ダイエイガジュツ1
大映画術 Ⅰ
発売日 2026/02
判型 A5判 ISBN 978-4-336-07784-4
ページ数 540 頁 Cコード 0074
定価 5,940円 (本体価格5,400円)
サイレント期のパイオニアからテレビドラマ出身の社会派まで──
名監督たちが映画作りの秘密を語り尽くす。
伝説の名インタビュー集がついに翻訳!
収録監督=アラン・ドワン、ラオール・ウォルシュ、フリッツ・ラング、ジョゼフ・フォン・スタンバーグ、ハワード・ホークス、レオ・マッケリー
〈私たちが映画の世界に入ったとき、老巨匠の大半はまだ存命であり、まだ映画を作っているか、そうでなくとも少なくとも自作について語れるだけの元気はもっていた。しかし現在は、最高レベルの映画の奥に私たちが探し求めた作者の個性はすでに事実上、指針の証言者としても、この世から消え失せてしまっている。本書は私たちがいかに多くのものを過去の先達に負っているかについて、そして失われたものは何かについて明らかにしようとする試みだ〉ピーター・ボグダノヴィッチ「はじめに」より
装幀:山田英春
*本書刊行記念特集〈監督たち〉シネマヴェーラ渋谷にて開催!(2025年1月24日~26年2月20日)
http://www.cinemavera.com/preview.html?no=343
*Ⅱ巻収録監督=ジョージ・キューカー、アルフレッド・ヒッチコック、エドガー・G・ウルマー、オットー・プレミンジャー、ジョゼフ・H・ルイス、チャック・ジョーンズ、ドン・シーゲル、フランク・タシュリン、ロバート・アルドリッチ、シドニー・ルメット
ピーター・ボグダノヴィッチ (ピーターボグダノヴィッチ)
1939年ニューヨーク生まれ。50年代に俳優として舞台・テレビに出演、60年代より映画批評を書き始める。68年『殺人者はライフルを持っている!』で監督デビュー、『ラスト・ショー』(71)ではアカデミー賞の作品賞などでノミネートされ高く評価を受ける。監督作に『おかしなおかしな大追跡』(72)『ペーパー・ムーン』(73)『マスク』(84)『マイ・ファニー・レディ』(2014)など多数。著書に『インタビュー ジョン・フォード』『私のハリウッド交遊録 映画スター25人の肖像』がある。2022年没。
宮本高晴 (ミヤモトタカハル)
1952年福井県生まれ。英米映画関係の翻訳にたずさわる。主な訳書に『ワイルダーならどうする? ビリー・ワイルダーとキャメロン・クロウの対話』(キネマ旬報社)、『王になろうとした男 ジョン・ヒューストン』(清流出版)、『ロバート・アルドリッチ大全』『ルビッチ・タッチ』『ジョージ・キューカー、映画を語る』『サイレント映画の黄金時代』(いずれも国書刊行会)などがある。
はじめに 稲光りの芸術
第一章 アラン・ドワン
最後のパイオニア
疾駆する鉄板写真
第二章 ラオール・ウォルシュ
冒険者
短剣と刀と銃
第三章 フリッツ・ラング
運命、殺人、復讐
監督の著作権
第四章 ジョゼフ・フォン・スタンバーグ
監督のアングル
すべては抽象だ
第五章 ハワード・ホークス
勇ましく進め
ゲームの規則
第六章 レオ・マッケリー
素っ頓狂なアイルランド人
不可抗力による出来事
監督作品リスト











