国書刊行会

内容紹介

日本人の道徳・倫理の形成に仏教はどのように関わってきたのか。古代インド思想、儒教、西洋思想なども含め総合的に論究。

著者紹介

齋藤昭俊 （サイトウショウシュン）

昭和5年栃木県に生まれる。
栃木中学校、大正大学、同大学院修士課程をへて、昭和31〜33年インド政府招聘留学生(ベナレス・ヒンドゥー大学大学院)、文学博士。
昭和59〜平成2年大正大学学監兼教養部長。現在大正大学名誉教授。
平成4〜12年日本仏教教育学会長、現在名誉会長。
持田賞、教学功労賞、密教学芸賞受賞。

成瀬良徳 （ナルセヨシノリ）

昭和25年栃木県足利市に生まれる。
大正大学大学院文学研究科博士課程修了。専攻は宗教思想、宗教教育。
現在、東洋大学講師、大正大学講師。

目次

まえがき
序 章　仏教と道徳
第1章　仏教における人間と道徳
第2章　仏教における善と悪
第3章　仏教と「悪」
第4章　仏教の戒めと道徳
第5章　行為と罪悪の懴悔
第6章　仏教と儒教の対論
第7章　日本人の仏教と道徳
終章　仏教教育と道徳教育
あとがき