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メイジ・タイショウ・ショウワ メダルゼンシ

明治・大正・昭和 メダル全史

藤井明

発売日 2024/10/23

判型 B5判   ISBN 978-4-336-07620-5

ページ数 256 頁   Cコード 0621

定価 13,200円 (本体価格12,000円)

内容紹介

はじめてのメダル図鑑!

手のひらに載せれば心地よい金属の重みと質感を湛える、美しき世界――
明治初めに誕生し、大正に一大ブームを迎えるメダル。
オリンピック、高校野球、箱根駅伝、内国博覧会、皇室のご即位・ご成婚、従軍記章、創立記念、あるいはグリコのおまけ……
多種多様のメダルが製造され、なかには畑正吉、日名子実三、朝倉文夫、あるいは岡本太郎など美術家が関わりユニークで芸術性の高いものもある。
賞牌、勲章、記章、コインの類義語としてこれまであいまいにされてきた存在を、約280点のメダルと豊富な資料により、日本の近代化とともに歩んだ歴史と美術的価値を与えて詳らかにする、初のメダル集成。

著者紹介

藤井明 (フジイアキラ)

1968年石川県生まれ。青山学院大学大学院文学研究科史学専攻修了。近現代彫刻専門。小平市平櫛田中彫刻美術館学芸員として、『佐藤朝山展』『仏像インスピレーション』『メダルの魅力』(東大比較文學会CatalToオリンピック文化プログラム賞受賞)などを企画。著書に『近代日本彫刻集成』(共著、国書刊行会)、編著に『中村傳三郎美術評論集成』(国書刊行会)、『平櫛田中回顧談』(中央公論新社)など。千葉県美術館資料審査委員会(彫塑部門)委員のほか、武蔵野美術大学と放送大学で非常勤講師も務める。

目次

[プロローグ]メダルとは何か
 ようこそメダルの世界へ/メダルの名称

i章 メダル事始
 1. 日本メダル前史
 2. メダルのはじまり
 3. 徽章業の誕生と発展
 §コラム1 西洋のメダル

ii章 活用されゆくメダル
 1. 博覧会のメダル——文明開化のかがやき
 2. 皇室の祝賀
 3. 学校のメダル——「皆さん勉強なさい メダルを上げます」
 4 .会社・店舗のメダル
 5. 啓発のメダル
 §コラム2 初期デザインと様式

iii章 メダルブームの到来
 1. 航空のメダル——大空に賭けた夢のかけら
 2. スポーツのメダル——ああ栄冠は君に輝く
 3. 活気づく徽章業
 4 .コレクターの出現
 5. 子どもたちの憧れ
 6. メダル事件簿
 §コラム3 オリンピックのメダル

iv章 彫刻家とメダル
 1. メダルと彫刻
 2. 岩村透と畑正吉
 3. 日名子実三と構造社
 4. その他の作家たち
 5. 肖像メダル
 §コラム4 ノーベル賞のメダル

v章 戦争とメダル
 1. 戦時下のメダル
 2.「桃太郎さがし」とメダル
 3. 戦時下の徽章業
 4. 今日のメダル
 §コラム5 メダルコレクターの素顔

[エピローグ]ふたたびメダルとは何か

主要参考文献/掲載図版一覧

明治・大正・昭和 メダル全史


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