ムラノトウゴトクライアント
村野藤吾とクライアント
「近鉄」の建築と図面資料
発売日 2017/04/06
判型 A4変型判 ISBN 978-4-336-06154-6
ページ数 176 頁 Cコード 0052
定価 4,400円 (本体価格4,000円)
村野藤吾建築の特性を代表的企業クライアント「近鉄」との関係性とその図面資料から解読。サミット開催で注目された日本を代表するリゾートホテル《志摩観光ホテル》のプランニングなど、貴重な資料と新事実多数を紹介。
京都工芸繊維大学美術工芸資料館 (キョウトコウゲイセンイダイガクビジュツコウゲイシリョウカン)
村野藤吾の設計研究会 (ムラノトウゴノセッケイケンキュウカイ)
巻頭グラビア 撮影:市川靖史・多比良敏雄
巻頭論文:村野藤吾におけるパトロネージ――近鉄から見た 石田潤一郎
作品
◎あやめ池温泉場(1929年)
論考:近鉄との結びつきの原点 石田潤一郎
◎都ホテル(1933-88年)
論考:累層する賓礼のかたち 石田潤一郎
◎橿原神宮駅(1939年)
◎アポロ座(1950年)
論考:商業建築としての劇場 小谷川勝
◎志摩観光ホテル(1951・69・83年)
論考:歴史とともに歩む「華麗なる」志摩観光ホテル 福原和則
◎近鉄会館(1954年)
論考:1%に託した建築家としての矜持 松隈 洋
◎近映会館(1954年)
◎近鉄百貨店阿倍野店(1957・58・64年)
論考:クライアントとしての建築家-近鉄百貨店阿倍野店の村野藤吾- 笠原一人
◎名古屋都ホテル(1963年)
論考:Commercial Elegance 角田暁治
◎佐伯邸(1965年)
論考:1965年の桂離宮――佐伯邸の描線 安達英俊
◎上本町ターミナルビル・近鉄百貨店上本町店(1969・73年)
論考:高級百貨店を表現する素材と窓 平井直樹
◎近鉄本社ビル(1969年)
論考:リズミカルな美しさの中に 豊田充広
◎賢島駅(1970年)
論考:志摩リゾートの“ゲートウエイ” 西島業士
◎近映レジャービル・アポロ(現・きんえいアポロビル/1972年)
論考:生まれ変わる都市のアイコン 三宅拓也
◎都ホテル大阪(現・シェラトン都ホテル大阪/1985年)
インタビュー:中山勉氏に聞く――近鉄と村野藤吾
聞き手:石田潤一郎・松隈 洋・福原和則・笠原一人
インタビュー:酒井一光氏に聞く――村野藤吾と近鉄
聞き手:石田潤一郎・笠原一人
掲載図面データ
村野藤吾関連年表
英語目次・英語概要