オシカワシュンロウユウレイショウセツシュウ

押川春浪幽霊小説集

押川春浪 著

発売日 2023/01/24

判型 四六判   ISBN 978-4-336-07440-9

ページ数 352 頁   Cコード 0093

定価 2,640円 (本体価格2,400円)

【内容紹介】

明治時代に冒険小説というジャンルの先駆者として活躍し、日本SFの祖とされた押川春浪の作品から、とくに幽霊を題材にした「万国幽霊怪話」「幽霊旅館」「黄金の腕輪」「南極の怪事」「幽霊小家」の5篇を収録。当時の読者が夢中で読み耽った、西洋趣味と怪奇趣味がふんだんに散りばめられたキッチュな味わいを楽しむ。巻末に押川春浪関係年譜を付す。

【著者紹介】

押川春浪 (オシカワシュンロウ)

1876年(明治9)愛媛県松山生まれ。本名方存。日本キリスト教界の元老押川方義の長男。東京専門学校(早稲田大学の前身)在学中の1900年(明治33)、冒険科学小説『海底軍艦』(文武堂)を発表。多くの作品を残し、日本SFの祖と称される。また、雑誌『冒険世界』や『武侠世界』の主筆を務め、後進の作家や画家の育成に尽力。スポーツ社交団体「天狗倶楽部」を結成するなど、スポーツ振興活動も行った。過度の飲酒により、1914年(大正3)死去。