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エイガロンソウ

映画論叢  26

発売日 2011/03/24

判型 A5   ISBN 978-4-336-05374-9

ページ数 128 頁   Cコード 0374

定価 1,100円 (本体価格1,000円)

内容紹介

マキノ雅弘作品に名演を残した石井一雄、黒澤映画を支えた傍役・加藤茂雄、川口節子。彼等を育てた「東宝」の真実を、ニューフェース教育や契約俳優システムを通して探るロング・インタビュー。忘れられたスター……天野新士、寺島達夫の素顔。極東映画の争議にみる、ヤクザと縁の切れないカツドウ屋の世界。単行本に収められないままの〝映画批評家〟種村季弘の発掘。等々、今号も話題満載。

著者紹介

丹野達弥 (タンノタツヤ)

1961年生まれ。編著に『村木与四郎の映画美術』(フィルムアート社、1998年)『東京いい映画館みたい映画館』(樹花舎、1999年)、共編著に『映畫読本・小津安二郎』(フィルムアート社、1993年)『同・成瀬巳喜男』(フィルムアート社、1995年)『キネマの美女』(文藝春秋、1999年)等。2001年より『映画論叢』編輯長。

目次

全盛期東宝 俳優たちの証言
マキノ雅弘がいた。森繁久弥がいた。
石井一雄「ニューフェース教育は俳優修業の理想像」 円尾敏郎
社長シリーズ、森谷司郎、黒澤明、そして三好栄子
川口節子「岡本喜八監督は傍役を大事にしてくれました」  染谷勝
佐藤武から増村保造まで。バイプレイヤー銘々伝も
加藤茂雄「たった一言のセリフでも忘れられない映画は……」  中村深海
消えた二枚目たち
チンピラ役者の万華鏡 プロ野球くずれ・寺島達夫 三上真一郎
伴ジュンの活躍、海江田譲二引抜き、二代スター復帰
まぼろしの極東キネマ 争議の蔭にヤクザあり 永田哲朗
映画はいかがわしい仮面劇  種村季弘の映画批評再読  堀切直人
「漫画映画論」「映画文化」今村太平のいた時代  武田鐵太郎
八住利雄? 菊池寛? 水木洋子ミュージカルの問題点  奥薗守

好評連載
フヰルム温故知新 文化映画の視点から『七人の侍』を読む 布村建
映画記者会のころ 小森和子・荻昌弘の素顔 長谷川卓也
《映画の見かた》の見かた 柳下毅一郎の巻 重政隆文
映画本の困った人たち 貴田庄の出世の早さについて 川喜多英一

問題提起
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