アラブニジサツ、イジメ、ロウゴフアンハナイ

アラブに自殺、イジメ、老後不安はない

ムスリムにならう幸福の見つけ方  

ハムダなおこ 著

発売日 2021/05/21

判型 四六判   ISBN 978-4-336-07183-5

ページ数 320 頁   Cコード 0095

定価 2,420円 (本体価格2,200円)

【内容紹介】

イジメ、自殺、過労死、引きこもり、身体が溶けた孤独死・・・・・・そんな話を聞こうものなら「世界にあるわけない!」と怒り出す、あるいは笑い出すのがアラブ人。21世紀になってもあらゆる困難を抱え続ける中東イスラーム世界で、日本人を死ぬほど苦しめ苛んでいる問題が、実は一つもないなんて本当なの? ムスリムの信じる神や世界観は人々に何を与え、何を代わりに取り上げてきたのだろう。一方、日本人が繁栄と自由を得て、同時に失ったものはなんだろう? コロナが別世界を運んできたように、21世紀の私たちはもはや同じ価値観では生き続けられない。日本は歴史上、他社会から学びとり糧とするのが得意だった。日本社会を蝕む諸問題の解決へのヒントが、遠い中東に散りばめられている!

【著者紹介】

ハムダなおこ (ハムダナオコ)

日本UAE文化センター代表、エッセイスト。1989年、早稲田大学文学部文芸科卒。1990年にUAE男性と国際結婚しUAEに移住。3男2女をもうける。2005~09年、アラブ・イスラームの生活について勉強会を主宰。その後、日本人に向けて講演・エッセイなどでUAE社会を紹介し続ける。2008年、日本UAE 文化センターを創設。日本文化をUAE地域社会に、UAE文化を日本社会に伝える活動を続けている。
著書に『アラブからこんにちは』(国書刊行会、2013年)、『アラブからのメッセージ』(潮出版社、2015年)、『ようこぞアラブへ』(国書刊行会、2016年)、『アラブに自殺、イジメ、老後不安はないーームスリムにならう幸福の見つけ方 』(国書刊行会、2021年)など。訳書に『シャヒード、100の命』(インパクト出版会、2003年)。
2012年、第8回「文芸思潮」エッセイ賞受賞。2015年、第3 回「潮」アジア・太平洋ノンフィクション賞受賞。