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エイガロンソウサンジュウハチ

映画論叢 38

発売日 2015/03/17

判型 A5判   ISBN 978-4-336-05913-0

ページ数 128 頁   Cコード 0374

定価 1,100円 (本体価格1,000円)

内容紹介

西村潔監督『夕映えに明日は消えた』は、なぜお蔵入りとなったのか? 流行歌手・近江俊郎の監督振りの実際は? 社会派監督コスタ=ガブラスが語られざる人となった理由は? 国立映画機関の裏に潜む勢力は? 等々、映画史の疑問に答える内容が満載。

著者紹介

丹野達弥 (タンノタツヤ)

1961年生まれ。編著に『村木与四郎の映画美術』(フィルムアート社、1998年)『東京いい映画館みたい映画館』(樹花舎、1999年)、共編著に『映畫読本・小津安二郎』(フィルムアート社、1993年)『同・成瀬巳喜男』(フィルムアート社、1995年)『キネマの美女』(文藝春秋、1999年)等。2001年より『映画論叢』編輯長。

目次

特集:こうして「お蔵入り」は決まる 西村潔監督の無念

許されざる者 『夕映えに明日は消えた』覚書 小関太一
スクリプターが見た、近江俊郎の〝いいかげん〟演出術
新東宝大蔵時代研究 三森逸子インタビュー ダーティ工藤
赤狩りに潰えた不世出の名優
元祖アンチヒーロー ジョン・ガーフィールド 千葉豹一郎
「ノンシアターの旗手」「山本晋也ワンマンショー」
文芸坐支配人 鈴木昭栄の語る70 年代映画人たち 鈴木義昭
集団刑事ドラマの先駆 『警視庁物語』幻の広島篇 濱田研吾
ある名画の軌跡 長谷川一夫と「雪之丞変化」 盛厚三
ネオリアリズムの視点から コスタ=ガブラス復権 瀬戸川宗太
ピンク映画館のはじまり? 怪しの映画館・新宿内外ニュース 畑暉男
全勝映画の世界 和製ターザン樺山龍之介 永田哲朗
伊沢一郎伝 五社協定と「まどかグループ」 奥薗守

好評連載
フヰルム温故知新 『わが谷は緑なりき』と炭鉱 布村建
《映画の見かた》の見かた 山根貞男の時評 重政隆文
アンドレばあさんのシネ末論 シドニー・J・フューリー再評価
デジタル過渡期の映画上映 フィルムセンターとJC3 長谷川康志

問題提起
李香蘭追悼の偏向/復活せよ陸津悠/工藤堅太郎

映画論叢 38


*品切れ

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