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エイガロンソウ

映画論叢  25

発売日 2010/11/15

判型    ISBN 978-4-336-05334-3

Cコード 0374

定価 1,100円 (本体価格1,000円)

内容紹介

60年代に東宝で活躍、鈴木英夫作品等に名演を残した女優・柳川慶子インタビュー。日活プログラムピクチャーを支えた井田探監督インタビューでは、大映助監督時代の貴重なエピソードが披露される。戦時下・千葉泰樹と田坂具隆が示した国策映画への信念。『嵐を呼ぶ男』をめぐるジャズメンたちの群像。アングラ映画ブームを作った批評家・佐藤重臣の素顔。等々、今号も秘話が満載。話題の「チンピラ役者の万華鏡」では、ついに鶴田浩二と若山富三郎が激突!

著者紹介

丹野達弥 (タンノタツヤ)

1961年生まれ。編著に『村木与四郎の映画美術』(フィルムアート社、1998年)『東京いい映画館みたい映画館』(樹花舎、1999年)、共編著に『映畫読本・小津安二郎』(フィルムアート社、1993年)『同・成瀬巳喜男』(フィルムアート社、1995年)『キネマの美女』(文藝春秋、1999年)等。2001年より『映画論叢』編輯長。

目次

「役者は絵心がなくちゃダメ」
60年代東宝で活躍 柳川慶子インタビュー 中村深海
桜井京子、市川団平太……甲陽残党銘々伝 
浅草オペラの仕掛人 アナキスト古海卓二の流転 永田哲朗
木村恵吾、衣笠貞之助の想い出
日活娯楽篇の職人 井田探監督インタビュー 円尾敏郎
アングラ映画とともに 佐藤重臣の素顔 堀切直人
千葉泰樹『白い壁画』と国民映画
富沢有為男 青春の美学 天国太平
短歌的抒情の否定 映画批評家・小野十三郎 中村泰
マイナー映画社の盛衰 振進キネマ社・井上麗吉 冬樹薫
チンピラ役者の万華鏡 鶴田・若山大激突の巻 三上真一郎
DUBBING繁盛時代 『嵐を呼ぶ男』録音秘話 河辺公一
青年・伊東静雄と活動写真 杉山譲二
正しい伊丹万作理解のために 沼崎肇

好評連載
フヰルム温故知新 田坂具隆の戦争観 布村建
《映画の見かた》の見かた 蓮實総長の老残 重政隆文
映画本の困った人たち 傲慢フランス人による北野武 川喜多英一

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