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シャシントレキシデタドルニホンキンダイケンチクタイカン

写真と歴史でたどる日本近代建築大観  第2巻

大日本帝国の成立と洋風建築の多様化  

発売日 2021/07/20

判型 A4判   ISBN 978-4-336-07087-6

ページ数 272 頁   Cコード 0652

定価 16,500円 (本体価格15,000円)

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内容紹介

 幕末から明治・大正・昭和前期に至る「近代」は、「欧米列強に追い付け、追い越せ」を合言葉に日本国民がたどった激動の時代であった。そうした中にあって、建物は権威や富の象徴としての一面もあったが、そこに住んだ人々にとっては心の疲れを癒すくつろぎの場であり、安らぎの場であった。それだけに、それらを設計した建築家や建設した施工者、依頼した施主には、それぞれの深い思いや愛着があったに違いない。
 本シリーズは、戦後75年を経た今でも各所に残る主な近代建築300棟を、建設当時の時代背景を交えながらカラー写真で紹介した書籍版「日本近代建築博物館」を目指したものである。幕末の開港以降、160年余の時空を超えて蘇る人々の「記憶」をじっくりと味わって頂きたい。

◆収録内容
【第1章】帝室の威光と帝国の威厳
時代の流れ/旧東宮御所(迎賓館赤坂離宮)/天鏡閣/旧竹田宮邸(グランドプリンスホテル高輪貴賓館)/【コラム】ヴェルサイユ宮殿再現の夢/日本銀行旧京都支店(京都文化博物館別館)/旧奈良監獄/旧帝室博物館表慶館(東京国立博物館表慶館)/旧近衛師団司令部庁舎(東京国立近代美術館工芸館)/東京駅丸ノ内本屋/山口県旧県庁舎・旧県会議事堂(山口県政資料館)/山形県旧県庁舎(山形県郷土館「文翔館」)/【コラム】シンボルとしての時計塔/大連の諸建築/韓国の諸建築/台湾の諸建築
【第2章】新富裕層の出現と邸宅の多様化
時代の流れ/旧高取邸/旧伊藤伝右衛門邸/旧林家住宅/仁風閣/旧小寺家厩舎/長楽館/旧立花伯爵邸西洋館/旧デ・ラランデ邸/旧松本健次郎邸洋館(西日本工業倶楽部)/旧内田家住宅(外交官の家)/芝川又右衛門邸/旧諸戸邸(六華苑)/旧西村家住宅(西村記念館)/【コラム】西村伊作と文化学院/旧島津家本邸(清泉女子大学本館)/移情閣(孫文記念館)/誠之堂/旧古河邸(大谷美術館)/【コラム】古河邸の光と影/晩香廬/旧村山龍平邸和館(香雪美術館)/旧村井吉兵衛邸(延暦寺大書院)/起雲閣/旧川上貞奴邸(文化のみち二葉館)/旧野口喜一郎邸(和光荘)/【コラム】洋館を彩ったステンドグラス/萬翠荘
【第3章】経済発展と都市文化の勃興
時代の流れ/旧日本郵船小樽支店/旧日本生命保険九州支店(福岡市赤煉瓦文化館)/宇治山田郵便局舎/旧第九十銀行本店本館(もりおか啄木・賢治青春館)/旧福岡県公会堂貴賓館/旧函館区公会堂/旧横浜新港埠頭保税倉庫(横浜赤レンガ倉庫)/旧盛岡銀行本店(岩手銀行赤レンガ館)/旧秋田銀行本店本館(赤れんが郷土館)/旧二十三銀行本店(大分銀行赤レンガ館)/綱町三井倶楽部/旧西陣織物館(京都市考古資料館)/旧秋田商会ビル(下関観光情報センター)/旧開港記念横浜会館(横浜市開港記念会館)/旧大阪商船門司支店(北九州市旧大阪商船)/大阪市中央公会堂/【コラム】大阪市中央公会堂誕生秘話/日本工業倶楽部会館/旧三井銀行下関支店 (やまぎん史料館)/旧京都中央電話局西陣分局舎(西陣産業創造會館)/日本銀行旧岡山支店本館(ルネスホール)/旧大阪商船神戸支店(商船三井ビルディング)/大阪松竹座
【第4章】学びの場と祈りの空間
時代の流れ/旧帝国図書館(国立国会図書館 国際子ども図書館)/弘前学院外人宣教師館/旧遷喬尋常小学校校舎/旧遺愛女学校本館・宣教師館/旧米沢高等工業学校本館(山形大学工学部本館)/慶應義塾図書館旧館/自由学園明日館/【コラム】自然と一体化する「有機的建築」/日本基督教団弘前教会教会堂/聖ヨハネ教会堂/トラピスト修道院/堂崎天主堂/旧野首教会/青砂ヶ浦天主堂/豊橋ハリストス正教会聖堂/田平天主堂/頭ヶ島天主堂
【第5章】和風建築の近代化と和洋折衷の試み
時代の流れ/盛美館/奈良ホテル本館/旧中越銀行本店(砺波郷土資料館)/康楽館/八千代座/旧真宗信徒生命保険株式会社本館(本願寺伝道院)/【コラム】破天荒の妖怪建築家・伊東忠太/武雄温泉楼門・新館/明治神宮宝物殿

