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アサイラム・ピース

アサイラム・ピース

発売日 2013/01/24

判型 四六変型判   ISBN 978-4-336-05628-3

ページ数 224 頁   Cコード 0097

定価 2,376円 (本体価格2,200円)

内容紹介

異国の地で城の地下牢に囚われた薔薇のあざをもつ女。名前も顔も知らないがこの世界のどこかに存在する絶対の敵。いつ終わるとも知れぬ長い裁判。頭の中の機械。精神病療養所のテラスで人形劇めいた場面を演じる患者たち――孤独な生の断片をつらねたこの短篇集には、傷つき病んだ精神の痛切な叫びがうずまいている。自身の入院体験にもとづく表題作はじめ、出口なしの閉塞感と絶対の孤独、謎と不条理に満ちた、作家アンナ・カヴァンの誕生を告げる最初の傑作。

著者紹介

アンナ・カヴァン (アンナ・カヴァン)

1901-1968。フランス生まれのイギリス作家。世界中を転々としながら小説を書き始めるが、やがてヘロイン中毒に陥り、精神状態が悪化する。『アサイラム・ピース』(40)、『輝く草地』(58)などに収められた短篇で、カフカ的な不条理世界、特異なヴィジョンを描き、長篇『氷』(67)(バジリコ)はSF界からも絶賛されるが、翌年に急死。他の邦訳に短篇集『ジュリアとバズーカ』、長篇『愛の渇き』(サンリオ文庫)がある。

山田和子 (ヤマダカズコ)

1951年、北九州市生まれ。慶應義塾大学文学部中退。元《季刊NW-SF》誌編集長。翻訳家・編集者。訳書に、J・G・バラード『コカイン・ナイト』(新潮文庫)、アーシュラ・K・ル=グウィン『夜の言葉』(共訳、岩波現代文庫)、『幻影の都市』(ハヤカワ文庫)、ロバート・R・マキャモン『ミステリー・ウォーク』(創元推理文庫)などがある。

目次

母斑(あざ)/上の世界へ/敵/変容する家/鳥/不満の表明/いまひとつの失敗/召喚
/夜に/不愉快な警告/頭の中の機械/アサイラム・ピース/終わりはもうそこに/終わ
りはない

アサイラム・ピース


*品切増刷未定

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