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ソコクトウタウィリアムバトラーイェイツ

祖国と詩:W・B・イェイツ

発売日 2019/08/06

判型 A5判   ISBN 978-4-336-06374-8

ページ数 572 頁   Cコード 0098

定価 5,280円 (本体価格4,800円)

内容紹介

二〇世紀の英語圏で最も偉大と評価される詩人、W・B・イェイツ。アイルランドの歴史の最も重要な一時代を生き、祖国の変貌する姿をうたい続けた詩人の驚異的人生を一冊に収めた本邦初の本格的伝記。

著者紹介

杉山寿美子 (スギヤマスミコ)

M.Phil in English(レスター大学)、文学博士(関西学院大学文学部)、信州大学教養学部講師・助教授(1982-1995)、関西学院大学文学部教授(1995-2015)。著書に『アベイ・シアター 1904-2004』(研究社、2004)、『レイディ・グレゴリ アングロ・アイリッシュ一貴婦人の肖像』(国書刊行会、2010)、『モード・ゴン 1866-1953 アイルランドのジャンヌ・ダルク』(国書刊行会、2015)ほか。

目次

プロローグ 
第一章 画家{アーテイスト}の息子 一八六五―一八八七 
第二章 ロンドンのケルト 一八八七―一八九一 
  第一節 『アッシーンの放浪』
――アイルランド神話・伝説・民話  
  第二節 「黄金の夜明け」とライマーズ・クラブ 
第三章 ケルトの薄明 一八九一―一八九九 
  第一節 図書バトル 一八九一―一八九三 
  第二節 心の願望の国 一八九四―一八九六 
  第三節 カメレオンの道 一八九六―一八九九 
第四章 アイルランド文学座 一八九九―一九〇一 
第五章 アイルランドのナショナル・シアター 一九〇二―一九〇四 
  第一節 フーリハンの娘キャスリーン 
  第二節 アイリッシュ・ナショナル・シアター・ソサイアティ 
  第三節 J・M・シングの登場 
  第四節 アメリカ講演旅行 
  第五節 アベイ・シアターへ向け 
第六章 劇場の業務と人の管理 一九〇五―一九〇九 
  第一節 国民演劇協会、株式会社組織へ 一九〇五―一九〇六 
  第二節 『プレイボーイ』暴動とシングの死 一九〇七―一九〇九 
第七章 論争と紛争 一九〇九―一九一三 
  第一節 ダブリン城との戦い 
  第二節 アベイ・シアター譲渡 
  第三節 『プレイボーイ』アメリカへ 
  第四節 エズラ・パウンドとラビンドラナート・タゴール 
  第五節 ヒュー・レインの三九点の絵画 
第八章 戦争と革命 一九一四―一九二三 
  第一節 世界大戦 一九一四―一九一六
――このような時勢︑詩人の口は閉じていた方がよい ―― 
  第二節 復活祭 一九一六 
  第三節 オカルト・マリエッジ 一九一七―一九一八 
  第四節 対英独立戦争 一九一九―一九二一 
  第五節 アイルランド内戦 一九二二―一九二三 
第九章 上院議員イェイツ 一九二三―一九二八 
第一〇章 最後のロマン派 一九二九―一九三二 
第一一章 最後の年月 一九三二―一九三九 
エピローグ 

あとがき 
 注 
参考文献 
索引 

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