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ユウレイトハナニカ

幽霊とは何か

500年の歴史から探るその正体  

発売日 2016/07/20

判型 四六判   ISBN 978-4-336-06006-8

ページ数 464 頁   Cコード 0039

定価 4,070円 (本体価格3,700円)

内容紹介

そこに誰かいるの ?
イギリスのワイト島の古い屋敷で育ち、子どものころから幽霊に魅せられてきた著者が、500年にわたって各地で詳細に報告されてきた幽霊出没の物語をたどる。呪われた屋敷、取り憑いた幽霊、さまざまな超常現象の体験者、霊媒師、ゴーストハンター。そして、幽霊に深く関わっている宗教と社会的地位、メディアとテクノロジー。時代が変わるにつれ変化していく幽霊の姿を真摯に追いかけた一冊。

【書評抜粋】
とびきりおもしろく(そして不穏な気持ちにさせる)作品だ……ふつうは誰でも幽霊から逃げるのに、著者は幽霊を追い求める。その恐れ知らずの大胆さには、畏敬の念を覚えるほどだ。 ──英紙「ガーディアン」

幽霊目撃の科学的・社会的な面をたどる興味深い歴史……失われた魂のほの暗い世界を行く旅……不気味な味わいとともに語られる物語。 ──英紙「テレグラフ」

思わず引き込まれてしまう……超常現象を調査すれば、かなりの割合でまやかしを暴く必要が出てくる。クラークは、懐疑的になることを忘れていない。ゴーストハントの物語は、同時にいんちきと人々の錯覚が暴露されてきた歴史でもある。……しかし、クラークは、自分が追いかける主題に、少年時代のままの……豊富な知識に裏打ちされた情熱を保ち続けている。 ──英紙「インデペンデント」

著者紹介

ロジャー・クラーク

イギリスのワイト島生まれ。《インデペンデント》紙、《サイト&サウンド》誌などで活躍する映画評論家。幼いころから幽霊に魅せられ、イギリスの有名なゴーストハンター、アンドリュー・グリーンやピーター・アンダーウッドと文通する。1980年代に14歳で心霊現象研究協会(SPR)の最年少会員となり、15歳でパン&フォンタナのホラーブックスシリーズから幽霊物語を出版。本書で、幽霊の歴史をまとめたいという長年の夢をかなえた。

桐谷知未 (キリヤトモミ)

東京都出身。南イリノイ大学ジャーナリズム学科卒業。翻訳家。

目次

第1章 幽霊屋敷で育って
第2章 幽霊の分類法
第3章 目に見えるソファー──ゴーストハント小史
第4章 ヒントン・アンプナーの謎
第5章 テッドワースの鼓手
第6章 マコンの悪魔
第7章 エプワースの少女
第8章 ヴィール夫人の亡霊
第9章 幽霊物語の作法
第10章 ファニー嬢の新劇場
第11章 瀉血と脳の鏡
第12章 幽霊の下品さについて
第13章 わななくテーブルの秘密
第14章 上空の天使と深海の悪魔
第15章 レイナム・ホールの茶色の貴婦人
第16章 ボーリー牧師館の殺人
第17章 恐怖の王とテクノロジーの話
第18章 イギリスで最も呪われた屋敷

謝辞
図版提供者一覧
年表
訳者あとがき
参考文献
原註

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