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トラウマニヨルカイリカラノカイフク

トラウマによる解離からの回復

断片化された「わたしたち」を癒す  

発売日 2020/08/25

判型 A5判   ISBN 978-4-336-06568-1

ページ数 320 頁   Cコード 0011

定価 3,740円 (本体価格3,400円)

内容紹介

構造的解離理論が神経生物学モデルと融合し、さらに分かりやすく、使いやすい! 約30年のキャリアのトラウマエキスパート、ジェニーナ・フィッシャー博士の集大成、トラウマケアのバイブル!
本書は様々な志向のセラピストが知識を深められるだけでなく、年齢に関係なくトラウマの名残によって症状に苦しむクライアント自身が使うことができるように書かれています。希望を失い機能する能力を失ってしまった人たちや、自己破壊的な衝動から自殺、自傷、嗜癖、摂食障害に苦しむ人々へ効果的で尊厳のあるアプローチが提唱されています。またハイリスクの患者さんたちに向けても、本書が提唱するトラウマによる分離と区画化を視野に入れた神経生理学的解離モデルは、個人の安定化を促進し、施設の外での生活を可能にしてくれることでしょう。そればかりでなく一見トラウマを「克服」し、地位のある職業に就き、家族にも恵まれて豊かに暮らしているように傍からは見えても、人生の質を楽しむことができずに苦しんでいる人々に向けても希望のメッセージが発せられています。ここで紹介されている治療のパラダイムは特定の一つの診断に向けてのものではなく、すべてのトラウマのサバイバーに使えます。心的外傷後ストレス障害(PTSD)、トラウマ関連とされるADHD、双極性障害、境界性パーソナリティ、解離性障害、または精神衛生の専門家に一度も会ったことのない人にも適用できます。アメリカ、イギリスをはじめ世界各地で講演、講習を行っている著者が構造的解離理論をさらに発展させた神経生理学的なモデルによって、安全にそして深い癒しがもたらされることでしょう。

著者紹介

ジェニーナ・フィッシャー 

センサリーモーター 療法研究所のアシスタント教育ディレクター、EMDR 国際学会(EMDRIA)のコンサルタント、ベッセル・ヴァン・デア・コークによって設立された診療所および研究所であるトラウマセンターの元講師である。臨床家、著者、プレゼンターとしても知られ、ニューイングランドトラウマと解離協会の会長、ハーバード大学医学部で講師も務めた。(パット・オグデンと)『センサリーモーター心理療法~トラウマと愛着への介入』の共著もある。

浅井咲子 (アサイサキコ)

公認心理師。
外務省在外公館派遣員としてロンドンにある日本国大使館に勤務する。その後渡米し、カリフォルニア州のジョン・F・ケネディ大学院で、カウンセリング心理学の修士課程(身体心理学専攻)を修了。2008年から個人のセラピールームを私宰している。ソマティック・エクスペリエンシング™療法の上級グループコンサルタントとして活動する他、内的家族システム療法(IFS)(レベル2修了)、総括的リソースモデル(CRM)などの療法も取り入れ、神経系に働きかけてトラウマによる症状を改善することを目指し、全国各地で講演や講座を実施している。
翻訳書にP・リヴァイン、M・ クライン著「子どものトラウマ・セラピー」(雲母書房、2010年)、K・ ケイン、S・ テレール著「レジリエンスを育む」(岩崎学術出版、2019年)、著書に「自律神経セルフメンテナンス」(非営利活動法人ratik、2014年)、「100%魂のかたち」(ヒカルランド、2017年)、「今、ここ神経系エクササイズ~はるちゃんのおにぎりを読むと他人の批判が気にならなくなる」(梨の木舎、2017年)がある。

目次

  
日本の読者の皆様へ    
1 章:神経生物学的な名残としてのトラウマ―― 断片化はどのように起こるのか
2 章:パーツを理解する、トラウマを理解する 
3 章:クライアントとセラピストの役割の変化  
4 章:「わたしたち」と向き合うために ―― パーツたちに働きかける
5 章:パーツたちと仲良くなる ―― 思いやりの種を蒔く 
6 章:トラウマ的愛着の複雑さ  
7 章:自殺願望、自己破壊、摂食障碍、嗜癖のパーツに働きかける
8 章:セラピーの難点 ―― 解離性症状と障碍  
9 章:過去を修復する ―― 自分への抱擁  
10章:失ったものを取り戻す ―― 幼いパーツたちとのつながりを深める
11章:安全と歓迎 ―― 安定型愛着を獲得する  
  

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