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クウカイヒゾウホウヤクヲヨム
空海「秘蔵宝鑰」をよむ
福田亮成 著
発売日 2020/09/18
版型 A5判/上製 / ISBN 978-4-336-07067-8
ページ数 240 / Cコード C0015
価格 3,520円 (本体価格3,200円)
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宗教心を10段階に分け、心の深展を論究し、最終段階(密教)の扉を開く。天長年間(824〜834)、淳和天皇の勅令により提出された教義書『秘蔵宝鑰』。真言密教の開祖・空海が到達した密教の奥義であり、空海自身の精神遍歴をまとめたものでもある『秘蔵宝鑰』をわかりやすく解説。本書の内容は、NHKラジオ「宗教の時間」で、2008年4月から2009年3月まで、1年間にわたって放送されたものである。書籍化にあたり小見出しを付け、関連する12のテーマのコラムを加えた。
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はじめに
空海思想を勉強するためのガイド
1 空海の時間と空間
2 『秘蔵宝鑰』―その著述目的と概要―
3 第一 異生羝羊心 ―動物的生活に終始する心
4 第二 愚童持斎心 ―自ら反省し、他人に施す心
5 第三 嬰童無畏心 ―死後天に生れると信じて安心する心
6 第四 唯薀無我心 すべての存在は五要素のみであるとする心
7 第五 抜業因種心 ―迷いの種子を引き抜こうとする心
8 第六 他縁大乗心 ―わけへだてることなく大慈悲心をふりそそぐ心
9 第七 覚心不生心 ―すべてのとらわれから解放される心
10 第八 如実一道心 ―すべてが清浄であり、障りがないものと観ずる心
11 第九 極無自性心 ―真実の世界でさえもうつろうものと観ずる心
12 第十 秘密荘厳心 ―秘密荘厳の扉を開く心
【コラム】
1 空海とグローバルスタンダード
2 『秘蔵宝鑰』と天長六本宗書
3 第一と第十
4 異文化との出会い 1「仏教と儒教」
5 バラモン教と仏教
6 王法と仏法と四恩
7 『大日経』との出会い
8 「唯識三年、倶舎八年」と法相宗
9 『大乗三論大義鈔』
10 異文化との出会い 2「仏教と神道」
11 「十住心体系」と「レイヤー」
12 空海の十住心体系の構想はいつからか
要語解説
弘法大師=空海年譜
あとがき