ブックタイトルsummerblond

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概要

summerblond

…では色はどうされますか?モスグリーンですか?でも…違うんですプライバシーを…その…侵害したりは…あっ はい…親しみを込めて…そのときは笑っておられましたよあら 私と話したときは笑ってなかった相当イライラしてらしたわまた明日ね ヒラリーええ…じゃあねケヴィンでも お客様によると…電話を切るとき あなた嫌味を言ったそうね…お客様からきのう苦情の電話があったの記録によると この方の電話を取ったのはあなたね想像してみて こんなことを1日6時間週に5日もしていたらって私が妄想しだしたわけも きっとわかってもらえると思うパソコンから誰かの住所を抜き取って 虫や生肉を詰め込んだ箱を送りつけたらどうなるだろう?ってね有名人から注文が入るのは よくあることだった(彼らにとって一番簡単な買い物の方法なのだろう)私はどうやら会社の方針に背いたらしい「セレブのお客様に気づいて」しまったからその事件と「総じて不十分な働きぶり」のせいで私はクビになった突然の解雇だったから その日の午後私はいつものように会社を出た春が来たばかりの午後 上司のオフィスに呼び出された「商品は転送ビームでお届けします シャトナー様」とか何とか