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概要

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81 わずかな照明で周囲が明るくなるので、この写真はF4.0で5秒間露出しただけで暗闇でも実際と同じくらい明るく撮れているが、ISO 感度は400に上げている。 太陽が沈んだ直後のように見えるが、実際は沈んだ後で、夜である。シャッタースピードを遅くして稲妻を捉え、ストームの構造を撮る。これ以降の写真は、ほとんどがF7.1、ISO感度100、露出20秒間で撮影。 太陽は30分前に沈んだが、シャッター時間を長めにしたので、地平線を明るくするのに十分な光があった。光線は車のヘッドライトである。 露出は長くないものの、この写真からはストームの構造がはっきりと分かる。気が付けば……なんと! 雲底からもう一つ強いCG(対地雷撃)が発生。何てすごいストームだ! 発達中のbow(弓型の構造)の尻尾を捉えるために、私たちが車列の前、ランディが後ろになってオマハ(ネブラスカ州東部)へ走行中に、時速96キロメートル(60マイル)以上の風が吹き、州間高速道路の南側の樹木が薙ぎ倒されている。 道路の反対側から突然枝が飛んでくる──長い間大気中を飛んでいて今落ちてきたにちがいない。なんて日だ!