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エイガロンソウ

映画論叢  27

発売日 2011/07/14

判型 A5判   ISBN 978-4-336-05415-9

ページ数 128 頁   Cコード 0374

定価 1,100円 (本体価格1,000円)

内容紹介

若大将から山口百恵まで、70年代の東宝をリードした小谷承靖監督の娯楽映画作法。緑魔子の語る渡辺祐介。関川秀雄監督の素顔。独裁者・大蔵貢にニラまれ、劇場作品たった一本で終わった悲運の監督・柴田吉太郎。デジタル化の波に抗し続けてきた評論家・紀田順一郎のコレクター人生。三上真一郎の語る三國連太郎のシブとさ。プロレタリア作家・葉山嘉樹の新発見映画エッセイ。等々、今号も貴重な証言が満載。

映画論叢シリーズは、日本映画マニア必携の本格映画誌。忘れられた映画人の発掘・再評価が中心。海外の大学図書館からも日本映画黄金時代の貴重なアーカイヴとして評価されはじめています。

著者紹介

丹野達弥 (タンノタツヤ)

1961年生まれ。編著に『村木与四郎の映画美術』(フィルムアート社、1998年)『東京いい映画館みたい映画館』(樹花舎、1999年)、共編著に『映畫読本・小津安二郎』(フィルムアート社、1993年)『同・成瀬巳喜男』(フィルムアート社、1995年)『キネマの美女』(文藝春秋、1999年)等。2001年より『映画論叢』編輯長。

目次

『渡辺祐介監督だけを見て、体当たりでぶつかっていきました。──東宝から東映、そして演劇へ』 緑魔子インタビュー
加山雄三、フォーリーブス、仁科明子、ピンクレディー……
『合作映画で学んだこと』 小谷承靖監督インタビュー (聞き手:寺岡ユウジ)
葉山vs多喜二 『左翼文士、映画を観る』 浦西和彦
全集未収録随筆発掘 葉山嘉樹『農村と映畫』
『ビデオ・DVDでは真のカタルシスは得られない 注文・管理の苦労もまた愉し フィルム蒐集狂時代』 紀田順一郎
大蔵貢に睨まれてデビューが遅れました 『黒と赤の花びら』 柴田吉太郎監督インタビュー 聞き手/ダーティ工藤
バンとよばれて60年 『岡田茉莉子プロデューサーになる』 井上和男
チンピラ役者の万華鏡 『したたかな男・三國連太郎』 三上真一郎
DUBBING繁盛時代 『トニーの死、清順のアドリブ』 河辺公一
まぼろしの極東キネマ 『B級会社トーキーに挑戦す』 永田哲朗
『夢声特集に佐藤武監督の復権を期待する』 冬樹薫
『大阪IMAXシアター閉館に寄せて』 三隅繁

好評連載
フヰルム温故知新 『ウォルト・ディズニーへの感謝状』 布村建
《映画の見かた》の見かた 町山智浩の巻 重政隆文
映画本の困った人たち 『ちょっと先物買い』 川喜多英一

問題提起
『ぴあ』終刊/有楽町映画街の真実/ジャン・グレミヨン?

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