書籍詳細
フタリノアフリカ、テシゴトノウチュウ
ふたりのアフリカ、手仕事の宇宙
人類学者・川田順造と陶芸作家・小川待子のコレクション
- 発売日
- 2026/07
- 判型
- B5判
- ISBN
- 978-4-336-07867-4
- ページ数
- 296頁
定価 4,400円(本体価格4,000円)
内容紹介
◆サバンナの人々が生み出した、精緻でダイナミックな造形の世界
ヨーロッパ・西アフリカ・日本という3つの異なる視座から、複眼的に自他の文化を見つめ洞察した川田順造。夫の川田とともに1970年代の西アフリカで暮らし、帰国後、稀有な眼と手で独自の「うつわ」を生み出し続ける小川待子。ふたりは現地での生活と調査をとおして、暮らしの道具のかずかずを収集した。今も自邸の空間を彩る、川田・小川コレクションの魅力を余すところなく紹介する。
【本書の内容】
◇第1章 アフリカとの出会い
川田順造とアフリカとの出会い、妻となった小川待子とともに訪れたアルジェリアなどマグレブ諸国への旅。小川が旅先で描きとめた、みずみずしいスケッチを初公開。
◇第2章 サバンナに暮らす
オート・ヴォルタ(現ブルキナファソ)に暮らし、生活に根ざしたものづくりの技術を調査する日々。そこで目にしたひょうたんの器、草編みのかごやうちわ、素焼きの壺、真鍮のブレスレット。
◇第3章 アフリカの色とかたち
オート・ヴォルタやナイジェリアの藍染め、マリの泥染めなど、さまざまな表情を見せる西アフリカのダイナミックな染織のほか、クッションなどの革製品、ビーズを紹介。
◇第4章 海の見える家――ふたりのアフリカ
川田と小川の自宅を彩る、気迫みなぎる儀礼用の仮面や太鼓をはじめ、ユニークなかたちの椅子や豊穣多産を願う木彫り人形、太鼓や弓矢、さらには絵画作品など、100を超えるものたち。
世田谷美術館開催「ふたりのアフリカ、手仕事の宇宙――人類学者・川田順造と陶芸作家・小川待子のコレクション」展公式カタログ
著者紹介
世田谷美術館 (セタガヤビジュツカン)
1986年(昭和61年)3月30日開館。砧公園の一角に位置する。恵まれた自然環境を存分に生かした建築デザインは、建築家内井昭蔵によるもので、内井はこれにより毎日芸術賞・日本芸術院賞を受賞した。近現代の作品を中心に、日本国内はもちろん、海外の作品も含め、これまで約18,000点の美術作品を収集。アンリ・ルソーや素朴派の作品、世田谷区ゆかりの作家の作品が、コレクションの大きな柱となっている。美食家で、書、器といった様々な分野で才能を発揮した北大路魯山人の作品も特色あるコレクションとなっている。
目次
はじめに
献辞
謝辞
雨(川田順造)
童話の国の美しい壺(小川待子)
◆第1章 アフリカとの出会い
1-1 1960年代、アフリカとの出会い
1-2 マグレブへの旅
1-3 オート・ヴォルタに移り住む
◆第2章 サバンナに暮らす
2-1 ひょうたんの器
2-2 草を編む
2-3 土器をつくる
2-4 火の熱さ
◆第3章 アフリカの色とかたち
3-1 いろどる――赤、白、黒
3-2 布
3-3 革
3-4 ビーズ
◆第4章 海の見える家―ふたりのアフリカ
4 海の見える家―ふたりのアフリカ
コラム 川田順造と武満徹の往復書簡「音・ことば・人間」
コラム 川田順造と小川待子の絵本『バオバブ』と『砂漠の塩』
インタビュー、エッセイ
マグレブからサバンナへ――小川待子へのインタビュー
曠野の記憶――若き日のアフリカと川田順造(中尾世治)
川田順造・小川待子コレクション――ふたりのアフリカ(塚田美紀)
川田順造・小川待子 略年譜
川田順造 主要文献目録
出品リスト

