書籍詳細
 
        シンペンバベルノトショカンダイロッカン
新編バベルの図書館 第6巻
- 発売日
- 2013/07/18
- 判型
- A5判
- ISBN
- 978-4-336-05532-3
- ページ数
- 669頁
定価 7,480円(本体価格6,800円)
内容紹介
バベルの図書館シリーズ、ラテンアメリカ・中国・アラビア編。アルゼンチン短篇集、千夜一夜物語ガラン版、千夜一夜物語バートン版、蒲松齢、ルゴーネス、ボルヘスの巻。「イスール」「青い虎」ほか全40編を収録。
著者紹介
ホルヘ・ルイス・ボルヘス (ホルヘルイスボルヘス)
1899年ブエノスアイレスに生まれる。教養豊かな家庭に育ち、年少よりヨーロッパ諸国を移り住んだ。六歳の頃から早くも作家を志望し、驚くべき早熟ぶりを示す。アルゼンチンに帰国後、精力的な文学活動を開始。一九六一年国際出版社賞を受賞。その後、著作は全世界で翻訳されている。20世紀を代表する作家の一人。
驚異的な博識に裏打ちされた、迷宮・鏡・円環といったテーマをめぐって展開されるその幻想的な文学世界は、日本でも多くの愛読者を持ち、全作品のほとんどが翻訳出版されている。一九八六年スイスにて死去。
小説に『伝奇集』『ブロディーの報告書』『創造者』『汚辱の世界史』(以上岩波書店)『エル・アレフ』(平凡社)『砂の本』(集英社)、評論に『続審問』『七つの夜』(以上岩波書店)『エバリスト・カリエゴ』『論議』『ボルヘスのイギリス文学史』『ボルヘスの北アメリカ文学史』『ボルヘスの「神曲」講義』(以上国書刊行会)『永遠の歴史』(筑摩書房)、詩に『永遠の薔薇・鉄の貨幣』(国書刊行会)『ブエノスアイレスの熱狂』(水声社)、アンソロジーに『夢の本』(国書刊行会)『天国・地獄百科』(水声社)などがある。
目次
アルゼンチン短篇集*内田吉彦訳	
	イスール(ルゴーネス)
	烏賊はおのれの墨を選ぶ(ビオイ=カサレス)
	運命の神さまはどじなお方(カンセーラ/ルサレータ)
	占拠された家(コルタサル)
	駅馬車(ムヒカ=ライネス)
	物(オカンポ)
	チェスの師匠(ペルツァー)
	わが身にほんとうに起こったこと(ペイロウ)
	選ばれし人(バスケス)
千夜一夜物語 ガラン版*井上輝夫訳	
	盲人ババ・アブダラの物語
	アラジンの奇跡のランプ
千夜一夜物語 バートン版*由良君美訳 	
	ユダヤ人の医者の物語
	蛇の女王
蒲松齢*中野美代子訳 	
	氏神試験
	老僧再生
	孝子入冥
	幻術道士
	魔術街道
	暗黒地獄
	金貨迅流
	狐仙女房
	虎妖宴遊
	猛虎贖罪
	狼虎夢占
	人虎報仇
	人皮女装
	生首交換
	夢のなかのドッペルゲンゲル
	鏡のなかの雲雨
ルゴーネス*牛島信明訳  	
	イスール
	火の雨
	塩の像
	アブデラの馬
	説明し難い現象
	フランチェスカ
	ジュリエット祖母さん
ボルヘス*鼓直訳 	
	一九八三年八月二十五日
	パラケルススの薔薇
	青い虎
	疲れた男のユートピア
	等身大のボルヘス
※ボルヘスインタビュー「等身大のボルヘス」は本シリーズに収録しない予定でしたが、読者の皆様から多数のリクエストを賜りましたので、収録することに致しました。









