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書籍詳細

真理のことばの物語集:ダンマパダ・アッタヴァンナナー 3

シンリノコトバノモノガタリシュウ

真理のことばの物語集 第三巻

ダンマパダ・アッタヴァンナナー

松村淳子

発売日
2021/10
判型
A5判
ISBN
978-4-336-07075-3
ページ数
453頁

定価 7,260円(本体価格6,600円)

※在庫あり

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内容紹介

『ダンマパダ』第9章から第18章までの由来を物語る全九19話

初期仏教最古の詩篇のひとつとされ、古来広く伝承されてきた『ダンマパダ(真理のことば)』。
そのパーリ語註釈書に説かれる、これらの詩句にまつわる物語を原典から全訳!

 ・悪漢どもに叩き殺されたマハー・モッガッラーナが前世で犯した悪業
 ・美貌のチンチャー・マーナヴィカーを使ってブッダに汚名を着せようとした外道たち
 ・すべてのブッダたちが行う、対の奇跡、三十三天での雨安居、そして三道宝階降下の全貌
 ・ゴータマ教団のトラブルメーカー・六群比丘とラールダーインが巻き起こす珍事件の数々!
など、珠玉の筆致で語られる、時にウィットに富み時に心が洗われる物語の数々を、ご堪能あれ!

著者紹介

松村淳子 (マツムラジュンコ)

1953年、静岡県静岡市生まれ。東京大学文学部卒、同大学院人文科学研究科修士課程修了。オーストラリア国立大学アジア学研究科修士課程修了。ドイツ・ゲッティンゲン大学インド学仏教学専攻博士課程修了(Ph.D.)。神戸国際大学教授、国際仏教大学大学院大学教授を経て、現在、東洋大学大学院非常勤講師。著書に、The Rasavāhinī of Vedeha Thera(東方出版、1992)、訳書に『増支部経典第四巻 原始仏典III』(服部育郎氏と共訳、東京:春秋社、2018)などがある。

目次

第九章 悪
 一 小一衣婆羅門の物語
 二 セッヤサカ長老の物語
 三 ラージャー天女の物語
 四 アナータピンディカ長者の物語
 五 出家の道具を仕舞い忘れる比丘の物語
 六 猫足長者の物語
 七 大富豪商人の物語(一)――泥棒たちを避けた商人
 八 猟師クックタミッタの物語
 九 犬使い猟師コーカの物語
 十 宝石職人の家に托鉢に通ったティッサ長老の物語
 十一 三群の比丘たちの物語
 十二 サーキヤ族の公子スッパブッダの物語

第十章 暴力
 一 六群比丘の物語(一)――仲間の比丘たちを殴った話
 二 六群比丘の物語(二)――仲間の比丘たちを手刀で脅した話
 三 大勢の少年たちの物語
 四 クンダダーナ長老の物語
 五 ヴィサーカーら在家信女たちの物語
 六 ウワバミ餓鬼の物語
 七 マハー・モッガッラーナ長老の物語(一)――過去世の悪業のために殺された話
 八 物持ち比丘の物語
 九 サンタティ大臣の物語
 十 ピローティカ長老の物語
 十一 スカ沙弥の物語

第十一章 老
 一 ヴィサーカーの女友達の物語
 二 シリマーの物語
 三 ウッタリー長老尼の物語
 四 大勢の思い上がった比丘たちの物語
 五 国中一の美人ルーパナンダー長老尼の物語
 六 マッリカー王妃の物語
 七 ラールダーイン長老の物語(一)――適切な経を唱えられないラールダーイン長老
 八 師がアーナンダ長老に語られた感興の語の物語
 九 大富豪長者の息子の物語

第十二章 自己
 一 ボーディ王子の物語
 二 サーキヤ族のウパナンダ長老の物語
 三 パダーニカ・ティッサ長老の物語
 四 クマーラ・カッサパ長老の母親の物語
 五 在家信者マハー・カーラの物語
 六 デーヴァダッタの物語(三)――デーヴァダッタはなぜ性格が悪いのか
 七 サンガ分裂を企てた〔デーヴァダッタの〕物語
 八 カーラ長老の物語
 九 在家信者チューラ・カーラの物語
 十 アッタダッタ長老の物語

第十三章 世間
 一 ある若い比丘の物語
 二 スッドーダナ王の物語
 三 内観に励んだ五百人の比丘たちの物語
 四 アバヤ王子の物語
 五 サンムンジャニ長老の物語
 六 アングリマーラ長老の物語(一)
    ――凶悪だったアングリマーラが般涅槃に入ったこと
 七 機織り職人の娘の物語
 八 三十人の比丘たちの物語
 九 チンチャー・マーナヴィカーの物語
 十 比類なき布施の物語
 十一 アナータピンディカの息子カーラの物語

第十四章 ブッダ
 一 マーガンディヤ婆羅門の物語
 二 対の奇跡(双神変)の物語
 三 ナーガ王エーラカパッタの物語
 四 アーナンダ長老が布薩について質問した物語
 五 不満を抱いた比丘の物語
 六 アッギダッタ婆羅門の物語
 七 アーナンダ長老の質問の物語(二)――人間の良い種類はどこに生まれるか
 八 大勢の比丘たちの物語(一)――楽について話し合った比丘たち
 九 カッサパ仏の黄金の仏塔の物語

第十五章 楽しみ
 一 親族の喧嘩をおさめた物語
 二 魔王マーラの物語(一)――師が鉢食を得られないようにしたマーラ
 三 コーサラ国王の敗北の物語
 四 ある良家の娘の物語
 五 ある在家信者の物語
 六 コーサラ国王パセーナディの物語(一)
    ――師がパセーナディ王の大食をやめさせた方法
 七 ティッサ長老の物語(一)――師の入滅が近いと知って修行に励んだ比丘
 八 サッカが師を看病した物語

第十六章 愛しいもの
 一 親子三人の出家の物語
 二 ある資産家の物語
 三 ヴィサーカーの物語(二)――孫娘の死を嘆き悲しんだヴィサーカー
 四 リッチャヴィ族の人々の物語
 五 アニッティガンダ・クマーラの物語
 六 ある婆羅門の物語(一)――収穫の前夜に大雨によって畑が流された婆羅門
 七 五百人の少年たちの物語
 八 不還果を得た長老の物語
 九 ナンディヤの物語

第十七章 怒り
 一 クシャトリヤ族の少女ローヒニーの物語
 二 ある比丘の物語(三)――神霊が宿る樹木を傷つけた比丘
 三 在家信女ウッタラーの物語
 四 マハー・モッガッラーナ長老の質問の物語
 五 サーケータの婆羅門の物語
 六 プンナーの物語
 七 在家信者アトゥラの物語
 八 六群比丘の物語(三)――下駄の音を立ててふざけた六群比丘

第十八章 汚れ
 一 牛屠殺人の息子の物語
 二 ある婆羅門の物語(二)――比丘たちのために講堂を作った婆羅門
 三 ティッサ長老の物語(二)――衣に執着した比丘
 四 ラールダーイン長老の物語(二)
    ――説くべきことを何も思い出せないラールダーイン長老
 五 ある良家の息子の物語
 六 チュッラ・サーリ比丘の物語
 七 五百人の在家信者たちの物語
 八 見習い比丘ティッサの物語
 九 五人の在家信者たちの物語
 十 メンダカ長者の物語
 十一 あら探し長老の物語
 十二 遍歴行者スバッダの物語

 註