著者紹介

石田潤一郎 (イシダジュンイチロウ)

建築史家。1952年鹿児島県生まれ。京都大学大学院工学研究科建築学専攻博士後期課程修了。工学博士。京都大学工学部助手、滋賀県立大学助教授を経て、2001年より京都工芸繊維大学教授に就任。2003年「近代日本の建築と建築家に関する多面的な研究」で日本建築学会賞(論文)受賞、2015年「村野藤吾図面資料アーカイブを用いた一連の展覧会・教育・研究事業」で同学会賞(業績)を共同受賞。2018年同大退官、名誉教授。現在は武庫川女子大学建築学部教授。専門は、日本近代建築史・都市史。
主な著書:『日本の建築〔明治大正昭和〕7 ブルジョワジーの装飾』(三省堂)、『都道府県庁舎―その建築史的考察』(思文閣出版)、『関西の近代建築 ウォートルスから村野藤吾まで』(中央公論美術出版)、監修:『関西のモダニズム建築』(淡交社)など。

米山勇 (ヨネヤマイサム)

建築史家。1965年東京都生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科博士後期課程修了、工学博士。日本学術振興会特別研究員、早稲田大学非常勤講師、日本女子大学非常勤講師などを経て、現在は江戸東京博物館研究員。建築の魅力を広く伝える講演・啓蒙活動を実践、2013年日本建築学会教育賞(教育貢献)受賞。日本銭湯文化協会理事。専門は日本近現代建築史、江戸東京の建築・都市史。
主な著書:『けんちく体操』、『時代の地図で巡る東京建築マップ』(ともに共著、エクスナレッジ)、『米山勇の名住宅鑑賞術』(TOTO出版)、監修:『日本近代建築大全 東日本篇・西日本篇』(講談社、監修及び執筆)、『世界がうらやむニッポンのモダニズム建築』(地球丸)など。

伊藤隆之 (イトウタカユキ)

近代建築写真家。1964年埼玉県生まれ。早稲田大学芸術学校空間映像科卒業。約35年にわたって、日本各地の近代建築物件を踏査・撮影。2000年以降は、戦前日本の植民地や租借地とされてきた主要都市や建築物、さらには日本の近代建築に影響を与えた19世紀末以降のヨーロッパにおける主要建築の取材・撮影を刊行。これまでの撮影物件数は、約2600件に及ぶ。
その間、「盛美館―和洋折衷のかたち―」、「記憶の間」などの個展を開催。主な著作:『日本近代建築大全 東日本編・西日本編』(講談社、米山勇監修)、『死ぬまでに見たい洋館の最高傑作』(エクスナレッジ、内田青蔵監修)、『日本が世界に誇る名作モダン建築』(エムディエヌコーポレーション)など。

