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『園井恵子』『ディンマスの子供たち』『モダンマジック』など書評記載
2023/07/07 パブリシティ
◆『園井恵子 原爆に散ったタカラジェンヌの夢』(千和裕之 著)の書評が7月2日付「しんぶん赤旗」に掲載。
評者は近野十志夫さん(詩人)です。
「まとまるまでに10年以上かけたであろう大著となっている」「本書には120冊もの参考文献が挙げられ、本書の底力となっている」
『園井恵子 原爆に散ったタカラジェンヌの夢』(千和裕之 著)
宝塚少女歌劇で活躍し、戦中名画『無法松の一生』のヒロイン役で日本中を魅了するも、32歳で広島の原爆に斃れた劇的な人生。大林宣彦、井上ひさし作品のモデルとなった伝説の女優・園井恵子の初の評伝。
◆『ディンマスの子供たち』(ウィリアム・トレヴァー 著/宮脇孝雄 訳)の書評が「図書新聞」7月15日号に掲載。
評者は竹松早智子さん(翻訳家)です。
「笑顔で人の秘密を暴こうとしている裏で、心は何を叫んでいるのだろう。答えは明記されていない。それでも彼の言葉は、本当の自分はここにいるのだとたしかに訴えかけている」
『ディンマスの子供たち』〈ウィリアム・トレヴァー・コレクション〉(ウィリアム・トレヴァー 著/宮脇孝雄 訳)
その少年はすべてを目撃していた――イングランドの架空の港町ディンマス、人々は複雑な事情がありながらも平和な生活を営んでいる。しかし、一人の少年によって人々の意識の裏に潜む欲望・願望・夢が暴き出されていく。平凡な海辺の町を丸ごと描いて、読む者を戦慄させるトレヴァー初期の衝撃作、ついに邦訳! 1976年ウィットブレッド賞を受賞した傑作長篇がついに邦訳。
◆『モダンマジック』(ドナルド・マイケル・クレイグ 著/Hieros Phoenixほか 訳)の書評が「ムー」8月号に掲載。
「文字通り本書一冊、それに相応のやる気さえあれば、だれもが実践魔術師になれてしまう、驚異の魔術書である。今後「魔術」といえば、本書を抜きにしては語り得ぬであろう」
『モダンマジック』(ドナルド・マイケル・クレイグ 著/婀聞マリス、折刃覇道、白鳥至珠、バザラダン、Hieros Phoenix、Raven 訳)
「実際に機能する魔術」の習得を目指し、多くの図版とイラストを使って、基礎的な知識や訓練から数々の儀式、魔術道具のDIYまでも懇切丁寧に解説。現代のグリモワともいうべきマグナム・オーパス。