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ミヤザキハヤオノハンケイサンビャクメートルトカゼタチヌ

宮崎駿の「半径300㍍」と『風立ちぬ』

荻原真

発売日 2016/08/22

判型 四六判   ISBN 978-4-336-06043-3

ページ数 160 頁   Cコード 0095

定価 1,320円 (本体価格1,200円)

内容紹介

フジモトとは何者なのか。宮崎駿が口にする「半径~メートル」の意味とは。宮崎はなぜモブシーンにこだわるのか。生涯最後の長編アニメーション作品『風立ちぬ』はなぜ観るものにカタルシスをもたらさないのか。宮崎アニメーションにひそむ遠大なプロジェクトへの疑念と浄化との訣別をあざやかに読み解く。

著者紹介

荻原真 (オギハラマコト)

1958年東京都生まれ。東京大学教養学部卒業。中央大学文学部卒業。思想史。
著書に『日本人はなぜ脳死・臓器移植を拒むのか』(新曜社、1992年)、『小林秀雄とは誰か―断ち切られた時間と他者』(洋々社、1999年)、『西洋哲学の背骨―知っておきたいプラトン、デカルト、カント、サルトル』(新曜社、2006年)、『なぜポニョはハムが好きなのか―宮崎アニメの思考』(洋々社、2009年)、、『なぜ宮崎駿はオタクを批判するのか』(国書刊行会、2011年)、共著書に『20世紀を震撼させた100冊』(出窓社、1998年)、共訳書にメルキオール『現代フランス思想とは何か―レヴィ=ストロース、バルト、デリダへの批判的アプローチ』(河出書房新社、2002年)などがある。

目次

はじめに――なぜモネなのか
一 フジモトとは誰か
二 『風立ちぬ』と半径300㍍
三 宮崎作品と身分、階級、序列
四 「人がゴミのようだ」と言ってはいけない
五 宮崎駿と「教養主義」
六 なぜ「二郎」と呼ばれ「堀越」と呼ばれないのか

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