ボウキャクジュツ

忘却術

The Art for Oblivion  

川野芽生 短歌
菅野まり子 画

発売日 2026/06/25

判型 A4変型判   ISBN 978-4-336-07868-1

ページ数 48 頁   Cコード 0092

定価 3,300円 (本体価格3,000円)

【内容紹介】

川野芽生と菅野まり子による幻想歌絵本。

私たちの痛みや傷、そしてこの現実を、棄て去り、打ち消し、取り除くための術、忘れ去りたい記憶を滅するための技を〈忘却術〉と呼ぶ。

本書は〈言獣使い〉と〈像使い〉が織りなすアイロニカルなフィクションの創出、あるいはエクスヴォートである。

“忘却は記憶に捧ぐる黄金の冠、そして奈落へ墜とせ”

装丁:岡本洋平(岡本デザイン室)

【著者紹介】

川野芽生 (カワノメグミ)

小説家・歌人・比較文学者。東京大学大学院総合文化研究科単位取得満期退学。2018年に連作「Lilith」で第29回歌壇賞受賞。第一歌集『Lilith』(書肆侃侃房)で第65回現代歌人協会賞受賞。第二歌集『星の嵌め殺し』(河出書房新社)にて第2回定家賞受賞。短編集『無垢なる花たちのためのユートピア』(東京創元社)、小説『奇病庭園』(文藝春秋)、『Blue』(集英社)、エッセイ集『かわいいピンクの竜になる』(左右社)、エッセイ集『AはアセクシュアルのA 「恋愛」から遠く離れて』(リトルモア)など。

菅野まり子 (スガノマリコ)

多摩美術大学大学院美術研究科修士課程修了。2001年度文化庁派遣芸術家在外研修員としてドイツに1年間滞在。現在は東京を中心に作品を発表している。描画されたモチーフと漆黒の顔料を使った背景によって、何時とも何処ともいえない情景を描き、時代に滅ぼされることなく残存した古今東西のイメージ群が、風のように去来し現在と出会する、神秘的な場面を描き続ける。