目次

近代建築所在地地図②

【第1章】帝室の威光と帝国の威厳
時代の流れ/旧東宮御所(迎賓館赤坂離宮)/天鏡閣/旧竹田宮邸(グランドプリンスホテル高輪貴賓館)/【コラム】ヴェルサイユ宮殿再現の夢/日本銀行旧京都支店(京都文化博物館別館)/旧奈良監獄/旧帝室博物館表慶館(東京国立博物館表慶館)/旧近衛師団司令部庁舎(東京国立近代美術館工芸館)/東京駅丸ノ内本屋/山口県旧県庁舎・旧県会議事堂(山口県政資料館)/山形県旧県庁舎(山形県郷土館「文翔館」)/【コラム】シンボルとしての時計塔/大連の諸建築/韓国の諸建築/台湾の諸建築
【第2章】新富裕層の出現と邸宅の多様化
時代の流れ/旧高取邸/旧伊藤伝右衛門邸/旧林家住宅/仁風閣/旧小寺家厩舎/長楽館/旧立花伯爵邸西洋館/旧デ・ラランデ邸/旧松本健次郎邸洋館(西日本工業倶楽部)/旧内田家住宅(外交官の家)/芝川又右衛門邸/旧諸戸邸(六華苑)/旧西村家住宅(西村記念館)/【コラム】西村伊作と文化学院/旧島津家本邸(清泉女子大学本館)/移情閣(孫文記念館)/誠之堂/旧古河邸(大谷美術館)/【コラム】古河邸の光と影/晩香廬/旧村山龍平邸和館(香雪美術館)/旧村井吉兵衛邸(延暦寺大書院)/起雲閣/旧川上貞奴邸(文化のみち二葉館)/旧野口喜一郎邸(和光荘)/【コラム】洋館を彩ったステンドグラス/萬翠荘
【第3章】経済発展と都市文化の勃興
時代の流れ/旧日本郵船小樽支店/旧日本生命保険九州支店(福岡市赤煉瓦文化館)/宇治山田郵便局舎/旧第九十銀行本店本館(もりおか啄木・賢治青春館)/旧福岡県公会堂貴賓館/旧函館区公会堂/旧横浜新港埠頭保税倉庫(横浜赤レンガ倉庫)/旧盛岡銀行本店(岩手銀行赤レンガ館)/旧秋田銀行本店本館(赤れんが郷土館)/旧二十三銀行本店(大分銀行赤レンガ館)/綱町三井倶楽部/旧西陣織物館(京都市考古資料館)/旧秋田商会ビル(下関観光情報センター)/旧開港記念横浜会館(横浜市開港記念会館)/旧大阪商船門司支店(北九州市旧大阪商船)/大阪市中央公会堂/【コラム】大阪市中央公会堂誕生秘話/日本工業倶楽部会館/旧三井銀行下関支店 (やまぎん史料館)/旧京都中央電話局西陣分局舎(西陣産業創造會館)/日本銀行旧岡山支店本館(ルネスホール)/旧大阪商船神戸支店(商船三井ビルディング)/大阪松竹座
【第4章】学びの場と祈りの空間
時代の流れ/旧帝国図書館(国立国会図書館 国際子ども図書館)/弘前学院外人宣教師館/旧遷喬尋常小学校校舎/旧遺愛女学校本館・宣教師館/旧米沢高等工業学校本館(山形大学工学部本館)/慶應義塾図書館旧館/自由学園明日館/【コラム】自然と一体化する「有機的建築」/日本基督教団弘前教会教会堂/聖ヨハネ教会堂/トラピスト修道院/堂崎天主堂/旧野首教会/青砂ヶ浦天主堂/豊橋ハリストス正教会聖堂/田平天主堂/頭ヶ島天主堂
【第5章】和風建築の近代化と和洋折衷の試み
時代の流れ/盛美館/奈良ホテル本館/旧中越銀行本店(砺波郷土資料館)/康楽館/八千代座/旧真宗信徒生命保険株式会社本館(本願寺伝道院)/【コラム】破天荒の妖怪建築家・伊東忠太/武雄温泉楼門・新館/明治神宮宝物殿
◆巻末特集
博物館 明治村/平面図で見る名建築②/日本近代建築史② 西洋建築の追随から新時代の建築へ/近代建築関連年表② 1904~1923年/日本近代建築人名事典

主要参考文献

同じ著者・訳者の作品

写真と歴史でたどる日本近代建築大観 第1巻

幕末以降の約100年間に完工し、戦後75年を経た今でも各所に残る主要建築物約30…


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