スペイン トシノシガク

スペイン 都市の詩学

小阪知弘 著

発売日 2020/12/17

判型 A5判   ISBN 978-4-336-07066-1

ページ数 388 頁   Cコード 0090

定価 4,180円 (本体価格3,800円)

【内容紹介】

中世の町並みが息づく諸都市と、近代的な高層ビルが林立する大都市、大聖堂(カテドラル)や教会が点在する聖なる空間と、市庁舎や市場、オフィスの並ぶ俗世の空間、旧市街と新市街――場所が変わるたび、その姿を万華鏡のごとく変えていく一篇の詩、スペイン。〈遊歩者〉の視点から「歩行する身体」を介して「テクストとしての都市」を読み解いていく、スペインを巡る心の旅。

◆本書で取り上げる主な都市
首都 マドリード
霊廟都市 エル・エスコリアル
大学都市 アルカラ・デ・エナーレス
音響都市 アランフエス
芸術都市 バルセロナ
城壁都市 アビラ
大学都市 サラマンカ
要塞都市 ブルゴス
旧王国都市 レオン
古都 バリャドリード
ロマネスク都市 ソリア
ローマ都市 セゴビア
回教都市 コルドバ
驚異都市 セビーリャ
栄華都市 グラナダ
天空都市 ロンダ
海洋都市 カディス
巡礼都市 サンティアゴ・デ・コンポステーラ
地中海都市 バレンシア
祝祭都市 パンプローナ

【著者紹介】

小阪知弘 (コサカトモヒロ)

1976年兵庫県生まれ。関西外国語大学外国語学部スペイン語学科卒業。スペイン政府給費生として、スペイン国立サラマンカ大学大学院博士課程に入学。スペイン国立サラマンカ大学大学院博士課程修了。スペイン国立サラマンカ大学文学博士(Doctor en filología hispánica por la Universidad de Salamanca)。現在、南山大学准教授。専攻、現代スペイン演劇、スペイン映画、比較文学。
著書に、『ガルシア・ロルカと三島由紀夫 二十世紀 二つの伝説』(国書刊行会、2013年)、『村上春樹とスペイン』(国書刊行会、2017年)、訳書に、『現代スペイン演劇選集Ⅲ』(カモミール社、2016年、共訳)などがある。