発売日 2010/09/16
判型 四六判 ISBN 978-4-336-05314-5
ページ数 294 頁 Cコード 0010
定価 1,980円 (本体価格1,800円)
旺盛な好奇心、柔軟な思考、鋭い洞察力…渋沢の言葉には先の時代を読み取る要素にあふれている。渋沢の言葉には先の時代を読み取る要素にあふれている。
渋沢栄一 (シブサワエイイチ)
1840年(天保11)、現在の埼玉県深谷市の豪農に生まれる。幕末の動乱期には尊皇攘夷論に傾倒、のちに一橋家に仕える。欧州各地を視察して帰国後、大蔵省租税司、大蔵権大丞を歴任。辞職後は実業に専心し、第一国立銀行(第一勧業銀行の前身)の創設をはじめ、実業界の第一線から退くまで500あまりの会社を設立、資本主義的経営の確立に大いに貢献した。晩年は社会・教育・文化事業に力を注ぎ、東京高等商業(現一橋大学)等の設立を斡旋し、東京市養育院等の各種社会事業にも広く関係した。1931年(昭和6)没。
国書刊行会 (コクショカンコウカイ)
第1章 新時代と実業(新時代の実業家に望む/事業経営の理想 ほか)/第2章 労働、社会、雇用(労働問題への対処/利用厚生と仁義道徳論 ほか)/第3章 教育事業と女性論(実業教育の必要性/女子高等教育の必要性 ほか)/第4章 アメリカ視察(アメリカ漫遊の九十日間(見聞篇/感想篇))/第5章 省みれば(見えなかった青年時代/老後の思い出)