1. トップページ > 
  2. 日本文学 > 
  3. 日本周遊奇談
  1. トップページ > 
  2. 歴史・宗教・民俗 > 
  3. 日本周遊奇談

ニホンシュウユウキダン

日本周遊奇談

発売日 2022/11/11

判型 A5判   ISBN 978-4-336-07442-3

ページ数 328 頁   Cコード 0095

定価 3,960円 (本体価格3,600円)

内容紹介

日本一の「妖怪博士」と呼ばれた円了博士が旅した日本各地。満州、台湾、樺太など当時見聞した「奇談」「珍談」「怪談」400あまりを集大成。現代では見ることができない各地の風習風俗や失われてしまった景色などをユーモラスに、そして学問的に語る。

著者紹介

井上円了 (イノウエエンリョウ)

1858年、現在の新潟県長岡市に生まれる。長岡洋学校で洋学を学び、1877年東本願寺・教師学校に入学。1878年東本願寺の国内留学生に選ばれ東京大学文学部哲学科に進み、1885年卒業。東本願寺には戻らず著述活動に入り、仏教改革などの啓蒙活動を行う。哲学者としての活動とともに妖怪研究を批判的に行い、「お化け博士」「妖怪博士」などと呼ばれた。
1887年(明治20)哲学館(現・東洋大学)を設立。哲学館に専門科を設け、高等教育機関とするための寄付を募る活動として全国巡回講演をおこなう。1919(大正8)遊説先の満州・大連で脳溢血のため61歳で急死。
著書は『真理金針』『仏教活論序論』『妖怪学』『妖怪学講義』など多数。

目次

天時地理
一、太陽の出入り 二、雪の味
三、天より雲が降り来る 四、寒地の酒と醤油
五、年中の気候 六、内地のアラビア
七、地形の影響 八、雲石二州の相違
九、災害の偶合 一〇、北海の離島
一一、若州は頭国なり 一二、尾州に腹張国なり
一三、日薩肥の天気予報 一四、台湾の気候
一五、半山半平 一六、玄海航路
一七、インドの問答

動物植物
一八、梟の鳴き声 一九、草木の異様
二〇、琉球と北海道の鴉 二一、蚊の名所
二二、岸和田の蚊 二三、赤カブラ
二四、植物の珍名 二五、日薩人蓮根を知らず
二六、紀念樟 二七、大樹名木
二八、田植え稲刈の季節 二九、孝行薯
三〇、台湾の動植物 三一、小笠原島の虫類
三二、蟻と砂糖 三三、豆の話

牛馬舟車
三四、北海道の馬 三五、小樽の三者
三六、自転車と馬 三七、能登の駕籠渡し
三八、馬車の渡船 三九、馬車の異様
四〇、馬車の転覆 四一、車路あって人力車なし
四二、車夫に見捨てらる 四三、海中の人力車
四四、山中医者と見做さる 四五、腕車の異様
四六、牛力馬力犬力 四七、犬税
四八、人馬と山人力 四九、腕車と脚車
五〇、琉球の轎 五一、伊豆七島の牛
五二、一馬併食三国草 五三、異様の船
五四、台湾初代の汽車

山水温泉
五五、山水命名 五六、島と川との名称
五七、三太郎の険 五八、島原半島
五九、九十九と八百八 六〇、望岳の歌
六一、紀の国と岐の国 六二、上州温泉の詩歌
六三、草津温泉入浴の実況 六四、箱根温泉のありさま
六五、有馬の旅館 六六、温泉の特色
六七、川の話 六八、峻坂険路
六九、ニコセの険 七〇、お仙ころがしの険
七一、球磨川の舟路

名勝旧跡
七二、耶馬渓と寒霞渓 七三、熊野の三勝
七四、静八丁 七五、四国の風景
七六、南信の勝地 七七、日本のスイス
七八、塩原と箕面 七九、湖水の名勝
八〇、北海道の八景 八一、因州の仙巌浦
八二、石州の琴浜と断魚渓 八三、伊豆七島の名勝
八四、平壌の八景 八五、高千穂の古跡
八六、笠置の奇勝 八七、桜井駅の遺跡
八八、長崎の所感 八九、風景に富める旧城
九〇、島国の風景 九一、台湾の風景

名物七奇
九二、長州の名物 九三、鹿児島県の特色
九四、薩摩の名物 九五、上州と越後との名物
九六、伊賀の名物 九七、佐賀県の名物
九八、佐渡と若狭との名物 九九、讃岐と赤穂との名物
一〇〇、甲州及び飛州の特色 一〇一、諏訪の七不思議
一〇二、島根、鳥取両県の七奇 一〇三、能州八景と七奇
一〇四、北海道の七奇 一〇五、大和の七奇
一〇六、琉球の七奇 一〇七、伊豆大島の二十無

市町村里
一〇八、町村の珍名 一〇九、蓮根町
一一〇、火風の有無 一一一、越後のアヤ町
一一二、丹波の分水駅 一一三、台湾の分雨駅
一一四、陸上の孤島 一一五、熊野及び吉野山中の村落
一一六、肥後の鹿児島 一一七、伊予の仙郷
一一八、山中無暦日 一一九、秋山の蝋燭談
一二〇、飛騨白川の薪火 一二一、子供、父親を知らず
一二二、土地の盛衰 一二三、小楊子の産額
一二四、三州の人物 一二五、太古生活の実現

