宙を隅から隅まで旅し、行く先々での見聞を記録してゆく。旧邦題『宇宙創世記ロボットの旅』。
は本邦初訳、♦は新訳】



『地球の平和』
Pokój na Ziemi 

芝田文乃=訳
地球上の兵器システムをすべて月に移送し、軍拡競争をAI任せにした人類であったが、月面での兵器の進化がその後どうなっているのか皆目わからない。地球から送られた偵察機は謎の攻撃を受けて破壊されてしまう。そこで泰平ヨンが極秘の偵察に赴くのだが......。〈泰平ヨン〉シリーズの最後の作品であり、レムの最後から二番目の小説。【本邦初訳】



〈別巻〉
『レムかく語りき』
(聞き手スタニスワフ・ベレシ)
Tako rzecze Lem (Lem with Stanisław Bereś)
 
沼野充義=監訳 西野常夫・後藤正子・木原槙子=訳
生い立ちから創作過程、文学観、政治情勢から文明論、人類の未来など、あらゆるテーマについて縦横無尽に語るレム。文芸批評家のスタニスワフ・ベレシ(ヴロツワフ大学教授)が聞き手となって行った連続インタヴューをまとめた、レムの創作過程と思想を知るために決定的に重要な一冊。【本邦初訳】





◆シリーズ案内リーフレット◆
 ラインナップ詳細や監修者の沼野充義氏の「刊行によせて」を収録した
カラーリーフレットを作成いたしました。
 第1回配本『インヴィンシブル』に挟み込まれているほか、フェア書店店頭でも配布予定です。
 ダウンロードも可能です→https://www.kokusho.co.jp/catalog/9784336071347.pdf

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〈スタニスワフ・レム・コレクション 第Ⅱ期〉表.jpg

〈スタニスワフ・レム・コレクション 第Ⅱ期〉中.jpg



◆刊行開始記念フェア◆
 スタニスワフ・レム生誕100周年&〈スタニスワフ・レム・コレクション〉第Ⅱ期刊行開始を記念して、
書店フェアを開催予定です。
第Ⅰ期の全6冊に加え、ロングセラーの『虚数』『完全な真空』もラインナップ予定。
カラーリーフレットも店頭にて配布いたします。
フェア開催店舗は決まり次第随時お知らせいたします。


◆刊行開始記念 特製グッズ◆
上記にあわせて、特製グッズを発売いたします。
書店店頭の他、小社HPでも販売予定です。
特製グッズの詳細、販売店舗は決まり次第随時お知らせいたします。
発売時期は第1回配本『インヴィンシブル』の発売と同時期となります。
どうぞお楽しみに!



〈スタニスワフ・レム・コレクション〉第Ⅰ期
(全6巻)

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