ホネノキオクジョンルーリーカイソウロク
骨の記憶 ジョン・ルーリー回想録
ジョン・ルーリー 著
齊藤弘平 訳
発売日 2026/03
判型 四六変型判 ISBN 978-4-336-07809-4
ページ数 712 頁 Cコード 0073
定価 5,280円 (本体価格4,800円)

【内容紹介】
「あの頃のオレたちは自信満々だった。疑いなんてこれっぽっちもなかった。オレたちは活力が漲っていて、賢くて、元気いっぱいで、自信もあれば自己中心的でもあって、そして目も当てられないほどに純粋だった。」(本文より)
“フェイク・ジャズ”バンド、ラウンジ・リザーズを率いて音楽シーンに現れ、『ストレンジャー・ザン・パラダイス』などの俳優として世界的にブレイク、80年代ニューヨーク文化のヒップスターとなった男、ジョン・ルーリー。その成功と挫折、純真と狂気を描き、荒々しくも普遍的な美しさを湛えた回想録。
パンク/ノーウェイヴの勃興するNYCに集まった万華鏡のような人々の姿が、芸術の創造性の火花が、むきだしの魅力を伴って現れる。
【本書に登場する人物(一部)】
ジャン=ミシェル・バスキア アンディ・ウォーホル ジム・ジャームッシュ トム・ウェイツ ヴィム・ヴェンダース ヴェルナー・ヘルツォーク デヴィッド・バーン ポール・オースター アート・リンゼイ マーク・リボー オーネット・コールマン マーティン・スコセッシ ウィレム・デフォー デボラ・ハリー ラメルジー ロバート・フリップ マドンナ ジャック・スミス クラウス・ノミ カズ・マキノ
【宇多丸さん(RYMESTER)推薦!】
登場するメンツの豪華さ、裏文化史としての興味深さもさることながら、狂騒の只中で己の筋を通すべく苦闘を続ける、ジョン・ルーリー自身の気骨に、何しろ感服した。単なる「時代の寵児」じゃなかった!
【海外書評(一部)】
「こんなに妙ちきりんな挫折と成功体験は、ほかの人間じゃまずありえねぇ。
このすべてに意味を見出したいと願うルーリーの姿に、俺は完全に目を奪われた。
80年代はじめのNYのアートと音楽シーンを覆っていた、あの気取った高級ヅラを、あいつは拳でぶち抜いていくんだ。イェーーー!」
――フリー(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)
「これは本棚にきれいに収まるための本ではない。あなたのソファーに突っ込んでくる本なのだ。」
――DBCピエール(ブッカー賞受賞作家)
「ジョン・ルーリー、神のお告げ。」
――アンソニー・ボーディン(シェフ、作家)
「例えるなら、ホールデン・コールフィールドが成長して、音楽のなかで自分の声を見つけたとしたら。そんな感じかな。」
――ジョン・ルーリー(「クリーブランド・レビュー・オブ・ブックス」インタビュー、2021年8月14日)
装画:ジョン・ルーリー
装丁:仁木順平
【著者紹介】
ジョン・ルーリー
ミュージシャン、画家、俳優、監督、プロデューサー。1978年にザ・ラウンジ・リザーズを結成し、以来多数のアルバム(映画サウンドトラック、ジョン・ルーリー・ナショナル・オーケストラやマーヴィン・ポンティアック名義を含む)をリリースする。映画出演、テレビ・映画音楽の作曲・演奏、世界各地での絵画展示、テレビシリーズ『Fishing with John』のプロデュース・監督・主演を務める。最新シリーズPainting with John』は、2021年に米HBOで放送開始された。
齊藤弘平 (サイトウコウヘイ)
青山学院大学文学部英米文学科准教授。博士(文学)。専門は19世紀から21世紀アメリカにおける文学と隣接諸科学(心理学、医学、経済学など)の関係、およびアメリカ文化。アメリカ映画、音楽に関する論文としては「Mystery Train to Your Skull—催眠とループ、ジム・ジャームッシュとアメリカ音楽」(「ユリイカ」2017年9月臨時増刊号)などがある。