衣類飲食
一二六、衣服の異風 一二七、婦人裁縫を知らず
一二八、香物の不足 一二九、吾所好の飲食
一三〇、一腕道人、半煙居士 一三一、地方特種の料理
一三二、名物鰻魚 一三三、異様の食物
一三四、北海の珍味 一三五、鰻の異名
一三六、自然の経験 一三七、酢と酒との相違
一三八、牛馬と人と食物の比較 一三九、樺太の物価
一四〇、酒の安価 一四一、バン茶
一四二、山地の粗食 一四三、山中のサイダー

住家庭園
一四四、我が国最高の建築 一四五、我が国最大の石碑
一四六、十千年荘 一四七、全国中の大旅館
一四八、異様の風呂 一四九、屋根瓦
一五〇、屋壁の種類 一五一、竹造の家屋
一五二、異風の居宅 一五三、神棚仏檀の位置
一五四、雁木と亭仔脚 一五五、越前の奇観
一五六、北海道の箪笥長持 一五七、便所の構造
一五八、便所の装飾 一五九、琉球の便所

教育学校
一六〇、新聞と学校 一六一、投機事業の解釈
一六二、国憲の字解 一六三、但馬の小学児童
一六四、山巓の小学校 一六五、久万山中の小学校
一六六、普通語、普通服 一六七、小学校の戒名
一六八、小学児童の正直 一六九、哲学の誤解
一七〇、階上の講義、階下の算用 一七一、英、漢、数
一七二、鹿児島の社会教育 一七三、余の家庭教育
一七四、台湾の社会教育

宗教社寺
一七五、神社と森林 一七六、名実不相応の社寺
一七七、名実相応 一七八、寺院の寄名
一七九、薩州の宗教 一八〇、宮崎県の仏教
一八一、壱岐の宗教 一八二、伊豆七島の宗教
一八三、土佐の宗教 一八四、隠岐の排仏
一八五、熊本県の寺院 一八六、神社の賽銭
一八七、浅草と芝山 一八八、僧侶は羅漢
一八九、北国は仏国なり 一九〇、読経の戦争
一九一、異様の本堂 一九二、秘事法門
一九三、五島の耶蘇教徒

妖怪迷信
一九四、妖怪の説明 一九五、天草の妖怪
一九六、壱岐の迷信 一九七、大島の迷信
一九八、琉球の迷信 一九九、台湾の迷信
二〇〇、日本は迷信国 二〇一、復讐の変則
二〇二、犬神の勢力 二〇三、出雲の人狐
二〇四、隠岐の猫憑 二〇五、石州及び因州の迷信
二〇六、河太郎の怪 二〇七、付物の種類
二〇八、願成否の占い 二〇九、紙銭
二一〇、異風のマジナイ

俗説俗解
二一一、妖怪迷信の俗解 二一二、精進の字義
二一三、唐津霓林 二一四、台湾における誤解話
二一五、切手売捌所 二一六、彗星の俗説
二一七、丙午についての俗説 二一八、朝鮮人の俗説
二一九、灯台の幽霊 二二〇、守り札の滑稽
二二一、友引の俗説 二二二、天狗の祟り
二二三、山神の相談 二二四、志州の米食
二二五、伝染病についての俗説

産婚葬祭
二二六、台湾の産婚 二二七、大島の産婚
二二八、新島及び八丈島の嫁入道具 二二九、略奪結婚
二三〇、出金求婚 二三一、琉球の葬式及び墳墓
二三二、葬式の号泣 二三三、八丈島の葬式
二三四、朝鮮の墓所 二三五、北海道及び小笠原島の葬式
二三六、人の死を意味する語 二三七、海を隔てて葬式を行う
二三八、自葬祭 二三九、奇祭

風俗習慣
二四〇、会津の正月と飛騨の正月 二四一、土佐の風俗
二四二、宮崎県の風俗 二四三、球磨の風俗
二四四、伊吹島の風俗 二四五、裸足の習慣
二四六、蚊帳の習慣 二四七、坂路上下の習慣
二四八、隣家用語を異にす 二四九、田畑の輪耕
二五〇、婦人の労働 二五一、頭戴の風俗
二五二、男女不同席の風俗 二五三、戸口の割合
二五四、隠岐の実況 二五五、五島の実況
二五六、満韓の実況 二五七、帽子の見せ物
二五八、楯岡の旅館 二五九、淡路の結髪

娯楽遊興
二六〇、闘牛 二六一、土佐の闘犬
二六二、琉球の野遊び 二六三、八丈の躍り
二六四、隠岐の盆踊り 二六五、奥州の盆踊り
二六六、越後の食い倒れ 二六七、浮立と狐はなし
二六八、拳戦 二六九、キセルの種類
二七〇、五爵一堂に集まる 二七一、泉声と語声
二七二、江差の西洋料理 二七三、鯨魚の饗応

