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書籍詳細

映画論叢 39

エイガロンソウサンジュウキュウ

映画論叢 39

丹野達弥

発売日
2015/07/10
判型
A5判
ISBN
978-4-336-05937-6
ページ数
128頁

定価 1,100円(本体価格1,000円)

※在庫あり

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内容紹介

ユニバーサル創業家に生まれた女優カーラ・レムリの数奇な人生。カメラマン原一民の見た黒澤明の実験精神。スタアに成り損ねた性格俳優ウェンデル・コリー。過大評価が始まった中村登への「脚本家」からの異議申し立て。等々、今号も映画史を書き変える論考が満載。

著者紹介

丹野達弥 (タンノタツヤ)

1961年生まれ。編著に『村木与四郎の映画美術』(フィルムアート社、1998年)『東京いい映画館みたい映画館』(樹花舎、1999年)、共編著に『映畫読本・小津安二郎』(フィルムアート社、1993年)『同・成瀬巳喜男』(フィルムアート社、1995年)『キネマの美女』(文藝春秋、1999年)等。2001年より『映画論叢』編輯長。

目次

全発声ホラー映画の第一声 ユニバーサル創業家に生まれて カーラ・レムリの104年 水島光智
宮川一夫、斎藤孝雄、そして稲垣浩 黒澤明の現場 撮影監督・原一民インタビュー 小関太一&加藤孝信
『血塗られた情事』『雨を降らす男』 売出し損ねた第三の新人 ウェンデル・コリー 千葉豹一郎
『夜の片鱗』の脚本家・権藤利英って誰?
中村登を刺激した男 井手俊郎を再評価せよ 北里宇一郎
『友の会』続々設立 ファンクラブ時代到来す 畑暉男
『ムービーマガジン』をご存じですか? ピラニア軍団総登場 浦崎浩實
全勝映画の世界 短命に終わった興亜映画 永田哲朗
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好評連載
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