国書刊行会

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書籍詳細

イスラーム信仰叢書 1

イスラームジュンレイノスベテ

イスラーム巡礼のすべて

水谷周

発売日
2010/04/15
判型
四六判
ISBN
978-4-336-05204-9
ページ数
258頁

定価 2,750円(本体価格2,500円)

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内容紹介

イスラーム巡礼の歴史・儀礼、歓喜などの精神面を3部構成で解説し、実際のマニュアルとしても使えるよう配慮した、事典的な書。巻末に用語集など「参考」6種を付す。

著者紹介

水谷周 (ミズタニマコト)

京都大学文学部卒、博士(イスラーム思想史)、(社)日本宗教信仰復興会議代表理事、日本ムスリム協会理事、国際宗教研究所顧問など。日本における宗教的覚醒とイスラームの深みと広さの啓発に努める。
著書多数:『イスラーム信仰概論』明石書店、2016年、『イスラームの善と悪』平凡社新書、2012年、『イスラーム信仰とその基礎概念』晃洋書房、2015年、『イスラーム信仰とアッラー』知泉書館、2010年。(以下は国書刊行会)『イスラーム信仰叢書』全10巻、総編集・著作、2010~12年、『クルアーン―やさしい和訳』監訳著、2019年、『黄金期イスラームの徒然草』2019年、『現代イスラームの徒然草』2020年、『イスラーム用語の新研究』2021年、『祈りは人の半分』鎌田東二共著、2021年、『信仰の滴』2022年、『信仰は訴える』2023年、『宗教と科学のせめぎ合い』2023年など。

目次

はじめに
第1部 序論
1 巡礼思慕
2 信心は情熱
3 誤解の是正
 4 イスラーム以前
 5 クルアーンと巡礼
(1) 心構え
(2) 呼びかけ
(3) 義務
(4) 功徳
(5) 時期
(6) 儀礼・諸行事
(7) 続行不可能の場合
(8) クルアーンから預言者伝承へ
6 預言者ムハンマドと巡礼
(1) 最初で最後の「別離の巡礼」
(2) 禁忌順守
(3) 帰依の言葉(タルビヤ)
(4) マッカ到着
(5) 早駆け
(6) ミナーへ
(7) 別離の説教と留礼
(8) ムズダリファからミナーへ
(9) アルマディーナへの帰路
7 巡礼の功徳
第2部 巡礼本論
1 巡礼の三方式と実施条件
(1) 三方式
(2) 条件
2 禁忌順 守と集結地
(1) 禁忌順守(イフラーム)
(2) 集結地(ミーカート)
3 回礼(タワーフ)
(1) 初見参の衝撃
(2) 信仰上の意義
(3) 回礼の仕方
(4) 回礼百話
(5) 回礼の種類
4 早駆け(サアイ)
(1) 信仰上の意義と語源
(2) 早駆けの仕方
(3) 早駆けの感動
5 留礼(ウクーフ)
(1) 留礼の成立
(2) 8日:水調達の日(ヤウム・アッタルウィヤ)
(3) 9日:アラファの日(ヤウム・アラファ)
(4) 留礼の祈り
(5) 留礼の感涙
(6) ムズダリファ野営(マビート)
6 石投げ以降
(1) 石投げ(ラムイ)
(2) 供犠(ハドイ)
(3) 剃髪(ハルク)
(4) ミナー逗留
第3部 補論
1 マッカ旧跡巡り
2 アルマディーナと帰国
(1) アルマディーナの功徳
(2) 預言者マスジド訪問の諸作法
(3) アルマディーナ旧跡巡り
(4) 帰国へ
3 日本からの巡礼事始
(1) 山岡光太郎
(2) 田中逸平
(3) 鈴木剛ほか
4 今日の巡礼
(1) 現情寸描(2) 二〇〇六年の巡礼

参考1 マッカとカアバの歴史叙述
 参考2 勤行・信仰・巡礼の柱一覧
 参考3 巡礼の三方式一覧
 参考4 アラファの日の説教(日本語テキスト)
 参考5 女性巡礼者の特記事項
 参考6 巡礼関係アラビア語用語集
参考文献(アラビア語文献は簡単な解題付)
 巡礼用語索引