書籍詳細

ヘミングウェイノジョセイタチ
ヘミングウェイの女性たち
作品と伝記の間
- 発売日
- 1995/10/08
- 判型
- ISBN
- 978-4-336-03770-1
- ページ数
- 356頁
定価 2,990円(本体価格2,718円)
内容紹介
実生活においても文学においても、限りなく「男らしさ」「力強さ」を追い求めたヘミングウェイだが、4度の結婚、数々のアヴァンチュールに彩られた女性関係には、彼のさまざまな願望と挫折、心の傷が複雑に影を落としていた。ヘミングウェイは、女性のなかに何を求めていたのだろうか。本書は現実の恋人たちと、作品にあらわれる恋人たちとの緻密な比較を通して、その謎を解読する。
著者紹介
丸田明生 (マルタアケオ)
1931年山口県生まれ。広島大学卒業。山口県立徳山高等学校教諭、九州産業大学講師等を経て現在、下関市立大学教授。専攻はアメリカ文学。
目次
はじめに
第一部 短編の女性たち
第一章 ミシガン(その1)
第二章 ミシガン(その2)
第三章 ヨーロッパ
第二部 中・長編の女性たち
第一章 『陽はまた昇る』―ハドレーとダフネとスタインと―
第二章 『武器よさらば』―アグネス・クロウスキー《キャサリン――その永遠の恋人》―
第三章 「キリマンジャロの雪」、「フランシス、マコーマーの短い幸せな生涯」から『持つと持たぬと』へ―ポーリンとメイソンとグレイスと―
第四章 『第五列』、『誰が為に鐘は鳴る』から『河を渡って木立の中へ』―マーサとアドリアーナとメアリーと―
第三部 私のヘミングウェイ紀行
第一章 アメリカ
第二章 ヨーロッパ
ヘミングウェイ年譜
あとがき
主要参考文献
索引