人名地名
二七四、土地と人名 二七五、珍奇の苗字
二七六、同姓同名 二七七、余が姓名の偶合
二七八、同名異人 二七九、アイヌの珍名
二八〇、台湾人の奇名 二八一、矮人の異名
二八二、地名の読み方 二八三、難読の村名
二八四、勧学の村名 二八五、面白い村名
二八六、村名の滑稽 二八七、合併の村名
二八八、村名の矛盾 二八九、東京人の矛盾
二九〇、霧多布の名称 二九一、山の珍名
二九二、樺太の凍栄府

言語文字
二九三、各地方の方言の一致 二九四、奥州及び天草の方言の一致
二九五、宮城県の方言 二九六、岡山県の方言
二九七、出雲の方言 二九八、隠岐の方言
二九九、福岡県の方言 三〇〇、佐賀県の方言
三〇一、熊本の方言 三〇二、薩州の方言
三〇三、伊豆七島の方言 三〇四、氷柱及び結跏の異名
三〇五、ラ行とタ行との相違
三〇六、雲天万里 三〇七、同音異実
三〇八、結尾の語と然諾の語

童謡俗歌
三〇九、お月様の童謡 三一〇、百姓流の歌
三一一、方言詩歌 三一二、熊本の方言歌
三一三、出雲の方言歌 三一四、長崎の方言歌
三一五、薩摩方言の歌 三一六、日向の椎葉郷の方言歌
三一七、木曽の俗謡 三一八、諏訪の糸取歌
三一九、飛騨の国歌 三二〇、白川の俗謡
三二一、伯州の俗謡 三二二、隠岐の俗謡
三二三、大島の挨拶語及び方言歌

世態人情
三二四、日本人の気質 三二五、犯罪と人心
三二六、札幌の有志家 三二七、秩父山中の実況
三二八、車夫の天真爛漫 三二九、漁夫の所望
三三〇、大は小に若かず 三三一、篤志と不篤志
三三二、吝嗇家 三三三、天保銭の出世
三三四、人の防波堤 三三五、日露戦役の死者
三三六、士族と平民 三三七、生命よりも金銭
三三八、台湾人の利己主義 三三九、三寒四温
三四〇、朝鮮の内情

修養訓戒
三四一、道徳上の模範村 三四二、今日は今日の主義
三四三、不得要領 三四四、自彊不息 三四五、江州の倹約
三四六、人は活動せよ 三四七、今楽不忘昔苦
三四八、公徳の欠乏 三四九、伊藤家訓戒の一節
三五〇、森田徳太郎氏 三五一、比叡山と高野山
三五二、大石と逆流 三五三、一女子の成功
三五四、余の禁酒禁煙 三五五、艱難人を玉にす
三五六、災難を見て自ら戒めよ 三五七、猫にもなお情あり
三五八、娑婆の地獄 三五九、修養的詩

吟詠語句
三六〇、笑門福来 三六一、余が和歌俳句
三六二、余が得意の詩 三六三、辞世の詩
三六四、西郷墓前の作 三六五、広瀬中佐
三六六、凝然大徳 三六七、四国遍路
三六八、鼠軍破扇心 三六九、酔仏の歌
三七〇、柿の贈物に答える 三七一、五色の歌
三七二、目出度句 三七三、森林の西洋洗濯
三七四、世界一周の詩 三七五、自作の格言

滑稽頓智
三七六、心理療法 三七七、不動の字解
三七八、伊豆の説 三七九、門前の掲示
三八〇、気のきかぬ間ぬけ 三八一、哲学堂の判じ物
三八二、理窟家 三八三、偶然の滑稽
三八四、仮名の読み違い 三八五、車夫の誤解
三八六、忠孝主義 三八七、誤読の僻解
三八八、クサイの理由 三八九、余の書風
三九〇、師匠兼弟子 三九一、大仏の比較
三九二、オソメ風 三九三、日本中の山なしの国
三九四、漢字の調法

失策笑語
三九五、蕎麦の薬味 三九六、サイダーの誤解
三九七、鳥栖停車場 三九八、電報の間違い
三九九、精進と西洋人との間違い 四〇〇、演説の誤解
四〇一、記憶の誤り 四〇二、寝言の功能
四〇三、地蔵の本願 四〇四、温泉の失策
四〇五、田舎老婆 四〇六、吉野山中の弥次喜多
四〇七、一トウ馬車 四〇八、箱根の旅館
四〇九、茶話会 四一〇、風呂の立往生

雑談雑類
四一一、円了と遠慮 四一二、朝鮮の三長
四一三、我が国の三毒 四一四、太古の遊び
四一五、風流の遊び 四一六、残念の遊び
四一七、雲助と慶安 四一八、達磨と美人
四一九、音通の間違い 四二〇、偏狂の種類
四二一、風俗習慣の相違 四二二、街上の売り声
四二三、台湾の小学児童 四二四、台湾人の紙を重んず
四二五、糞紙の代用

同じ著者・訳者の作品

霊魂不滅論

霊魂不滅論

井上円了

定価1,980円(税込)

この世界を“活物霊体”として捉え、その立場から、巷間の俗説や学者(唯物論者)の霊…


ページトップへ