シェイクスピアトノタイワ

シェイクスピアとの対話

狩野良規 著

発売日 2022/03/20

判型 四六判   ISBN 978-4-336-07321-1

ページ数 442 頁   Cコード 0098

定価 2,970円 (本体価格2,700円)

【内容紹介】

シェイクスピア劇の“肝”はここだよね!シェイクスピアの面白さをひたすら自問自答した、詩人との対話集。戯曲論、劇評、映画評などさまざまな切り口で沙翁の本質に迫る、トンガッたプロモーション・ブック。

◆そう、シェイクスピア劇にも、唯一の読み方なんて存在しない。入門書に書いてあるほど解決済みの事柄は多くない。けれども、学べば学ぶほど答えがわからなくなる迷宮に遊んでみるのも一興ではないか。その迷宮に一歩足を踏み込んで、自分はここがこういう風に面白いと思うと、絶えず自分の読み方を表明してみることが肝要。そこから、奥の深い、多種多様な魅力のある、動的な芝居たるシェイクスピア演劇との対話が始まるはずである。――本書より

【著者紹介】

狩野良規 (カノウヨシキ)

1956年東京都生まれ。東京外国語大学外国語学研究科修士課程修了。東京都立大学人文学部(史学専攻)卒業。オックスフォード大学留学(1991―92年)。現在、青山学院大学国際政治経済学部教授。専攻、イギリスおよびヨーロッパ文学・演劇学・映像論。
主な著書に、『シェイクスピア・オン・スクリーン』(三修社)、『スクリーンの中に英国が見える』、『ヨーロッパを知る50の映画』正・続、『現代を知るための文学20』、『ポジティブシンキングにならないために』、『シェイクスピアとの対話』(以上、国書刊行会)、『えみゅーる――狩野良規自選エッセイ集』(シーズ・プランニング)などがある。