神球 1
ソヴィエトザンキョウ
ソヴィエト残響
伊図透 著
発売日 2026/11/19
判型 A5判(ワイド版) ISBN 978-4-336-07902-2
ページ数 176 頁 Cコード 0079
定価 2,640円 (本体価格2,400円)

- シリーズ: 神球 (シンキュウ)
- 戦争記念碑を手掛けるロシアの彫刻家とアメリカの映画監督が煉獄で課せられたのは「完全なる球体=神球」を制作することだった――『銃座のウルナ』 で熱狂的な支持をえた伊図透による最新書き下ろし巨編。
【内容紹介】
戦争記念碑を手掛けるロシアの彫刻家とアメリカの映画監督が煉獄で課せられたのは「真球」を制作することだった──『銃座のウルナ』 で熱狂的な支持を得た伊図透による最新書き下ろし巨編、ついに始動!
❖推薦の言葉──沼野充義(ロシア文学者)
20世紀のソ連は、途方もない理想の実現を夢見る実験国家だった。その見果てぬ夢が砕け散った現代ロシアで、伊図透の物語は始まる。抽象芸術の可能性に惹かれながらも、国家による巨大モニュメント建造の注文に応じ、具象の世界に甘んじて生きる主人公の彫刻家は、ある日突然現実を離れ、天国と地獄の間のような不思議な空間に導かれ、完全な球体を作るという課題を与えられる。
彼は現実にはありえない形態(フォルム)の創造を通じて、人間が人間であることを超えられるのだろうか。理想と現実、芸術と政治、抽象と具象の間の亀裂に苦しめられてきた主人公の新たな探求はどこに向かうのか? 彼を待っている思いがけない出会いとは? 東西両世界それぞれのユートピア的願望が絡み合い、物語はさらに壮大なスケールでの展開を約束している。はたして主人公は彷徨の末に神を見るのだろうか? まだ誰も読んだことのない、21世紀の『神曲』がここに幕を開ける。
❖『神曲』全4巻 2026年11月より隔月刊
第1巻「ソヴィエト残響」
第2巻「アメリカの音」
第3巻「20世紀の上腕」
第4巻「ダンシング・イン・ザ・ダーク」
ブックデザイン:松田行正+山内雅貴
【著者紹介】
伊図透 (イズトオル)
東京都出身。2008年『ミツバチのキス』で漫画家活動を開始。以降『おんさのひびき』『エイス』『銃座のウルナ』『辺境で』『分光器』『オール・ザ・マーブルズ』等の作品を発表する。