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書籍詳細

映画論叢 22

エイガロンソウ

映画論叢 22

丹野達弥

発売日
2009/11/18
判型
A5判
ISBN
978-4-336-05171-4
ページ数
128頁

定価 1,100円(本体価格1,000円)

※品切れ

内容紹介

メジャーの映画言論を挑発する日本映画マニア必携の本格映画誌。忘れられた映画人の発掘&再評価を軸に他誌では読めない渋い話題がてんこ盛り。
『007は二度死ぬ』のボンドガール・若林映子の知られざる海外作品。昭和三十年代大船のアイドル・山本豊三の私生活。原知佐子の語る「監督・田中絹代」。記録映画作家のみる「軍人としてのジョン・フォード」。『七人の侍』ダビング秘話。等々、今号もマニア向けの話題を満載。
日本映画には世界の映画通をうならせる黄金時代があったことを忘れさせない、映画通による映画通のためのシリーズ。

著者紹介

丹野達弥 (タンノタツヤ)

1961年生まれ。編著に『村木与四郎の映画美術』(フィルムアート社、1998年)『東京いい映画館みたい映画館』(樹花舎、1999年)、共編著に『映畫読本・小津安二郎』(フィルムアート社、1993年)『同・成瀬巳喜男』(フィルムアート社、1995年)『キネマの美女』(文藝春秋、1999年)等。2001年より『映画論叢』編輯長。

目次

東宝プログラムピクチャーの世界(ゴチはすぐ下のタイトルの惹句です 以下同)
和製ボンドガール 国際スタア・若林映子 聞き手/中村深海
郷愁と戦争に生きる わがジョン・フォード 布村建
大船が生んだアイドル 山本豊三の私生活 三上真一郎
板谷紀之、久松静児、堀川弘通……個性派監督たちとともに
原知佐子の女優人生 『女ばかりの夜』と監督・田中絹代
三輪彰監督インタビュー
「新東宝には嫌な思い出は一つもありません」 聞き手/ダーティ工藤
まぼろしの極東キネマ 阪東勝太郎の哀しい後半生 永田哲朗
DUBBING繁盛時代
『七人の侍』は録音もコンサートなみ! 河辺公一
(以下3篇はエッセイなので級数下げて結構です)
トニー・ザイラー追悼 バブルとスキーとザイラーと 照井康夫
昭和十年代の青春 あらえびす先生とSPレコード 梶田章
映画記者は見た 大御所批評家Qの実像 長谷川卓也